チ。―地球の運動について― 2巻
魚豊
私達はこの世界に絶望すべきなのか――? 地動説を生き延びさせるために、神童ラファウが「決断」を行ってから10年が経った。代闘士として殺人を繰り返す超ネガティブ思考の青年・オクジーは、同僚の超ポジティブ思考の男・グラスに「絶対の信頼がおける『希望』を見つけた」と告げられる。そしてグラスが取り出したのは、「火星」の観測記録だった―― あらかじめ絶望しておけばそれ以下の悲しみも苦しみもない。ならばこの世界に絶望しておくのが正解なんだろうか? いや、そんなことはない。まったく違う。その理由はこの漫画に描いてある。
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