まみこ
1年以上前
惣右衛門の包丁
一膳飯屋の板前、宮村惣右衛門は、仮の姿。隠密、剣の達人である。 剣と包丁を対等に扱い、人を殺めるのも活かすのも刃、を会得している。 舞台は江戸末期、原作者も違いますが、結局は「蒼太の包丁」の変奏なんです。宮村惣右衛門は、江戸時代に転生した北丘蒼太なんでしょうね。 何かしら困っている人や迷っている人を、言葉は少なくとも、丁寧な仕事をした料理で柔らかく解放する、と言うのは食漫画の基本ですが、ここではそれが、かなり極まっています。 それに足して、江戸の人情噺と剣客噺が随所に挟まるので、まぁ、大体泣いちゃいますね…。 とはいえ、各エピソードの〆の言葉「江戸は本日も憂いなし」が表す通り、それを単純に楽しむのも良いでしょう。「漫画ゴラク」掲載作品ですしね。 …後、いつも思うのですが、戦国時代~江戸時代の料理人、「信長のシェフ」「銀平飯科帳」とか、なんでマヨネーズ作ろうとするんでしょうか?
隠密包丁~本日も憂いなし~
本庄敬
花形怜
5
わかる