さるまね

さるまね

天明三年。世では飢饉による食糧難のなかでも、主人公の可畏が住む山村では野生の動物を狩ることで他よりも幾分良い生活ができていた。しかし、ある日山で迷ったという男が村に来る。一向に目を合わせようとしないその男を訝しむ可畏だが、家族とともにもてなす。そしてその夜、村の外れではさらなる招かれざる獣が入り込んでいた...。
臨終の要塞

臨終の要塞

ある日突然、自分が85歳の老人になってしまったら? 身体は重く、視界は霞み、ただの階段は人を死に至らしめる「奈落」へと変わる。若者たちに降りかかった突然の不幸。彼らは85歳の老人に変わり果ててしまった。絶望の老人介護施設から、いかにして脱出できるのか? そして何故、彼らはこの施設に辿り着かなければならなかったのか? 老いと業(ごう)、絶望からの脱出劇が始まる――!
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