劇画の神様~さいとう・たかをと小池一夫の時代~の感想 #推しを3行で推す
全編通して飄々としている
若くして受賞した作家の椿山結が書くのは失恋ものばかり。しかも実体験。惚れやすくて叶わない恋。 そんな彼が一目惚れしたのが偶然出会った出張中の巻田。 椿山のファンで友人で同じく作家の百々山はそんな2人に茶々を入れる。 この3人がみんな飄々としてて「え?そんなアッサリなの?」って思いながら話は進んでそのまま終わったw 椿山と巻田は両思いになったけど、そこもアッサリ😂
目を覚ましたら、18禁と思われる逆ハーレムゲームの世界。
主人公が得られる情報と同じくらいしか読者は情報を得られないのに、話数は進んでいく。 主人公ともども、五里霧中。 一体何がどうでどういう環境で、こいつは誰で、その名前は誰のことで、いったい誰が誰なんだ?! よくわからないまま、ゲーム内主人公(敵役)が信じられない選択肢を選ぶところはシッカリと見えて、主人公(悪役令嬢)とともに「なんだこの選択肢&こいつの選択は」とあ然とさせられる。 それから周りからしたら、残虐色欲悪辣令嬢が180度性格が変わったらものすごく戸惑うと思うのだけど、もとの令嬢はそれすら残虐令嬢のお遊びと思われるほど、ひどい人だったらしい。 少しずつ明らかになる事実がどれもくそくらえ過ぎて、主人公も読者の私も、想像つかないひどさだったと伝わってくる。 設定を含めてなかなかおもしろいのだけど、一度にたくさん読み進めることができないので、もどかしい。
平穏に暮らせることに感謝
一巻読んだばかりです。平穏な日常を脅かしそうな線がすでに複数あるし、戦場復帰まで何日って書いてあるし、先々の展開が不安であり楽しみです。 元殺し屋とか、元◯◯の凄腕系はいくつかあれど、「正義」がテーマとして織り込まれている点で一線を画していると思います。 島崎ほどの境遇はレアだとしても、世界を見渡せば平穏な暮らしを送れることもレアなのかもしれない。そんなことを考えさせられるマンガです。おすすめです。
暴走したトラックに轢かれてしまい――
※ネタバレを含むクチコミです。
全て青春でしかない。
何かいいな、これぞ青春! 少しズレますが、学生が主役の作品を読むと何もかもが毎度キラッキラしてて羨ましい!と思う。笑 主人公のアカネは父の転勤に伴う東京への引っ越しもあり、東京の高校でバドミントン部へ入ることに。。 私はバドミントンって遊びでしかしたことないけれど、シャトルが上手く相手の所に届かない、風に影響受けたり本当に難しいスポーツだと感じる。(シャトルって5gなんだと驚き。作品読むとバドミントン知識も増える。) アカネの真っ直ぐに勝ちたい思い、日々バドミントンに打ち込む姿、瞳が、らかっこ良かった。
自衛のために作った妄想彼氏が目の前に!?
※ネタバレを含むクチコミです。
遺伝子とAIに支配された世界
自分の遺伝子に応じて、適職や配偶者までも 「iメンター」 と呼ばれるAIツールのようなものが判断してくれる世界。 しかも精度が高いからほぼ合っているという感じで、人類は無駄な努力というものがなく(例えば、野球選手になれる特性がなければ野球をしないとか)、効率的に人生を送れるというもの。 近未来では、わりとこうなりそうな感じで読んでてワクワクした。 しかも、1話完結のオムニバス形式ですが、徐々につながっていく感じはゾクゾクしました。 余談ですが、昔何かの本で、 パンドラの箱の中身にあった、すべての災いの正体は「自分の未来」 という解釈をした本があって、それを思い出しました。 つまり、将来自分がどうなって、いつ何で死ぬかを知ること以上の絶望はないという解釈だったのですが、確かに、どうなるかわからないから可能性にかけて頑張れるというのありますよね。 だから本作のように、生まれながらにして将来が決まってしまう世界は、絶望しないのかな?とか考えてしまった。 登場人物、意外と穏便に過ごしているので。 いずれにせよ、SFジャンルとして考えさせられる作品で、3巻完結なのも読みやすくて良い作品でした。
コロコロ発SF少女バディアクション #1巻応援
女の子同士のバディものは古来から名作が多いと相場が決まっています。そして、ちょっと啀み合っているくらいがちょうどいい。そう思う方には、うってつけの作品です。 コールドスリープから目覚めると、自分がいた2020年代から60年経った2080年代の東京にいた東雲菊。その時代では通称「特能」と呼ばれる外部神経を体外に伸ばしてコントロールする超能力が極一部の人間に発現しており、法規制されているものの犯罪が後を絶たない状況に。悪化する治安を食い止めるべく、民間企業に警察の業務が委託され「民警」と言われる民間警察が普及しているという世界設定です。 菊の相棒となるのが、菊のことを「おばあちゃん」と呼ぶ16歳の月下香(つきさがりきょう)。世界で唯一の「クラス9」の特能使いで、大量殺人を行った凶悪犯罪者です。地雷がどこに埋まっているかもわからず、何かあると菊も殺そうとすらする危う過ぎる人物なので緊張感もありながら、その中で発生するコミュニケーションに面白さがあるコンビです。 時代によって失われた誰かを守るために真っ直ぐであろうとする価値観を持ち続けて戦場で駆ける菊。そんな菊の在り方に、ときに苛つきときに戸惑いながらも少しずつ距離を縮めていく様子が良いです。 コロコロレーベルということで対象年齢はやや低めに作られていますが、子供のころからこうした良質なバディものに触れられたなら素敵な大人に育っていくだろうなと思わずにはいられない作品です。
将棋で世界の深さと広さを知る
※ネタバレを含むクチコミです。
器量が悪い妻とイケメン夫の衝撃的な馴れ初め
まんが未知に出演されたのを拝見してからご本人のお人柄も含めてファンになりました!影響を受けた漫画家に三山のぼると池上遼一のお名前を上げながら、女性の魅力について語られていたハン角斉先生。そんな先生の最新作は器量が悪い女と結婚したイケメンの話です。なんと彼女に惚れた理由が「偶然股間を見てしまい、股間に惹かれて好きになった」だから衝撃です。それってどういうシュチュエーション?!と気になりすぎてページをめくる手が止まりませんでした。最近は「ありのままの容姿であなたは素敵」という優しい世界になってきていますが、それを揺るがすようなもっと根源的な愛を感じました。これまでで一番好きな作品になりました。ハン角斉先生にはこのままの作風で突っ走っていって欲しいです。
第二王子の闇が深すぎる
第二王子と婚約したご令嬢。 とても仲良かったのに、ある日から第二王子からモラハラの山。 金と権力をもったモラハラ男。 これはファンタジーでしたよね?と思わず確認してしまう。 読んでいくうちに、タイトルとのギャップが大きくなった。 主人公は第二王子から離れることで、彼女自身を取り戻していき、だんだん落ち着いてくる。 周りに良き人たちがいてよかった。 第二王子の心の闇が描かれるんだけども、彼を救ってくれる人はいるんだろうか。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ タイトルから俺の好きな要素しかないのがわかっていたが面白い。さいとう・たかをと小池一夫の関係性も興味深い。『ゴルゴ13』の最終回ネタに関しては特に良かったが小池一夫の御用牙の1回目の終わり方?ってそんな感じだったよな・・・ あと最初の方にふりがなの間違いがありそれが気になったな ・特に好きなところは? 小池一夫の劇画村構想から劇画村塾につながる流れだ。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! さいとう・たかを、小池一夫、劇画村塾あたりが好きならおすすめです。