狐の片思いからの結婚
これぞ漢の物語
成り上がり、いい女を抱く。 有りていにいうと、そんな話でなんとも清々しい。 奴隷剣士だった主人公が脱獄し、その先で出会った吸血鬼に男として色々学んだ後(剣技とか性技とか)彼女のために国をつくることを誓う。 諸国を旅しながら見聞を広めつつ、困っている人がいれば助け、それがいい女だったら迷わず抱く。 それが、未亡人だろうと、娼婦だろうと構わず抱く。 このわかりやすくて、てっとりばやい感じが最高なんす。 相手が、未亡人だろうが、娼婦だろうが、奴隷だろうが、貴族だろうが、主人公のもつ謎の懐の広さで、女性陣を魅了していく。 それだけでなく、ストーリーが進むと国家の内紛に巻き込まれ、自身の目指す国づくりの足がかりにしていく野心的な国盗り要素もあって、これもまた読み応えがあります。 ほどばしる野心と性欲。 まさに漢の物語といえる作品です。
「友達」を描いたマンガの中でもかなり好き #読切応援
※ネタバレを含むクチコミです。
こういう世界でも恋とかする #読切応援
※ネタバレを含むクチコミです。
授業"以外"の時間を描く青春オムニバス
1話目は真面目男子とちょい不良女子の、登校時間のちょっとした接点からちょっとだけ距離が縮まるほっこりキュンな短編でした。
おい最高かよ!!
最高~~!!池沢くんと江口さんエロ~~!!そして可愛い~~!!二人ともまとめてエロい目で見ました。この二人のSEXY BODYでご飯3杯余裕で食えますありがとうございます。 自分の中高時代を思い出してはにやけました。最高だな学生って…すぐ近くにそういう対象がいる…それもたくさん…十人十色よりどりみどり…HAPPY…。 下心しかないラブコメ、とってもいいと思います。作者のmmk先生、涼風会長の憂なる日々の作画担当さんなんですね…どうりで見た瞬間好きだ…と思ったわけだ…。これからも追っかけて行きたい作品。
素敵な大人がたくさん出てくる、大人の漫画
3巻まで読了。 表情、佇まい、言葉少なに話す台詞、表の顔と裏の顔を持つ人物たち。 それぞれのキャラクターが重ねてきた年齢分、豊富な経験値を活かして、スマートに事を運ぶ感じが心地よい。 現在に至るまでの経緯が徐々に明かされていく様子を見守るのもこのマンガを堪能する醍醐味かも?! 画も、素敵💓
異世界で小豆を煮て生きていく #1巻応援
和菓子、好きですか? 私はケーキなどの洋菓子も好きですが、和菓子には和菓子の魅力がありますよね。これを書いている今日も、どら焼きを食べました。あんこは体に良い成分がたっぷりなのも嬉しいところです。 本作は、和菓子職人となり将来は自分のお店を持つことを夢見ていた24歳の小百合の物語。彼女は、異世界にもうひとりの「聖女」と共にイレギュラーで同時召喚されてしまい、一生をそこで暮らしていくことに。公爵家のセリウス・ラティオールに助けられながら、新たな世界での新生活を始めていきます。 一般的な中世RPG風の世界観ですが、魔物の血によって汚染された地には作物ができず世界的に食糧難になっているというのが本作の特徴です。 そんな状況下で、小百合は厳しい祖父に受けた教えを胸に、家名に恥じないよう自分にできることをなしていこうとします。小百合が基本的に素直で優しくて努力家という好感度の高い主人公で、推せます。 「異世界×和菓子」と聞いたら「1話から和菓子を作って異世界の人が気に入り感動〜」的なストーリーを想像しそうですが、本作ではそのような事情もあり、まずは元の世界での和菓子の材料に相当するものを探すところから始めていきます。そうした、地に足がついている丁寧な作劇に魅力を感じます。 食うに困っている民衆が多くいる世界で、甘い和菓子を頬張って幸せを噛み締める子供や老婆の姿には心が温まります。美味しいものをお腹いっぱい食べられるというのは、当たり前ではなく感謝すべき大いなる幸福なんですよね。 そして、本作のもうひとつの軸が、小百合とセリウスの関係です。こちらも一足飛びで男女の仲になるわけではなく、セリウスが自分にとって異性と関係を築く上で致命的であると思っていたポイントが、小百合にだけは当てはまらず特別な存在であることが解っていくなど少しずつ段階を経ていきます。 柔らかで優しいコミュニケーションを通して徐々に仲が深まっていく様子が何とも言えず微笑ましく、応援したい気持ちにさせられます。 大きな物語としては、クセのあるもうひとりの「聖女」の動向やおまけ扱いであった小百合に秘められたものなどもあり、お話の引きとなっています。 カバー下もとてもかわいく、和菓子好きとしては応援したくなる作品です。
日常生活を描いた漫画なのに…
言葉で語り尽くせない程の、ギュッと心を鷲掴みにされる漫画。
流麗に描かれる楊貴妃と四神たち #1巻応援
夢枕獏さんによる戯曲「楊貴妃の晩餐」に叶松谷さんが器を作り天野喜孝さんがイラストを添えた豪華なコラボレーションを原案として、『きみを死なせないための物語』にも協力されていた中澤泉汰さんが精妙な絵でコミカライズを果たした作品です。 「あなたの四神はどこから?」 という話題が一時期流行っていましたが(私は『幽☆遊☆白書』です)、本作はやがて王の妃となり楊貴妃と呼ばれる楊玉環(ようぎょくかん)が朱雀・玄武・白虎・青龍の四頭の聖なる獣たちが人間となった姿と関係していく物語です。 何しろ世界三大美女である楊貴妃が主人公。となれば、マンガ化するにあたってはその美しさをヴィジュアルで表現する必要があります。その点で、中澤泉汰さんが見事に楊貴妃の美しさを絵で表現していることは単行本の表紙からも一目瞭然でしょう。着飾っている姿はもちろんですが、ひとりになって弛緩した瞬間の髪を結っている所作なども非常に艶やかで美しいです。 また、楊貴妃のみならず物語の主軸である四神が人へとなった姿もまた麗しく、複数人の美形男子と運命性を感じさせる関係を連ねていくのは少女マンガとしてとても強い部分です。 彼らがどんな人物となっているのかは読み進めていくと解りますが、歴史的には非常に著名な人物たちの競演となるので、ある種『Fate』シリーズ的な楽しみもあります。 幼くして本当の両親を喪ってしまった上に、自由意志を持てず命じられるがままで、常に男たちの欲望に晒される玉環の運命は過酷なものですが、それ故に引き立つものもあります。今を生きる人にも共感されるところは多分にあるのではないでしょうか。 戦後すぐに生まれ伝奇的な作品を得意とする夢枕獏さんの傑出した想像力が生み出す魅力は、今読んでも損なわれません。 中華ファンタジーが好きな方、美麗な絵で描かれる恋愛譚が読みたい方、複数の美形が登場する作品に興味がある方に強くお薦めします。 余談ですが、スペシャルサンクスの中に菅野文さんのお名前があったことに「おお!」となりました。
吉崎観音版『七人の侍』
※ネタバレを含むクチコミです。
戦国武将の身長が知れる歴史漫画
昔の日本人は栄養の問題なのか、今より平均身長が低かった。 と、いうのは聞いたことあったが、そこにフォーカスして描かれた歴史漫画が本作。 なかなか稀有な作品。 主人公長谷川は身長180センチ以上ある巨漢。 ひょんなことで過去にタイムスリップしてしまい、自身のタッパを活かして無双する流れ。 昔は平均身長150センチくらいだったから、ちょうど大人と子供くらいの体格差なんで、有利に働くというわけだ。 歴史の流れをかいつまみながら、歴史的な名将たちの身長も知れて、これがなかなか面白い。 武田信玄とか上杉謙信とか、意外と小さい。 個人的に推し武将の一人である山縣昌景がめっちゃちっちゃいのがウケた。 基本、体格差でゴリ押しする展開だが、昔にも長谷川と同じくらい、もしくはそれ以上の身長をもつ武将もあらわれ、ギャグだけでなく、きちんとバトルしているのも特徴。 歴史も、ただなぞるだけでなく、長谷川がきたことで改変されてしまう仕掛けもあって、先が読みにくいのも良かったです。 ただ、全3巻と短命なのが惜しい。 長谷川が成り上がるさまを、もっとみたかったと、素直に思える作品でした。
可愛かったー😻 政樹にずっと片思いしている狐の咲が頑張って人間の子供の姿になって居候しながら政樹に振り向いてもらうように頑張る。 この子供とケモミミのコンビネーションは最強! そして発情すると成長したイケメンのケモミミ狐に変化。 伝統で咲が神様に祝福されながら他の狐と結婚させられそうになるけどギリギリで政樹が引き止めてハピエン。 子供も狐もケモミミも可愛いしイケメン狐も出てきてどれも好きな私には読んでて楽しかった。