六文銭
六文銭
2021/04/30
地図にない場所とは#1巻応援
『町田くんの世界』が控え目にいっても、スゴイ好きだったので、最新作待ってましたとばかりに読みました。 町田くんが無理しない等身大でいる感じがしましたが、 こちらの主人公・悠人は無理して大変なことになっている感じ。 頭の良い兄、イケメンの弟、そのどちらも中途半端なことに悩み、 はやくも人生終わったと絶望している。 中学生くらいだと、この2つが絶対的な価値基準になりがちですから、この悩みは共感できますね。 反面、天才と称されたバレリーナだったお隣のお姉さん・琥珀は、もう頑張る理由がないからと、怪我をしたと嘘をついてまで引退する。 頑張る理由…喜ばせたかった母親が亡くなったから。 何もかも捨てて才能以上のことをやっただけ、と言う姿は、プロの世界の厳しさを感じグッときました。 この対比が良いですね。 ただ、全く違うというわけではなく、ところどころお互い共感できている部分があるので接点がないわけじゃないのも良い。 根っこは同じなのかな?と思う。 自分の能力に限界を感じている悠人。 人生全てをかけていたバレエを辞めた琥珀。 それぞれ、今後何を目指すべきなのか、目指していくのか。 まだわからない。 二人が出会ったことで新しいスタートきった感じでしょうか。 「地図にない場所」というタイトルと相まって、今後(特に二人の関係性)が気になります。
なかやま
なかやま
2020/01/14
多くの人に読んでもらいたい作品
さまざまな形で作品が発表できる時代、埋もれてしまう作品も多くあります。 自分はこの作品をコミティアで偶然手に取ったことで運よく知ることができました。 当時の自分に「ナイス判断!」と言ってあげたいです。 noteやtwitterで無料で公開されている作品なので、読むためのハードルが低いので多くの方に読んでもらいたいです。 自分がこの作品に最初に「ぐっ」と来たポイントは、単純にキャラクターたちが生き生きと描かれており【かわいい】ということでした。 登場人物?たちのコミカルな動き、発言も要因だと思いますが、線の微妙な太さやベタの塗り方など作画の方法の影響も多いと思います。 その【かわいさ】に釣られて読み進めていくと、しっかりとしたストーリーがある作品だとわかります。 キャラクターの成長や心の葛藤などが、週1ページの7コマというゆっくなペースで進行していきます。 同人誌で発表された1巻のあとがきに「たのしいだけではおわりません」と書いてあったのですが、【かわいい】だけではなく、7コマでこちらの心を揺さぶってくるエピソードも多いです。 毎週毎週が楽しみで仕方ありません。 この作品は作者さんのTwitterをフォローしていれば、スマホで1タップで読める作品です。自分の中で、週一回最も価値のある1タップだと思っています。 読めば皆さんの心に届くと思っています、ぜひ読んでみてください。
野愛
野愛
2020/03/28
一歩踏み出す勇気、ってやつです
まず、わたしはプロレスファンである。 そして、内藤哲也アンチである。 推されてきた割に期待されてきた割になかなか花開かなくて、ロスインゴで急に人気出たけどロスインゴ別に内藤のオリジナルユニットじゃないんだし、言うほどスペイン語喋れないし、会社に推されてきた割にオカダに対して会社に推されてる人はいいねみたいなこと言うし って思ってきたのでこの作品を読むべきかどうか迷っていた。大アンチなので。 ファンからはこういう視点で見えているんだなあと納得しました。 推されていたのになかなか花開かなかった部分も含めて、泥臭さ不器用さを感じて応援している人たちがいるんですね。 そう考えると、真田とかBUSHIとかロスインゴのメンバー、内藤の歴史を語る上で欠かせないタイチもそういう魅力がある人ばかりだな…それは認めざるを得ないんだけど…内藤だってそうだよな… 実際の内藤うんぬんはさておいて、漫画の内藤は夢を追う若者として眩しく応援したくなります。 実際のオカダはもうちょっと可愛らしいところがあります。 普段新日本はそこまで見てなくて、インディー団体ばかり見ている者が言うのはアレですが プロレスは幅広くて面白い世界なんです。こういう学園ドラマを重ね合わせて見るもよし、イケメン選手の顔を見るもよし、レスリング技術の細かな部分に感動するもよし…どこからでもいいのでプロレス好きになってくれる人が増えたら嬉しいのです。
兎来栄寿
兎来栄寿
2019/06/09
スタイリッシュでエネルギッシュ、カッコよくてかわいい。
今、毎回とても楽しみにしている作品です。『のぼる小寺さん』や『しったかブリリア』はそれはそれで面白く読んでいたのですが、珈琲さんの最新作がまさかこんな胸を熱くさせてくれるダンスマンガになるとは! 元々、女の子が非常にかわいい珈琲さんの絵ですが、とりわけこの『ワンダンス』のヒロインである湾田さんのかわいカッコよさと来たらもう。部長の恩ちゃんもまた推せる逸材です。 マンガはアニメと比べると絵が動かないメディアではあります。ややもすれば動きのあるスポーツ、とりわけ本作のテーマであるダンスのようなものを描くのであればアニメの方が向いているというのが普通の考え方かもしれません。しかし、逆に言えばマンガは連続して存在する世界の中の最高の瞬間を最高の切り取り方で留め置くことができるものでもあります。美しい一コマに出逢った時に、停止ボタンを押す必要もなくずっと止まって眺めていることもできるのがマンガというメディアです。 そういう意味でこのワンダンスの決めゴマはまさにマンガ表現の特性も十全に生かした素晴らしいものであり、大いなる美しさを感じました。決して動きがないと言いたい訳ではなく、むしろ読んでいるとダンス未経験の私でも自然と体を揺らしたくなってしまうくらいの躍動感もあります。 女の子への憧れと、未経験の競技への挑戦、努力と成長という王道的な要素でしっかりと熱くなれつつ、スタイリッシュな表現があいまって上質な時間を満喫できる一作です。
まるまる
まるまる
2020/03/20
少女漫画はこうして作られる!超貴重なアシスタント目線のエッセイ
日本の少女漫画文化の礎を築いた名だたる作家たちのアシスタントをつとめ、数々の「シュラバ」を経験した著者から見た、知られざる少女漫画制作の裏側。 その裏側には、薔薇が舞いアハハ..ウフフ...と笑顔が輝く少女漫画(例えが薄っぺらくて申し訳ない)イメージとは正反対の、寝食を限界まで犠牲にする作家とアシスタントたちの姿がありました。 ただ本書で描かれるのは、そのシュラバが如何に地獄だったかとかそういう話ではなく、いまやレジェンドと呼ばれる作家たちの名作誕生秘話や、それぞれの人柄がよくわかるエピソードなどです。 大変なこともたくさんあるけど、何よりみんな漫画が好きで描くのが楽しくてしょうがないというのが伝わってきます。 衝撃的だったのは、萩尾望都先生自ら作詞、作曲、歌、ナレーションをこなしたアルバム「エトランゼ」に収録された「アシスト・ネコ」の歌詞。シュラバの混沌をそのまま歌詞にした内容(のよう)です。聞いてみたい…。 あとは美内すずえ先生に、著者が新人の頃に犯した失敗を7年越しにお詫びしたときに放たれた言葉。これには本っっっ当に痺れました…!!! どんな言葉だったかはぜひ本編で確かめてください。
sogor25
sogor25
2020/11/22
転校した先は乙女ゲームの主人公!? #1巻応援
父親の転勤で引っ越した結果、新しい学校に転校することになった主人公の中野千夜子。 中学から女子校に通っていたため全く出会いがなかったのですが、今回転校したのは共学の高校。 もしかしたら新しい出会いがあるかもと思っていた登校初日、曲がり角で早速イケメンとぶつかりそうになります。 しかし、次の瞬間、謎の効果音とともに目の前に乙女ゲーのような会話の選択肢が現れます。 何かよくわからないけれどもとりあえず選択肢の中の一つから会話を続けると、次は好感度のパラメーターのようなものが現れて、相手の男の子の好感度が上がったらしいということがわかります。 その後も男子との会話が発生するたびに自分にしか見えない選択肢やパラメータが現れます。 そんな乙女ゲームのヒロインに転生したような状態になってしまった主人公・千夜子の物語です。 この作品、千夜子が沢山の男の子と出会い選択肢に従って会話をし好感度を上げることで、ハーレムラブコメのような展開に進んでいきます。 なぜ目の前に選択肢が現れるようになったのかは現段階で不明なのですが、この状況に対する千夜子の順応がとても早く、選択肢を利用してどんどんいろんな男子との仲を深めていきます。 ただ、これはそんなハッピーな展開だけが溢れている作品ではありません。 乙女ゲームのような状況ということは、選択肢を間違えれば当然相手の好感度 を下げるということ。 そしてその相手は二次元の存在ではなく実際に目の前にいる同級生、ということから生まれる葛藤、さらに、現状はハーレム状態ですが実際に誰かとの恋が成就したり逆にバッドエンドになってしまった場合にどうなってしまうのか、そのあたりも1巻のなかで少しずつ描かれます。 全然先の読めない作品ではありますが、単純な少女マンガではない面白さのある作品です。 1巻まで読了
天沢聖司
天沢聖司
2020/11/18
BL…?奇妙な三角関係が癖になる男3人の人間模様
オフィスコメディだと思って読んだのでこの3人の関係の奇妙さにとにかくびっくりした! 主人公は顔がよくて仕事のできる性格のいい次長で、日頃から支店内で女房役を務め、仕事が円滑に進むよう絶妙なサポートを行なっている。 恋愛よりも「人を育てるのが大好き」という少し変わった人物で、態度の悪さで皆が手を焼いてる3年目の新人を喜んで指導することに。(ちなみに既に大学生の男の子のお世話もしてる) 次長が手塩にかけて大切に大切にお世話するうえに、「えっ、この人俺のこと好きなんじゃね…!?」とドギマギさせる思わせぶりな態度をとるせいで、タイトル通り大学生と新人くんの2人から好意を寄せられ狙われることになるという話。 あの態度をマジのガチの素でやってんのか、それとも意識してやってるのか今のところ言及がないので謎で、読みながら「えっ…なにこれ…? どういうこと? え…?」と戸惑わされそれが面白かった。 2人とも思いを寄せてるんだけど、それは普通に恋してるというか、初めて自分だけに注がれる愛情に舞い上がっちゃってるだけの気がする。2人とも家族からの愛が足りていないところがあって、次長から無償の愛をバンバン注がれて嬉しくなってしまい脳が「恋」と誤作動してるみたいな。 とりあえず今のところ恋(?)は新人くん&大学生→次長の一方通行で、次長がどう思っているのか感情が全く見えず、BがLになるのか全く予想がつきません。 レーベルはエレガンスイブなんですね。なるほど、わからん…。 加賀谷次長は一体どうなってしまうのか続きが気になります! https://souffle.life/manga/kagaya-jichou-nerawarete-masu/20200306-2/
ふでだるま
ふでだるま
2020/04/27
全人類に履修してほしい良質オカルト漫画 #1巻応援
首都圏のとある町の本屋で働く作家志望の”緒川菫子”と童顔で口の減らない謎が多い少年”化野蓮”の書店員コンビが町に溢れる怪異に挑む現代怪異譚。 全人類に履修してほしい本当に良質なオカルト漫画です。 この漫画には現在怪異譚かくあるべしという内容に28歳短太眉むっちりヒロインという僕の大好きが詰まっています。 オカルト漫画は古くは"妖怪ハンター"や最近では”オカルトちゃんは語れない”等知的好奇心をくすぐり時に理不尽さを加えた、人間の想像力の豊かさを感じることができる素敵なジャンルです。そして、この漫画ではオカルトの楽しさを存分に楽しむことができます。 タイトルにあるようにこの漫画には”怪異”と”乙女”と”神隠し”が出てきます。 ”怪異”という言葉は広辞苑に『あやしいこと。ふしぎなこと』『ばけもの。へんげ。』と記載されています。つまり怪異とはあやしい現象やふしぎな事象、それに伴う化物のことを指します。僕の中で”怪異”というのは現象に近いと思っています。俗に言う妖怪や幽霊というのは恨みによる行動原理や意思があるイメージで怪異というのはそれらが起こす現象であったりを指す物だと思っています。 次に”乙女”とは本作の28歳短太眉地味むっちりヒロインの緒川菫子さんのことだと思われます。小説家の卵で1つめの怪異の被害者でもある絶対ヒロイン。 そして”神隠し”に関してはネタバレになりそうなので細かくは書けません。気になる方は2話で一端が出てくるので是非読んで確かめてください。 怪異の話をすると怪異に引かれるとよく言います。 この漫画を読んだ人は怪異の話をしたくなるので、皆たくさん怪異の話をして怪異に引かれて快適なオカルトライフを満喫してください。