あらすじ

ハタ目から見りゃあ到底勝ち目のない勝負。たとえば、ナリタブライアンVS未勝利馬。その未勝利馬に勝たせて儲けるのが、小菊一家のシノギです。
賭けゴロ(1)

私、六本木小菊一家代貸、恩部谷健と申します。もっぱら賭屋でシノイでおります。組長と私、たったふたりの吹けば飛ぶよな極道稼業。でもね、お客さん、なめちゃあ、いけません。賭屋が集金できなけりゃ、死んだも同然ッスからね……。

賭けゴロ(2)

ハタ目から見りゃあ到底勝ち目のない勝負。たとえば、ナリタブライアンVS未勝利馬。その未勝利馬に勝たせて儲けるのが、小菊一家のシノギです。

賭けゴロ(3)

一見、箸にも棒にもかからねえようなヤツら。でも、ヤツらは一度も本気になったことがねえ。本気になることができさえすりゃあそう捨てたモンじゃねえンだぜ…………。

賭けゴロ(4)

まわりはすべて敵だらけ……。だが自分を見失わなければ必ず勝機があるはずだ!!

賭けゴロ(5)

幼い息子・剛のために……新たなる人生のために……天才ゴルファー・東海次郎が運命の18番ホールへと向かう!!

賭けゴロ(6)

命をはった木剣勝負、もう後戻りはできねえ……木築さん、あんたを絶対に勝たせてみせる!!

賭けゴロ(7)

人をだますヤツは人にだまされる天道京也……地獄見せてやるぜ!

賭けゴロ(8)

勝負は運が六分仕掛けが四分だ……さて、どう転ぶか?

賭けゴロ(9)

20年以上もの間、源頼朝の埋蔵金を掘り続けてきた男、黄金丸亀吉。その執念は実るか!?

賭けゴロ(10)

東京ジャガーズのかつてのエース投手・針尾哲也……八百長に手を染め、すっかり地に堕ちたその男の背後にはまたもや極童会の影が……!?

賭けゴロ(11)

八百長まみれのプロ野球選手と極童会にしゃぶりつくされたソープ嬢。彼らの運命はいかに!?

賭けゴロ(12)

ひとりの新人歌手をめぐり宿敵・極童会の企業舎弟である実日プロモーションと対決する小菊一家。勝負の鍵は15年前のある出来事に隠されていた!?

賭けゴロ(13)

手本引き……博奕の終着駅とも麻薬とも言われる、この究極の心理ゲームをめぐり恩部谷健と天才胴師・結城勝秋が激烈な死闘をくりひろげる!緊迫感あふれる手本引き勝負編!!

賭けゴロ(14)

貧しさから抜け出すため東京にやってきた不法就労の外国人たち……そんな彼らの弱味につけこみ甘い汁を吸う男・陳砲源。恩部谷健が黙っちゃいねえ!!

賭けゴロ(15)

勝てば8億、負ければ解散…………!?小菊一家の代紋を賭けたボウリング勝負!すべての運命は、その一球に託された!!

賭けゴロ(16)

“極道”は仕事じゃねぇ………それは生き方のことだ!!俺たちはこの生き方しか知らない。だから死ぬまで極道だ!!

賭けゴロ(17)

下請けと元請けという立場を利用してリベートを搾取し続けてきた男に対し町工場のオッサンが最後に見せた意地!手に汗にぎる麻雀勝負編――――!!

賭けゴロ(18)

その昔、競艇場のオッズを変えてしまうとまで言われた伝説の予想師・龍尾重造……。20年の沈黙を破って、彼が競艇場に復帰した理由とは!?コーチ屋、極道、ノミ屋の思惑が交錯する競艇勝負編!

賭けゴロ(19)

賭屋の看板かかげた以上勝ち続けることにしか己の価値は問われない。だから俺たちは自分たちを“勝負師”とはいわない。俺たちは“勝ち師”なんだ!六本木賭屋物語、ここに完結!