あらすじ

ききへの気持ちを自覚したみちるは、今まで通りにペアで踊りたいという気持ちと、恋心の間で揺れ動いていた。そんな中、文化祭での「カドリール」二次試験では、きき・みちるペアとモナ・紫苑ペアで4人一組の演目を踊ることに。“踊り場”で4人の想いが交差していく──
踊り場にスカートが鳴る(1)【イラスト特典付】
桜ヶ森高校・社交ダンス部2年の春間ききは、「パートナー」(女役)として踊りたいと思いながら身長が高い自分に「合う役」である「リーダー」(男役)を続けていた。ある日、ききは幼馴染からペアの解消を告げられ、新しいパートナーを探すことに。…しかし、なかなか新しいペアは組めず、放課後に一人、憧れるパートナーのダンスを踊っていた。そんな彼女の姿を見た小柄で華奢な1年生・鳥羽見みちるは「私のパートナーになってください」と言って手をとり──
踊り場にスカートが鳴る(2)【イラスト特典付】
桜ヶ森高校・社交ダンス部の春間ききは、後輩の鳥羽見みちるとペアを組み、お互い「自分が望む姿で踊ろう」と約束を交わした。身長の高いパートナー(女役)のききと、小柄なリーダー(男役)のみちる。ペアとして踏み出したばかりの二人は市民大会に出場することになるが、当日のみちるは極度の緊張から体調を崩してしまう。一方、ききとペアを解消した合歓木紫苑は新しくペアを組んだ藤園モナに、「ききの邪魔になるから大会には出ない」と告げ──
踊り場にスカートが鳴る(3)【イラスト特典付】
目標の舞台「カドリール」へ新たな一歩を踏み出したききとみちるは、お互いの過去や心の内に少しずつ触れながら、ペアとしての絆を深めていた。一方紫苑は、ききへの想いに葛藤しながら、それでもダンスを続けたいとモナに伝える。夏合宿、そして「カドリール」の第一試験が近づく中で、みちるの想いにも変化が――
踊り場にスカートが鳴る(4)【イラスト特典付】
ききへの気持ちを自覚したみちるは、今まで通りにペアで踊りたいという気持ちと、恋心の間で揺れ動いていた。そんな中、文化祭での「カドリール」二次試験では、きき・みちるペアとモナ・紫苑ペアで4人一組の演目を踊ることに。“踊り場”で4人の想いが交差していく──
ひらりふたり、花の国 セット版

ひらりふたり、花の国 セット版

生まれつき頭花(トーカ)と呼ばれる花が頭部に咲く世界、トーカはひとりひとりのアイデンティティ、シンボルとして特別に大切にされてきた。一般家庭で大事に育てられ、年相応の悩みを持ち慎ましく不自由なく過ごしてきたのばら。大学4年、就職の最終面接を控えたのばらの身に、予想もできない不幸が襲いかかり…。順調だった生活は一転、先の見えないのばらに手を差し伸べたのは、ひとりの青年だった――。
読切 スミカの棲家

読切 スミカの棲家

とある田舎町の女子高生、スミカ。彼女は密かに「他人の家に上がり込む」ことをルーティーンにしていた。不法侵入と分かっていても止められない複雑な心理。その根底には、ミニマリストとして活躍する母親との確執があった。"家" と "そこに棲む人たち" が織りなす、極上のヒューマンドラマ。
ひらりふたり、花の国

ひらりふたり、花の国

生まれつき頭花(トーカ)と呼ばれる花が頭部に咲く世界、トーカはひとりひとりのアイデンティティ、シンボルとして特別に大切にされてきた。一般家庭で大事に育てられ、年相応の悩みを持ち慎ましく不自由なく過ごしてきたのばら。大学4年、就職の最終面接を控えたのばらの身に、予想もできない不幸が襲いかかり…。順調だった生活は一転、先の見えないのばらに手を差し伸べたのは、ひとりの青年だった――。