みんな、ボドになった。

みんな、ボドになった。

この村では、二十四になる年に必ず参加しなければならない行事がある。それは奇妙な面をつけ、体中を墨と泥で汚して家々を回り、その家のケガレを一身に集めるボドという神に扮することから「ボド祭り」と呼ばれている。母親の懇願で、祭りに参加するために、私・帰村井(きむらい)沙織は、生まれ育った村に戻ってきた。この、裕福で美しくて、大嫌いな村に。
ミゾコサマ

ミゾコサマ

灼熱の暑さの中、17歳のオサムが迷い込んだのは、人けのない異様な村だった。唯一つながったのは、兄・ススムとの携帯メッセージのみ。夕暮れを知らせる音楽とともに、村は水の中に沈んでゆく!慌てて高台に逃げたオサムが見たのは、頭に紙袋をかぶって徘徊する不気味な人影だった。ここは、いったいどこ?僕はこの村から脱出できるのーー!?
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