大枠で言うと 「陰キャ主人公×陽キャヒロイン」が、共通の趣味で、クラスメイトとは内緒で交流するラブコメ的な話。 ラノベ原作だとこの手の構図(『弱キャラ友崎くん』など)増えたなと個人的に思うのですが、在りし日の青春時代の願望垂れ流しなストーリーが、イタくもあり、眩しくもあり読んでしまいます。 本作も、美人でクラスカーストの上位にいながら、B級映画好きという接点から交流がはじまり、陰キャの主人公と同じくゲームや漫画などのオタク趣味も理解があるというから意気投合しちゃう展開。 陽キャ特有の積極性でグイグイ主人公のパーソナルスペースに侵入してくる感じ、嫌いじゃないです。 『冬物語』のレビューでも記載しましたが、ウジウジした主人公(男)を引っ張ってくれたり、無条件に励ましたりしてくれるヒロイン像、昔から好きなんですよね。 いつだって自分の価値観だけで凝り固まった世界を広げてくれるのは、こういうヒロインの力で、こういう人に憧れてしまうんです。 またヒロインはクラスで2番目にかわいいというのも陰キャにはポイント高い。 1番だと恐れ多いから。 たとえ、フィクション、夢想、妄想、幻想でも、学校の1番目のヒロインと良い感じになるのは陰キャにはキツいんすよね。 この点も個人的には良かったポイントです。 今後もヒロインが複数出てきそうで、特にヒロインと親友でもある1番目も主人公のこと気にしだして、2番目との関係がどう展開されるか楽しみです。
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