日食ステレオサウンド

人を避けていたベストセラー作家

日食ステレオサウンド
かしこ
かしこ
1年以上前

1冊のベストセラーを発表してから表舞台どころか家の外にすら出られなくなってしまった老小説家がいた。彼の秘書から依頼を受けた美大生の男の子が庭にある小屋のペンキ塗りをすることになった。人を避けていたはずの老小説家だったがなぜか男の子とは自然に交流することが出来たのだった。それにはある理由があったという話。 船場センタービルの漫画が発表された時にあまりにも嬉しかったので「これは読むべきタイミングが来たら読もう」と寝かせていたのですが、日食ステレオサウンドを読んだら「これとあれは繋がってるんじゃないか?」という気がしてそちらも読んでみました。調べてみたら日食ステレオサウンドが5年も早く描かれていたので全然関係なかったんですけど、それぞれの主人公が吐露したセリフはちょっと繋がってるかもしれない。

トキタさんのときどきgohan【コミックス版】

力まないトキタさんの食事風景。

トキタさんのときどきgohan【コミックス版】
Pom
Pom
1年以上前

トキタさんの食生活、とっても緩かった。 こだわりすぎない力を抜いたご飯って最高ですね。 毎食栄養や彩りなど、考え過ぎても私はしんどくなるので(笑)これくらい良い意味で適当感が心地よかった。 月曜日からの1週間、色々ありつつも最後夜ご飯で締める。そして、また次の日を迎える。 そうそう、毎日この繰り返しなんだよなって時田さんの日常を自分の生活と重ねながら読ませてもらいました。 #1巻応援

ウツパン―消えてしまいたくて、たまらない―

キツイけどマジでこれ

ウツパン―消えてしまいたくて、たまらない―
Nano
Nano
11ヶ月前

タイトル、目が覚めると28時間が経っていたの文字、読む前の注意書きで覚悟して読み始めたけど、キツイです。というか正直言うと、同じく大学生の頃作者さんと近い状態になったことがあります。読んでて思い出してしんどくなった。精神科や心療内科の予約の取れなささ、なんなんでしょうね本当…どれもリアルすぎて、死ぬ力がないから仕方なく生きてるんだよな、と改めて思ってしまいました。 鬱経験者も全くの未経験者でも、読んでて気分が沈んだり勉強になったり、今までの考えが変わったり整理されたり、色んな感想を抱くと思う。どんな感想でも間違いじゃないけど「へぇ鬱ってこんな感じなのか」程度でいいから覚えておいてもらえたら、もしかしたらいいのかもしれません。

アンチマン

オモロイし、社会派漫画

アンチマン
メタアンチニキ
1年以上前

こういう思考回路の人はネットによくおって、その原因を乱暴に分類すると人生起因説と人生無関係説になる。 どらちかというと前者のように描かれたわけだが、漫画なので特に反対意見はない。 次に、人生起因説のうち主な説を乱暴に2つあげると、鬱憤蓄積者の被害者意識説と成功者の特権意識特権無意識説になる。 どちらかというと前者のように描かれたわけだが、あくまで漫画なので描き方に反対するわけでは一切ないし、彼のような人生(ラストはともかく)かつ思想の人は一定割合いるとは思う。 しかし、実社会では後者の方が割合としては多いのではないだろうか? 統計的根拠として、特に権威主義国家の支配者成功者層の主張や振る舞いは主人公と同調している(中露イランなどはフェミ団体を弾圧解散させている)。理論的根拠は長くなったのでやめておく。

アンチマン

キツいし、感想むずい

アンチマン
名無し
1年以上前

読む前に、多分自分は苦手なやつだなと察したけど、この作者の漫画は好きなのでやはり読まずにはいられなかった。結果、読まなければよかったとは思わなかったし、こういう話を漫画にできるのは本当にすごいと思う。ただ読む人が置かれている状況や過去のトラウマなどによっては、わりと真面目に人を選ぶ内容なので注意。

ゼツ倫

一線を越えるどころの話じゃない

ゼツ倫
かしこ
かしこ
1年以上前

エロサスペンスです。順風満帆の主人公がママ友との不倫をきっかけに人として越えちゃいけない色んな一線をガンガン越えていく話。もう止められない進め!な状況が主人公を追い詰めてく。 エロシーンも生々しくてエロいんだけどすべてに狂気を感じる。それも含めて名場面が多過ぎてクラクラします。ちょこぺたぴんとか墓場のシーンとか…超インモラル!読み応えがあり過ぎます。

人類蝕

みつちよ丸&佐藤祐紀によるジュブナイル・ホラー #推しを3行で推す #完結応援 #1巻応援

人類蝕
名無し
1年以上前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 主人公2人が小学生だから、ジュブナイルの要素を取り入れたスリラーサスペンスだと確信しました。 ・特に好きなところは? 本作の主役である隼人と星太の純粋さ、隼人の義姉(実は隼人の未来の嫁?)にあたる麗奈のツンデレぶり(隼人の母親の上位互換に該当するキャラクターとも)。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 前作『生者の行進 Revenge』に引き続く形で、非常にネガティブなテンプレ描写(陰湿なイジメ、毒親による児童虐待etc.)および鬱展開を克明かつ徹底的に取り入れている分、心理描写は細密に描かれています(見る人が見れば)。 出来るなら、綺麗に完結してほしい漫画だと思っています。 ※一巻読了のコメントです。

ギャルは質素ご飯にそそられる

2人でおにぎり作ってほしい #読切応援

ギャルは質素ご飯にそそられる
野愛
野愛
1年以上前

みなさん愛に溢れた感想を書いてるのでいいかなと思ったけどやっぱり書きたい!最高!好!かわいい! ギャルが登場するより先に、おにぎり×お吸い物×男子高校生の組み合わせに心を掴まれる。 シンプルなお弁当を静かに食べる白草くんかわいい〜という頃合いでギャルの野々原さんがやってくる。もうかわいいが止まらない!! 質素ご飯を食べる野々原さんがかわいい、ジャンクフードを食べる白草くんもかわいい!! 2人でおにぎり作ってピクニックに行く回とか、ハンバーガー屋さんにデートに行く回とか、野々原さんがこっそりお料理練習する回とか…今後見れますよね?読切なんて言わずに見れますよね? という妄想が止まらなくなるほどかわいくて最高。連載してください!!

うたかた今昔 せんりょう静短編集

河童や鬼がいたころ

うたかた今昔 せんりょう静短編集
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

表紙のとおり、かわいらしい絵柄の漫画です。 「うたかた」のタイトルに似つかわしく、読み終わればふわりと消えてしまいそうな、河童や鬼などの怪異がかかわる物語が、9話綴られています。 作品の時代はまだ人々が和服を当たり前に着ていた頃。 洋服を着ていた人もいる頃。 物語から放たれる結末の哀しさ。 でもどこか救いがある世界観。 第一話の河童の話を読めば、ぐぐっと引き込まれると思います。

乱れ咲きNight

他人の隠された個性を発掘する義弟

乱れ咲きNight
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

近所でも評判の有能な主婦が主人公のホームドラマ&コメディです。 旦那さんが海外出張中に、突然やってきた美形の義弟を中心に、話は進みます。 主人公はハーレクインのようなロマンス系書籍が好きみたいですが、その秘事はソファ下の収納にビッシリ隠しています。 そして、平日の日中は庭の草むしり、教養番組、書道などして過ごすのだそうです。 人間味をすべて隠して、有能な主婦を演じているようです。 有能な主婦なので、義弟がきててんやわんやする中、当たり前のように家事をこなしつつ、ロマンス系小説に登場しそうな義弟にかき乱されるストーリーが展開します。 主婦と義弟、これからどうなるんだろうとドキドキします。 ちなみに、主人公の名前が出てくるのは、実は最後のほうだけ。 それまでは奥さんか義姉さんとしか呼ばれません。 主人公の名前を呼ぶのはもちろん、あの人です。 このさりげない設定は、きっと意図した伏線なのでしょう。 なにかのドラマで聴いたセリフ「バカボンのパパは、自分の名前でなく、バカボンのパパとしか呼ばれないことが嫌にならないんでしょうか」を思い出しました。 ちなみに、読切一話のみの作品です。 一話とはいえ、37ページあるのでボリュームはありますよ。

居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書

居ることの大事さ。

居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書
Pom
Pom
1年以上前

居るのはつらいってタイトルはどう言った意味なのか理解できたのは、物語中盤くらいでした。 内容も結構ずっしりときました。 大学の博士号を取り、中々の王様(?)気分な東崎くん。 沖縄の仕事先で、理想と現実の違いと言いましょうか、東崎君かなり打ちのめされている日々。 現実は本当に厳しいものだなぁ。。 だけど次第にデイケアの人達と交流を始めたりと色々あれど頑張って前に進んでいる模様です。 東崎くん、辞めずに居られるのだろうか。 気になるところです。

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