あらすじ

まんがが描けなくなったまんが家、長暇貧治と新宿でフーテン生活を送る若者達との交流を描く。昭和30年代の春から夏にかけて、東大中退のインテリフーテン、貧乏ジャズマン、家出人の会社社長など、様々な人達と新宿へ繰り出して行き、そこで起った出来事を通じて、人生の悲哀を描き、人間の生き方について鋭く問いかける。
フーテン 1巻
まんがが描けなくなったまんが家、長暇貧治と新宿でフーテン生活を送る若者達との交流を描く。昭和30年代の春から夏にかけて、東大中退のインテリフーテン、貧乏ジャズマン、家出人の会社社長など、様々な人達と新宿へ繰り出して行き、そこで起った出来事を通じて、人生の悲哀を描き、人間の生き方について鋭く問いかける。
フーテン 2巻
自ら新宿でフーテン生活を送った経験を持っている、永島慎二が描くフーテン達の人間模様。春から始まった物語も秋を迎え、終幕へと向かう。フーテン生活を送っている若者達にスポットライトを当てて、彼らの苦悩と喜びを描き切る。
フーテン

フーテン

昭和30年代の新宿。仕事もなく金もない自らを「フーテン」と称して、その日その日を凌ぐ人たちが日本中から集っていた。漫画が描けない漫画家「ダンさん」こと長暇貧治はそんな連中の顔役で……様々な人間模様を織りまとめて描く、永島慎二の私小説風傑作シリーズ!
首

「ある瞬間の、ある人間を、自然の心でとらまえて描きつづっていく…(略)…そこから生まれる作品群は、一篇の詠嘆詩であるだろう」(あとがきより) 永島慎二の中期傑作劇画短篇集。珍しいセルフカバー作品の「殺人者たち」を収録。