sogor25
1年以上前
アクセサリー好きの女子校生・谷川瑠璃は、お店で見つけた水晶のネックレスを買うために母親に小遣いをせびるのですが、あっけなく断られてしまいます。 しかし、その時 母親が「昔、おじいちゃんが山菜採りに行った時によく水晶を拾って来ていた」という話をします。 その話を聞き、興味本位でその水晶が取れるという山に向かったるりでしたが、そこで鉱物学専攻の大学院生・荒砥凪と出会います。 この作品は凪との出会いにより鉱物採集の世界に足を踏み入れていく瑠璃の物語です 凪の方は大学院で鉱物学を専攻していることもあり、地質学の知識や鉱物の学術的な価値にも造詣が深い女性です。 一方の瑠璃は元々アクセサリーとしての宝石が好きだということもあり、鉱物の純粋な宝石としての価値のほうに興味があり、凪の説明そっちのけで鉱物採集に夢中になりがちです。 この2人が共に鉱物採集に行くようになる物語なのですが、凪が詳しく説明してくれるので鉱物の知識も得ることができ、その一方で瑠璃が鉱物採集に自ら積極的に動いていくので物語としてもテンポよく進んでいきます。 また、凪が所属する大学院の研究室の様子も描かれていて、もちろんデフォルメもあるでしょうが 鉱物学という理系的な学問の専門的な部分にも触れられる作品になっています 単行本の巻末には実際に鉱物採集ができるスポットの紹介もされているので、実際に鉱物採集をしてみたいという方の入り口としてもよい作品だと思います。 1巻まで読了