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北斗夜永(ほくとよなが)は5歳になる年に、父親に連れられ「不動財閥」の屋敷を訪れる。そこに居たのは不動家の跡取りである麗しい一卵性双生児・綴(つづり)と語(かたり)だった。見目麗しい外見とは真逆の、気まぐれでサディスティックな双子の「お遊戯相手」として父親に売られて以来13年、夜永は両親の幸せのためと自らに言い聞かせながら寂しい想いを圧し殺して、彼らの「お遊戯」に翻弄されてきた。自分の人生を狂わせた双子への憎悪の念を密かに抱きながら――。だが、大学入学を機に3人暮らしを始めたことをきっかけに、夜永をめぐる綴と語の関係には次第に綻びが生じ始める。そんなある日、夜永の前に八神(やがみ)という男が現れて……。美しい狂気を孕んだ禁断の愛憎ストーリー、ここに開幕。
いじめられっ子だった幕之内一歩はひょんなことからボクシングに出会い、熱中していく。一歩は『強いってどういうことだろう?』という素朴な疑問を抱えながら、持ち前の頑張りで過酷な練習に耐え抜き、強くなっていく。数多の強敵との死闘を勝ち抜き、国内屈指のハードパンチを持つ日本王者となった一歩。その次なる目標は遥かなる世界王者への道! 限りなく熱く純粋な一歩のさらなる挑戦が始まった!! WBA世界第1位ウォーリーVS.王者リカルド、世紀の一戦が始まる。ゴングが鳴るや否やリカルドに一目散に突進するウォーリーはトリッキーにリングを走り回る。奇行に次ぐ奇行のウォーリー、じっと観察に入ったかのように見えるリカルド。練習相手をすべて潰してしまったウォーリーの“危険なパンチ”の正体は? 誰もまったく予想のつかない驚愕のファイトの行方は!?