ある夏の終わり、長野の山荘で偶然見かけた赤くてきれいなタマゴタケ。その可愛いフォルムと鮮やかな色に魅せられた著者は印象的な出会いを経て、どんどんきのこの世界へと引き込まれていきます。その活動は阿寒湖や白神山地など、きのこの有名な生育場所を巡ったりきのこ勉強会や、キッタリアを食べるイベントに参加したりと活動的。赤くて魅惑的ながら猛毒のベニテングタケ ビビッドな青い色が美しいソライロタケ 白いレース状のマントをたなびかせるキヌガサタケ ひと晩でインクのように黒く溶けてなくなるササクレヒトヨタケ などなど、知れば知るほど不思議な生態や旨味たっぷりのおいしい味わいにもせまるきのこの魅力たっぷりの、オールカラー・コミックエッセイです。 ◆もくじ /プロローグ きのことの出会い/その1 阿寒湖で新井文彦さんに会う/その2 白神山地で雨に打たれてきのこ探し/その3 きのこの勉強会できのこの神秘を感じる/その4 きのこを探してあっちへこっちへ/その5 きのこ同好会のみなさんと富士山観察会へ/その6 食べるきのこ&きのこ鍋/その7 アミガサタケ狂想曲/その8 魅惑のベニテングタケ/その9 キッタリアを食べる濃厚な夜/その10 ついつい増えちゃうグッズたち/その11 はかないきのこの女王様/その12 光るきのこを求めて和歌山へ/エピローグ そしてきのこ道はつづく
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院内不倫の末、親子ほども年齢の離れた医師と再婚した伊沢マチ子にとってそれは人生の大逆転に思えたが、地獄のはじまりだった――。再婚してほどなくして、脳梗塞のため、半身麻痺と言語障害になった夫の介護をすることになったマチ子。自分の時間はおろか、息抜きすら許されない緊張感に満ちた日々は気づくと15年の月日がたっていた。わが身の老いと限界で精神的にも肉体的にもズタボロになったマチ子は寝ている夫に包丁を突き立ててしまう――2013年大阪で起きた実在事件をモチーフに老々介護の厳しい現実を見つめた衝撃の一作! ※この作品は『ストーリーな女たち ブラック Vol.12』に収録されています。重複購入にご注意ください。