ギリシア神話 4巻
里中満智子
「自分の息子に殺される」という予言を授けられていたテバイの王・ライオスは、生まれたばかりの王子を殺せと配下に命じる。隣国の王の手によって運良く助けられた王子は、オイディプスと名付けられ、出生の秘密を知らぬまま成長していく。やがて定められた宿命に絡み取られるとも知らず……。「エディプスコンプレックス」の語源ともなった悲劇をはじめ、人と神の悲しみの神話が描かれる。
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