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人生のどん底って、こういうことなの? 30歳の誕生日。その日、珠子は恋人・文也の部屋のクローゼットの中で絶望を味わっていた。文也はいわゆるエリートで、会社でも将来の幹部と期待される自慢の彼氏。いつも穏やかで優しい。誕生日の今日は、彼からプロポーズされるかもと思っていた。なのに、珠子は偶然にも目の前で恋人の文也と職場の後輩・杏璃との浮気現場を覗くハメになるなんて…。その夜、珠子が文也に浮気現場を押さえたことを告げると、逆切れした文也に暴言を吐かれ、珠子の心は限界に。――もうダメ。ここにいたくない! 珠子はさまようように夜の新宿へ向かい、ひとりでバーで飲んでいるとみじめで涙が止まらない。そんな時だった。「綺麗な涙だなぁ~」と声をかけてきたのは飄々とした雰囲気のイケメン。周太と名乗る彼はつかみどころがなく、話もオモシロくて珠子は心を許してしまい、気がつけばふたりでホテルに入っていた。恋人とのエッチでもほとんど感じたことがないと告げる珠子を周太は優しく抱きよせ、今まで経験したことのないような高みに導いてくれた。でもまさか、エッチのあとで周太が「気に入ってくれたら俺と契約しない?」と言い出すなんて! 周太は月50万円で女性の望みをなんでも叶えてくれる契約彼氏だと言うのだが?
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「真澄がもっと欲しいんだもの」 休み時間、先生と保健室でキスしあう女の子。溢れる想いが抑えきれず、発情してきて…そんな彼女には人ならざるモノが生えていました。――信乃田家の次期当主・天寿さんも普段は高校に通う“ふつうの女の子”。そんな彼女にはヒミツがあって…先祖の妖力を強く引き継いだ、耳と尻尾のあるお狐さまなのです。そして人間の姿を維持するには1日1回、陰陽師である景清先生の力が必要で…ふたりが隠れて行っているのは、妖力を吸い取るためのキスでした! 「真澄と恋人のようなキスがしたい」 ふつうの女の子として恋愛がしたい天寿さん。片想い中の先生への秘めた気持ちは日に日に膨らんで、とうとう告白をしちゃいました! そんな彼女の身に突如、異変が現れて… 永久の想いと運命が紡ぐ学園ラブストーリー。天寿さんのヒミツの恋、無事叶えることができるのでしょうか。