野愛
1年以上前
いつか有害図書になったら素敵
こんなんあり得ないとは言い切れない絶妙なラインを突いてくるお話。 声の大きいもの順に相手してたらこういう世界になっちゃうだろうな、と他人事のように思いました。 どこからが正義でどこからが人間でどこからが侵害なのか考えるのなんて正直めんどくさい。 見える範囲のものだけ見て与えられた情報だけ信じて生きているのを否定できないので、わたしも実質PDバンドをつけているようなもんかもしれません。 とどのつまり「自分で考えなさい」「あなたが感じたようにしなさい」ということなんでしょうが、何も考えず何も感じないで生きるほうが楽な世界だよね的な皮肉も感じました。 いろいろ考えさせられました!ってとりあえず言って逃げたくなる短編集でした。面白かった。
えれほん
うめざわしゅん
6
わかる