女の子が死ぬ話

比較的よくあるような青春ラブストーリーと思いきや

女の子が死ぬ話
鳥人間
鳥人間
1年以上前

「響〜小説家になる方法〜」作者による作品。 ド直球すぎるタイトル。そしてぱっと見、ある意味王道ともいえる内容だけど、全体の構成がよくできていてなかなか読み応えがある。 新しい高校生活に大きな期待を抱く元気な少女・千穂がイケメン男子・和哉とその幼馴染の余命幾ばくもない少女・遥と出会って仲良くなってあれこれあるラブストーリー。と、これだけ書くといたって普通。 普通の青春ラブストーリーならもっと3人の交流が描かれそうなものだけれど、ちょっと普通ではなく、タイトルにもあるようにあまりにも唐突に遥は亡くなってしまう。 その後、場面は十数年後に急転換。いくつか謎を残しつつも暖かさの漂う余韻で終わる。 普通であればここでおしまいだと思うが次の章で亡くなる1か月前の遥の病室に再度場面が急転換。このとき何があったのか?という前章で現れた謎が解かれつつ、遥の強い決意が描かれる。 3人のそれぞれの想いと読者の思いが絡まって、きっと人それぞれ思うところが湧いてくるんだろうなーと思える作品だった。 結構ドスンとくる内容。でも1巻完結でとても綺麗にまとまっているし読んでみてほしい。

富士山

基本的に暗い短編集だが、読むと落ち着く

富士山
名無し
1年以上前

生きてるから素晴らしい、死ぬから悲しい、みたいな単純な話ではないんだよなと思える(いや勿論素晴らしいし悲しいんだけど)。富士山は象徴的に描かれていて、実物よりもかなり傾斜がきつい。この違和感によって、自分の中の富士山のイメージが浮き彫りになる。 二話の最後に出てきた「殺意にも似た元気」てのが気に入った。

クッキングボス うえやまとち初期作品集

クッキングパパのプロトタイプが入ってる短編集

クッキングボス うえやまとち初期作品集
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

クッキングパパのプロトタイプのクッキング・ボスと主人公の顔が作者のクッキング・パパが入ってる。 判別の仕方以下の通り ・クッキングボスは中学生の荒岩美智が主人公 顔はクッキングパパの荒岩一味に似てる ・クッキング・パパは主人公の顔が作者の自画像みたいなの ・クッキングパパは現在連載中 クッキングパパのプロトタイプよりも「かかしとすずめ」や「しんじロンリーウェイ」の方が好きかも。

あげくの果てのカノン

3巻発売記念座談会がディープ

あげくの果てのカノン
ごっちん
1年以上前

米代恭と主婦やOLとの座談会形式の記事だけど、よくこんなに濃い人たちを集められたなって気分 >どうして我々は好きな人の物を集めてしまうんでしょうね? 私も大好きな人からもらったリポビタンDの空き瓶を花瓶にして、花を活けてしまった過去があります...... http://comic-soon.shogakukan.co.jp/blog/interview/agekuno-hate-girls-crosstalk-1/

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