ポコニャン
1年以上前
天使のような顔をした男の愛と復讐の物語
タイトルと絵に惹かれて読んでみました。 ヒロインである紗羅の実の母親を、殺したいほど憎んでいる男・遥。 彼は天使のような美しい容姿を持っているけれど、自身の母親を殺したとされる人間を心から憎み、紗羅をもその復讐に利用しようとする、悪魔のような側面も見えてきます。 復讐を果たすため、そして紗羅を守るため、彼は自分の心に嘘を付きますが、紗羅から向けられる真っ直ぐな愛を受け、彼の心は揺れてしまいます。 過去の出来事やそれに関わる人間関係がけっこう複雑なんですが、一気に最後まで読んでしまいました。 最終的に遥と紗羅は結ばれますが、紗羅の親や蒼真くんの立場からすれば、間違っても祝福できないよなぁと思ってしまいますね… 全員報われるなんて都合のいいことはない。ある意味割り切っていて良いと思います。
天使は二度、嘘をつく
望月深冬
12
わかる