あらすじ

凍犬しらこは雪でできた巨大な犬。飼い主の太一だけが凍犬しらこの言葉を理解できる。世界が冬に覆われたスノードーム・アースの世界で、人々は必死に生きる希望を探していた。絶望の淵にさまよう者、家族の死から離れられない者。全面が雪と凍結の世界で、自由に動き回れるのは凍犬しらこと太一だけ!太一はついに自分の存在意義を見つけ出した。環境型SF旅行劇、青騎士連載作品!
凍犬しらこ 1
・物語の背景氷河期(スノーボールアース)を迎えた地球は、この世界的な災害から回復しつつある今。物語の舞台は日本最北端の地、北海道。・凍犬(とうけん)とは?主人公の太一が飼っている凍犬(とうけん)は雪でできた巨大な犬だ。名前は「しらこ」。少しならば人間の言葉を真似することができる。・物語について世界はこれから温暖化が進んでいく。春を待つ人々は喝采を挙げて春を待っていた。だが、暖かくなると凍犬(とうけん)は溶けてしまう。それはしらこにとっては死を意味する。「ペットよりも自分の幸せをつかみなさい」「凍犬(とうけん)は消えるのがさだめよ」「あきらめなさい、太一」希望を待つ、楽しげな周囲の人々に背中を向けて、太一はひとり、永遠に冬が続く土地「虹の根」へ旅に出た。
凍犬しらこ 2
凍犬しらこは雪でできた巨大な犬。飼い主の太一だけが凍犬しらこの言葉を理解できる。世界が冬に覆われたスノードーム・アースの世界で、人々は必死に生きる希望を探していた。絶望の淵にさまよう者、家族の死から離れられない者。全面が雪と凍結の世界で、自由に動き回れるのは凍犬しらこと太一だけ!太一はついに自分の存在意義を見つけ出した。環境型SF旅行劇、青騎士連載作品!
トンプソン【タテスク】

トンプソン【タテスク】

都市伝説<フォークロア>は実在する……。都市伝説が実体化した怪異「フォークロア」を捕獲する秘密結社「トンプソン」。しかし、「トンプソン」のエージェントのエマ&ユリアが所属するド田舎の支部は、今日も開店休業中で……!? 新感覚・都市伝説ホラー・アクション開幕!
百年と魔女

百年と魔女

舞台はUK、ロンドン・シティ。天才詐欺師・洋次は、ひょんなことから悪魔と魔女が幾千年繰り広げる争いの只中へと落ちてしまう。詐欺師と悪魔と魔女――悪党同士三つ巴の化かし合いと殺し合いが、いま始まる! 天才詐欺師が挑むハイスピード・ハンティング・アクション、一瞬たりとも目を離すな!!※ 電子版には雑誌掲載時のカラートビラを収録
青騎士

青騎士

新しい判型、新しい造本、新しい連載の数々! 『乙嫁語り』の森薫、『北北西に曇と往け』の入江亜季を中心に、広く漫画業界から豊かな才能たちが結集する。創造と革新のコミック・ブック、新創刊!<青騎士 第1号 ラインナップ>柴田康平 [夜な夜な夜な]こかむも [クロシオカレント]ムネヘロ [ムシ・コミュニケーター]鰤尾みちる [篠崎くんのメンテ事情]戸塚こだま [レシートキョンシー]伊田チヨ子 [ディジーレコード0014]森薫 [シャーリー・メディスン]有海とよこ [波間の子どもたち]甘酒縞 [マイ・フレーム・イズ・ビューティフル]まとり [玻璃の娘]毛塚了一郎 [音盤紀行 追想レコード]入江亜季 [北北西に曇と往け]高橋拡那 [紅椿]御茶漬海苔 [おんニャの一生]ハラヤス [凍犬しらこ]智田直 [ホテル・ライラック]渡邉嘘海 [あべこべの国のアリス]長谷川未来 [瀬をはやみ]梶谷志乃 [舐犢の愛]大槻一翔 [リナリア]ほか
トンプソン

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凍犬しらこ
でっかい犬に乗って滅びた北海道を大冒険 #1巻応援
凍犬しらこ ハラヤス 安原萌
兎来栄寿
兎来栄寿
人間より大きい犬に乗って、広大な世界を走り回って冒険の旅をしてみたいと思ったことはありませんか? これは、そんな夢を叶えてくれる作品です。 氷河期(スノウボールアース)が訪れた未来の北海道を舞台に、体が氷雪でできている「凍犬」のしらこと旅をする青年・太一が主人公。 世界は徐々に温暖化が進んで春が訪れようとしていますが、しかし人間の体温でも溶けてしまう凍犬は、春になると消えてしまう定めを背負った儚い存在。そんな凍犬のしらこを生かすために、太一は世界が暖かくなっても冷たいままの場所である虹の根を求めて旅をします。 設定から既に切なさが溢れ出ているのですが、それを吹き飛ばすくらいにしらこの犬としての動きが愛らしくてかわいいです。サイズは大きくても、行動は犬そのもの。ボールを投げてもらうのは大好きだし、人間に構ってもらうのも大好き。はぁ〜〜〜、わっしゃわしゃに撫で回したい。雪原の上で思い切りのしかかられたい。毛の中に埋もれて一緒にお昼寝したい。はぁ〜〜〜〜〜…………。おやつに氷柱を齧るのもかわいい。ただかわいいだけではなく、時にはとてもカッコ良いシーンも見せてくれるしらこにもうメロメロです。  作品としては、ポストアポカリプスを北海道でやるというのが面白いですね。地元の方や、北海道の地理に詳しい方なら、色々とニヤニヤしながら楽しめるのではないでしょうか。「あ、ここは残っているんだ」とか。『ゴールデンカムイ 』などとはまた違った楽しみがあります。 世界観的には当然なのですが、シリアスな描写のところはちょっと衝撃もあり、どうか最後のときまでしらこが元気なままでいて欲しいなぁと祈るばかりです。