とてもいい胸糞漫画
ゴミが付着した缶やペットボトルはリサイクルできるのか? #1巻応援
「町田洋さんが新作マンガを描かれている」 その事実だけで世界の彩度が上がるような、祝福を覚えるような心持ちになります。 Kindle限定で突如発売された、この新作『ごみをひろう』は「ごみひろいを描く連作シリーズ」ということだそうです。 1P目からいきなり想像上の妻(なぜか星の見えるソファの上で歯ブラシを持っている)と会話を始める辺りの幻想感がとても町田洋さんらしいのですが、読み進めると思った以上に実務的な内容でした。 恐らく、皆さんも疑問に感じたことがあるのではないかと思います。汚れやゴミが付いてしまっていたり、飲み残しがあったりする缶やビンやペットボトルは、どこまでを資源ゴミとして出してどこからを燃えないゴミとすればいいのか。ふせん、シールの台紙、ねぎのテープはそれぞれ何ゴミに分別すべきなのか。 想像上の妻のように気にしない人はまったく気にしないであろうもの。しかし、気になる人はとことん気になるであろう事柄。 自治体によっても違いがあるのでこれが絶対という訳ではないですが、一度調べて子供とこうした境界線上にあるものをクイズ形式で検討し合ってみたら、良い学びの機会になりそうだなと思いました。 人が活動する場所では必ずゴミは生じ、美しい景色は何もせずには保てず誰かがごみを拾ったり掃除をしたりして綺麗になっている。それは当たり前にやられていても決して当たり前のことでなく、価値ある尊い営為であるということを静かに語りかけていってくれます。こうした人によってはまったく気にも留めない世界の片隅に向けられる眼差し、そこから情緒豊かに掬い語る様は、町田洋さんの素敵なところです。
年下男子、大アリ!!!!
ハルくんがめちゃくちゃ可愛いのですが、家事をはじめとした主人公のお世話も完璧で、更に時々かっこいい男の顔も見せるのが、もう色々最高です、、、!!! 年下男子男子アリすぎると思わされました!! 主人公のレオのあっけらかんとした性格も好きなのですが、鈍いレオがハルちゃんにドキドキし始めるのも可愛いくて好きなポイントです。 ぜひ皆さんにおすすめしたい作品です。
家族でハマった漫画です
小学生の頃に銀魂に出会ったのですが、(親よく読ませてくれたな) 主人公のやる気がなく、不適切発言が多すぎるという点が当時は新しすぎて衝撃でした。 作者のギャグセンスが光っているところが好きなのですが、ギャグだけでなく、シリアスな戦闘シーンなどもすごくかっこよくて面白く、キャラ達も基本はふざけているのですが、皆やる時はやるし、愛されるキャラばかりな点もとても魅力的です。 ちなみに、私は土方推しです!!!! これからも愛され続ける作品だと思いますので、まだ読んだことがない方にもぜひ読んでほしいです
読みやすい医療マンガ
絵柄や描き込みがシンプルで、情報量のわりに読みやすい。ところどころ挟まるギャグ要素は好みではないが、医療マンガはこれくらいのほうが息が詰まらなくてよいかも。 患者とのエピソードが主人公の記憶障害に関するエピソードの補足のような役割を果たす場合もありつつ、切り分けて描かれているので理解しやすい気がする。 ドラマを観ながら読み始めたのでどうしても比較しながら読んでしまいましたが、ドラマとはまた少し異なる空気感で、実写化の面白さを感じるなど。テンポよく進むのでドラマにはしやすそう。
正直すぎておもしろい
正直になった理由はろくでもない。 とはいえ、千に3つも本当を言わなかっただろう、バリバリ営業マン時代のコネと知識は、隠し事がでにないバカ正直になっても生きている。 たたりとはいえ、すべては奪わなかった。 正直になってしまったがゆえに、どデカい当たりはないけれど、ほそぼそやっていけているのは、やはり主人公は営業力があるんだろうな。 正直になった理由はろくでもないけど。 そして、ここまで悪どくなくても、現実に、ある程度はあるんだろうなあ、こういう話。 不動産は大きな買い物、賃貸でも住処は毎月少なくないお金が動く、大きなこと。 だから、何もかもクリーンな話で動いていないんだろうな。 ざっくばらんに!とか言ってても 気づかれなければセーフ。 気づかれても、親切そうに対応して、機嫌を損ねなければセーフ。 そんなことがあるのかもしれない。 そんなことを考えながら読んでいると、現実を知らされてゲンナリしてくるけど、おもしろくて読み止まらない。 賃貸にしても、売買にしても、関わろうというなら、読んでおくと知識のお守りになるかもしれない。
学び要素もあり、痛快要素もあり。
※ネタバレを含むクチコミです。
読み進めやすい医療系漫画
医療系はブラックジャックによろしくとDr.コトー診療所 完全版しか読んだことがないのですが、メッセージが重くなく、ストーリー展開もテンポ良く、非常に読みやすい作品でした。
なんでこんなに面白い作品ばっかりなのだろう
藤田和日郎先生の短編漫画が詰まった一冊。 短編なのにしっかり引き込まれる内容で最高です。 長編も好きですが、ぜひ短編集をもっと作ってほしい!
藤田先生のエッセンスを1巻で楽しめる傑作
藤田和日郎先生といえば長期連載の名作が多いですが、この本はそのエッセンスをギュッと濃縮還元した一冊。 とりあえず終始ワクワクのイケジジイエンタメを楽しんでみては!
心がグット熱くなる最高傑作
控えめに言って最高の漫画です。 小学生の時に図書館で読んで衝撃を受けて以来、大人になっても心が揺さぶられます。 何がいいってやっぱりセリフ。 なんでセリフが突き刺さるのかなって思ったら、やっぱりそれは一人一人の登場人物が丁寧に描かれてるからだと思う。 その分読むのも体力がいるけど、それ以上に何かを得られる漫画。 今までで1番の漫画は?って聞かれたら迷わずからくりサーカスと答えます。 ぜひこの名作よ、もっと広がってくれ!
陽ギャルミーツ陰ボーイ&絵画 #1巻応援
近年も「ギャル」という存在は大人気ですが、ギャルが持ち前のスーパーポジティブさと激高コミュ力によって、普通ならコミュニケーションを図るときに存在する壁をいとも容易く瓦解させ突破していくところは爽快ですよね。そして、触れ合った者にもその陽の気を与えていくところもまた強く、物語創作においても徴用されるのもむべなるかな。 本作は、『漫画的展開で彼をオトしたい!』の西宮瑠花さんが新たに描く、ギャル×天才陰キャ少年×絵画な物語です。 この作品の主人公ララも、非常に良いギャルっぷりを見せてくれます。高校入学1ヶ月で数学の授業を落とす直前まで行っている不真面目さ加減は見せつつも、心根は優しく明るい良いギャルです。すっぴん時にはパッとしない容姿が、化粧によってバチバチに盛れるのもある種リアルです。 そんなララが、同じ学校でありながら偏差値が40も離れた芸術科で絵を描く天才・奏(かなで)に出逢うことで運命の輪が転回を始めます。奏の絵に一目惚れして、まったく未経験ながら自分も絵を描くことを始めてみようとするララ。そして、ララという最高のモチーフにして、自分を全肯定してくれる無二の存在に初めて出逢った陰の者の奏。彼らが織りなすインパクトの強いハーモニーが、胸を高鳴らせてくれます。 「サイコミといえば毒親」というくらい、サイコミ作品の主人公たちは毒親に苦しめられていることが多いのですが、本作のララのお母さんは珍しく良い意味でこの親にしてこの子ありと言えるものすごく良いお母さんです。絵を描き始めようとしたララは周囲からさまざまな理由で反対されたり難色を示されたりしますが、そんな中でも慰めて明るく励まして応援してくれる母親の姿はサイコミでは非常に珍しくて思わず感激してしまいました。その分、奏の方の家庭がいろいろと複雑ではあるのですが……。 西宮さんの画力の高さでキャラクターの魅力が引き立っていますし、また物語的にも絵に一目惚れしたというエピソードが視覚的に否応なく納得感を生んでくれてララに同調できます。好きなものを見つけて、本気で取り組んでみる瞬間は大切で美しいもの。人によっては否定するかもしれませんが、これくらいのきっかけだって全然良いですよね。 必死に努力しても届かないものに、軽い気持ちで手を出そうとするララのことが気に食わない委員長の篠原ゆりこさんや、奏の弟の春を始めサブキャラクターも味があり、主軸のふたりを含め彼らがどのようになっていくのか今後も楽しみです。 なお、1巻巻末のゴールデンレトリバーちゃんもかわいいです。
とてもよくむかついた