あらすじ

悪党+善人の、お節介加速!! 店子皆が裏稼業を持つ「善人長屋」。中でも色男と評判の浪人、代書屋・新九郎がお縄になった!? 長屋の店子が一丸となり、救出のため協力するが、店子唯一の真っ当な善人、魚屋・忠四郎が、予想外の大活躍!? ほか、忠四郎の持ち込むお節介も続々! 目が離せない、江戸長屋コメディー第2集!
善人長屋(1)
ここの店子は悪党揃い!? 江戸の町中に、店子も差配も皆善人と評判の、人呼んで「善人長屋」ここにあり。しかし本当は、店子が皆、裏の稼業を持つ悪人揃い……!? ある時、手違いや勘違いから正真正銘の善人が越してきたからさあ大変!! 笑いも人情もとびっきり!! 『どうらく息子』『夏子の酒』を描ききった名手・尾瀬あきらが挑む珠玉の江戸粋物語!!
善人長屋(2)
悪党+善人の、お節介加速!! 店子皆が裏稼業を持つ「善人長屋」。中でも色男と評判の浪人、代書屋・新九郎がお縄になった!? 長屋の店子が一丸となり、救出のため協力するが、店子唯一の真っ当な善人、魚屋・忠四郎が、予想外の大活躍!? ほか、忠四郎の持ち込むお節介も続々! 目が離せない、江戸長屋コメディー第2集!
善人長屋(3)
親子とは… 家族とは… お節介の真っ向勝負! 長屋に響き渡る 赤子の泣き声……!? いの一番に飛びついたのは、店子唯一、表も裏も善人の魚屋・忠四郎!! 自身も捨て子の生い立ちを持つがゆえ、全力で親探しに乗り出すが…… 「親」と「子」の縁を探るうち、忠四郎、自分の家族を夢想する!! その果てに待つ者は……!?
善人長屋(4)
今の世に足りない「お節介」満載!! 善人長屋の店子、安太郎の裏稼業は巾着切り(掏摸)。恋女房に先立たれてからは、独り身を通しているが、それを見つめるひとりの少女が―― 安太郎に因縁のある様子の少女がある願いのために起こす行動が、長屋を窮地に落とし込む! 正真正銘の善人・忠四郎をも巻き込んで、長屋総出の大立ち回りが始まった! ほか、実家に寄りつかない、おぬいの姉救出劇など、絶妙な店子たちの活躍が光る!
善人長屋(5)
善人長屋の大一番、堂々の大団円!! またも忠四郎が行き倒れを拾って来た。しかも、今回は深刻な病状―― 懸命の介抱もむなしく、男は息を引き取るが…… その後、長屋最大の危機発生!!
奈津の蔵

奈津の蔵

昭和3年、18歳の若さで蔵元・佐伯酒造に嫁いだ奈津。義兄の遺児である菊江との難しい関係や厳しい蔵のしきたりに苦悩する。そんな中、奈津は酒造作りに興味を持ち始め――…。
夏子の酒

夏子の酒

お日様みたいなお酒――。太陽の光がプリズムを通すと七色に輝くように、酒の透みきった無色の液体の中には、きめ細かなたくさんの味がひそみ、息づいている。そんな日本一の酒を造り出すことを目標としていた兄・康男の言葉が、夏子の心を占めてはなさない。だが今、夏子は、コピーライターとして大きな仕事にかかわりだしたばかり…。「酒」をめぐる情熱と夢。大いなる夢をめざす夏子たちの辛口人間ドラマ。
蔵人

蔵人

島根県の出雲空港に、ひとりの日系米国人の青年が降り立った。彼の名はクロード・バターメイカー。自分のルーツである、曾祖父の酒蔵を探し求めてやって来たのだ。松江で実家の居酒屋「あやか」を手伝っている小野寺せつは、英語が大の苦手なのに、何の因果か彼を出迎えることになり…!?
どうらく息子

どうらく息子

『夏子の酒』『蔵人-クロード-』など、日本酒を扱った漫画作品を描き続けた尾瀬あきらが、新境地にチャレンジした意欲作です。「寿限無」など子供でもおなじみの楽しい噺から、「子別れ」「文七元結(ぶんしちもっとい)」など人情噺も落語を知っていても、知らなくても楽しめる内容となっています。この作品の生命線・落語の監修についているのは、落語愛好家にはもうおなじみ、柳家三三師匠です。当代きっての名人・柳家小三治師匠の弟子として修業を積み真打となり、落語界トップクラスの評価をされている実力者です。落語家の世界では30歳代はまだまだ若手なのですが、柳家三三師匠は人気・実力ともに「今おもしろい落語家」としてもっとも注目を集めている次代のホープです。落語って何?古臭い江戸時代の話でしょ?という方でも落語の世界に引き込むコミックです。もちろん落語好きの方も、数十人の現役噺家から取材した修業逸話が随所にちりばめられているから楽しめます。「平成の落語ブーム」として注目度抜群の落語の世界を『どうらく息子』から覗いてみてください。
ぼくの村の話

ぼくの村の話

「ぼくの村」、それはどこにでもあった日本の村のひとつだった――。1966年6月、少年たちは暗闇のなかで、青白く輝く馬が飛ぶように駆ける姿を見た。その日は、彼らの村がつぶされる決定が下された日でもあったのだった……。新しい空港を建設するため、20年かけて開墾してきた自らの土地を、突然奪われることになった農民たち。彼らの長きにわたる戦いが、今、幕を開けた!!「成田闘争」を題材としたフィクション第1弾!!
みのり伝説

みのり伝説

弱小出版社を辞めてフリーライターになったみのり。ところが仕事もないし、お金もない、おまけにアパートまで追い出されるはめになってしまう。そこに、みのりが結婚すると勘違いした母フサから婚礼家具が届く…。大作家を夢見てひたすら頑張るライター、杉苗みのりの奮闘記!!
光の島

光の島

照屋光、6歳。小学校入学を間近に控えたある日、東京に住む照屋一家を、伯父の洋平が訪ねてきた。洋平の住む沖繩の唄美島では、ただひとりの小学生が転校することになり、島民たちは廃校=廃村かと危ぶんでいるという。小学校を存続させて島を守るため、光を島へ連れていきたいと頼む洋平だが…。