まみこ
1年以上前
出発点にして到達点
とにかく、藤川よつ葉の作劇が良いです。 何かしら困っている人(もしかしたら自分自身)を、食と会話で解放する、と言うのは、食漫画の基本なのですが、ここから軸がブレない。全話そうです。一貫しているのです。 これ、「今日もカレーですか」「吉原プラトニック」「女優めし」と続く、すべて同じストーリーなんですね。 最終話の会話 「ごはんってさ…」 「豪華とかおいしいだけじゃない」 「誰とどこでどう食べるか」 「そんな全部で"おいしいごはん"なんだよね」 って、並の胆力で書けるセリフじゃないと思います。 最初話と、最終話が、同じカレー屋で繋がって輪舞曲になっているのも、綺麗な流れで、これまとめられるのは、ホント凄いと思いましたね。
夜のおねえさんは食べることばかり考えている
FURICO
藤川よつ葉
6
わかる