暗天街螺旋想記

暗天街螺旋想記

「終わりゆくこの街を救うには貴方の心臓(こころ)が要るのです」暗天街――人間と妖が共存する閉ざされた島。孤島であり、ひとつの町。外界との交信も途絶え、謎に包まれたこの街の真実を突き止めようと情報屋のジェン・サンベルンは双子の妹・ニアとリアを残して旅に出た。しかし―――暗天街の謎と真実を探るうちに、触れてはいけない存在「人間問屋」に辿り着いたジェンは、]街のあちこちで見かける、同じ容姿をした<郵便屋>の姿に変えられてしまった!大切なものを取り戻すため、ジェンは再び試練に立ち向かう――。街の真実がついに解き明かされるシリーズ完結巻!奇天烈画家・壺也が幻想的かつ退廃的な香りが漂う絵で魅了するコミック&イラスト集!<暗天街基本情報>◆暗天街(あんてんがい)……物語の舞台である孤島。人間と妖が共存する混沌とした街。◆妖(あやかし)……実体はないが存在する負の念の塊のようなもの。人に取り憑くことで人から気を吸い、活動する。◆妖憑き(あやかしつき)……妖に取り憑かれた人間のこと。◆情報屋……代々サンベルン家により、この街の出来事を記録する役目を担っている。◆丹頂天使……哀れな一生を遂げた者を楽園へと連れてゆく天使。妖の一種ではないかと考えられている。
暗天街綺想夜曲

暗天街綺想夜曲

この街に微かな光を照らすのは“天使”か“悪魔”か――!?「暗天街幻想奇録」から二年半、渾身の筆致で誘う暗天街のさらに深い闇!暗天街――人間と妖が共存する閉ざされた島。孤島であり、ひとつの町。遥か昔、世界には陰の気である妖(あやかし)が溢れた。当時の祈祷師はこの島にすべての妖を封印し、結界を張った。そして世界は平和となる。妖とともに閉じ込められたこの街を除いては……。外界との交信も途絶え妖の巣窟と成り果てた街は法も秩序も整っていない貧困な地域も珍しくない。その地域には“身売り”と呼ばれる子供たちが存在していた。身寄りも行き場もなく、運に見放された子供たちが“教会”と呼ばれる場所に引き渡されたり、売られたりしてくるのだ。そんな少年少女たちには、命が尽きる寸前に頭に赤い光の輪が現れるという。それは、深淵を灯す希望の光なのか――!?「暗天街幻想奇録」の衝撃から二年半、生命の終焉、復活、輪廻を描いたシリーズ第2作。それは、優しくも悲しいセレナーデ(夜曲)。
暗天街幻想奇録

暗天街幻想奇録

人間と妖(あやかし)が共存する閉ざされた島・暗天街の真実を記録する若き情報屋の運命とは――ここは人間と妖が共存する街―――暗天街。孤島であり、ひとつの街。外界との交信も途絶え、妖の巣窟となり果てた街は法も秩序もなく、スラム地域も珍しくない。そんな閉ざされた街ではあるが、人々は強く朗らかに日々を過ごしている。ただ、この街には謎に包まれたことと、知ってはいけないことで溢れている。知りたいと思っていても、真相へは辿り着けなかったり、辿り着いたとしても、代償がつきまとう。「街は何かを隠している」そう感じた若き情報屋が、その責務として真実を記録しようとする中で聞いたのは「この街には“人間問屋”が在ると云う」という噂だった。果たしてその真相は? そして情報屋の運命は? 期待の俊英が圧倒的画力で魅了するオールカラーのコミック&イラスト集。美麗イラストと描き下ろし漫画54ページで構成! 【内容紹介】第一章……郵便屋 第二章……鴉屋と鳩屋 第三章……殺し屋煙管 第四章……彩蟲師 第五章……踊り子と筆屋 第六章……人と妖少憩………ニアの近況報告 第七章……人間問屋 ※各章にミニコラム付きまるで自分も其処に住んでいると錯覚するほどのディテールまで描かれた「暗天街」。独特の世界観に浸りながら、退廃的な街での時間をお楽しみください!
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