名無し
1年以上前
『決闘裁判』がテーマのマンガ
中世ヨーロッパに実在した制度「決闘裁判」がテーマのマンガ。まずそれが珍しい。 裁判で揉めた時に「神の名のもとに決闘を行う→神さまは正しい方に味方するはず→決闘で勝ったほうが正義」っていうめちゃくちゃな理屈だけど当時はガチで運用されていたもの。 このシステムを悪用するやつとか、代闘士っていう決闘を代行するクソ強い人間(今だったら麻雀の代打ちが近いのか?)も居るのが描かれて面白い。 決闘のシーンは迫力のある斬り合いで魔法みたいなファンタジーの要素はないんだけど、巡回裁判員のルーインズが連れてる狼のヴォルフが長ぐつをはいたネコみたいになって立ち上がって敵と戦ったりもして、マンガ的な脚色も丁度よくて楽しめる。 主人公のニコ・マイルズがルーインズと出会って各地で色んな決闘裁判に向き合ったり命狙われたりそれで戦ったり…「決闘裁判ってなんなんだよ!」みたいなのを問うのがメインの流れ。 あと、ニコの飼っている猫がブサイクでかわいい(この作者の猫はいつもこんな感じ)
決闘裁判
宮下裕樹
後藤一信
1
わかる