サタノファニ

妄想すべし、突っ込むべし

サタノファニ
サタノファ女塾
1年以上前

サタノファニはツッコミ所が多く、非常に妄想の し甲斐がある作品です。 このクチコミでは、史実や科学的論拠などに基づく 考察ではなく、思い切り妄想を語ったり、ツッコミ をぶつけたいと思います。 では先ず「大相撲サタノ場所」のお題 サタノ山、サタノ富士、サタノ海、サタノ花、 サタノ島、サタノ若 などなど サタノファニは、相撲取りのネーミングと とても 相性が良いです。 コミックスの巻末に、まわし姿のヒロインたちが 現れたら 鼻血ものだ!(笑) では、ヒロインたちの中で 相撲が強いのは誰か!? 先ずは、鬼七瀬と張り合った 千歌です。 エドモント本田のような「フンフンフンフン」という 百列張り手を受け流し、スーパー頭突きを喰らっても 立ち直るタフさは凄いです。 美依那の、おばさん姿の着ぐるみも 相撲向きです。 真理央に「ごむっ」と喰らわせたタックルが強烈です。 カレンの、組長を持ち上げた「ドMの馬鹿力」も凄い! 洋子には、鉄山皐(カオ)の当たりがある。 霧子からは、強烈な張差し(ビンタ)が飛んで来そう。 でも、一番強いのは 小夜子ではないか。 潮の代わりに 毒を撒いて大勝利だ!??

夫と心が通わない カサンドラ症候群で笑えなくなった私が離婚するまでの話

誰にも解ってもらえないことでの苦しみ #1巻応援

夫と心が通わない カサンドラ症候群で笑えなくなった私が離婚するまでの話
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

カサンドラといえば『北斗の拳』や『クレイモア』、『バットマン』や『ソウルキャリバー』などさまざまな場所で目にする名前ですが、元々はギリシャ神話に登場する可哀想な王女です。太陽神アポロンに言い寄られ、予知能力を授けられるもその能力で自分がアポロンによって不幸になる未来を視てしまったことでアポロンの求愛を拒否。するとアポロンより「正しいことを告げていても誰もそれを信じなくなる」という呪いをかけられてしまうという酷いお話です。カサンドラは有名な「トロイの木馬」もあらかじめ見破っており、そのことを伝えたにも関わらず呪いにより誰にも信じてもらえなかったという逸話もあります。 その名を冠するのが、本作で扱われる「カサンドラ症候群」。「ある種の障害や特性により心が通わない夫(または妻)をもったパートナーに生じる心身の不調」というように定義されます。かつては「鏡症候群」と呼ばれ、最近では「カサンドラ情動剥奪障害」(Cassandra affective deprivation disorder)や、「カサンドラ愛情剥奪症候群」(Cassandra affective deprivation syndrome)とも呼ばれているそうです。 非常に苦しんでいる当事者に反して、周りの人の理解を得られず更に苦しみを深めてしまう様子はなるほどカサンドラと重なるものがあります。 主人公のアコは、最初はちょっと変わった人だけど自分と感性は合うかもと結婚した夫と、どうも意思疎通が上手くいかないことに徐々に気付いていきます。それでも諦めずにコミュニケーションを取り続けようとするも、それらがことごとく失敗し、とりわけ子供ができた時ですら無反応であったり、生まれた後も子育てに無関心で子供の命や未来に関する部分ですら大きな断裂があったりすることが致命的となります。ですが、家族や友人にはまるでその大変さが理解されず何なら「うちよりいい旦那で羨ましい」などと言われてしまう辛さによって病んで行ってしまいます。 鬱病などと同じく、真面目で責任感が強い人ほどカサンドラ症候群にもなりやすいというのが辛いところです。通常でも大変な子育てが、パートナーによって更に何倍にも辛く苦しいものになっていくという状況は実際に体験してみないと理解され難いものではあろうと思います。 本作は非常に根深い問題を多層的にはらんでいます。ASDと一口にいってもその状態は人それぞれなので一概に括ってしまうのもどうかという部分はあります。 とはいえ、個人で抱えるにはあまりにも大きい懊悩。筆者自身がカサンドラ症候群の存在を知って救われたのと同様に、本書を通して同じような苦しみを抱える方が少しでも救われて欲しいです。自分と同じ苦しみを抱えているのがこの世界で自分だけではないのだと教えてくれるのも、マンガや物語や本の大きな役割なのですから。

SNS映えれば死んでもいい! #いいね欲しさに整形しました

登場人物全員醜悪

SNS映えれば死んでもいい! #いいね欲しさに整形しました
野愛
野愛
1年以上前

勧善懲悪じゃなくて全部醜悪に描いているところが潔くていい。自己顕示欲に溺れた女が痛い目を見る話だけど、その女を突き落とす女たちも利用する男たちも匿名で叩き続ける人たちも全員最低。 高校の同級生が人気インスタグラマーになったことに嫉妬して、ブランド品買い漁って大手企業で働いてると嘘をついて整形までしてキラキラインフルエンサーになろうとする。 綺麗な女の子やお金持ちに漠然と憧れたり羨ましくなったりはするけど、そこまでして……って思ってしまう。 憧れの人気インスタグラマーも闇を抱えていたり、いち視聴者も実は狂っていたり、キラキラしてるだけの世界ってないんだろうなあと実感させられます。 あくまでも創作物ではあるけれど、作者が元グラドルなので実際にこういう世界だったのかな…なんて考えちゃう。

白紙の上でさようなら【描き下ろしおまけ付き特装版】

しがらみから解放された時 #1巻応援

白紙の上でさようなら【描き下ろしおまけ付き特装版】
Pom
Pom
1年以上前

想像していたより、面白くてハマりそう。 絵がまず好きで手に取ったが主人公、恵を取り巻く環境が見ていられない。。 彼氏の環とも早く離れた方が良いと読者側は思うけど、離れられないのが現実なんだろうなぁ。。 母親は姉ばかりで自分を見てくれなくて。 そんな中、漫画家の雲水先生と出会い、彼の原点が恵が昔描いた作品で。と言う運命的出会いで、物語が進んでいきます。 1巻から読み応え十分でした。

酎ハイれもん

酎ハイれもんの感想 #推しを3行で推す

酎ハイれもん
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 。古いヤングマガジンを読んでいて気になったので今回読んだが面白いのか面白くないか聞かれたら微妙な感じはする。まあ俺の好きな系統のマンガには違いない。3巻までは好き。 ・特に好きなところは? 犯人をぶん殴る前に問題になりそうだから、周りに10秒間目をつぶってろをいうシーンとある犯罪者の名前が由利だったこと。多分この人から取ったんだろう https://manba.co.jp/boards/151185 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 史村翔かしのはら勉が好きならおすすめです。俺は史村翔が好きだししのはら勉の絵が好きだからいいけど、ある日突然これ面白いから読んでとおすすめしても難しいとは思う・・・

ダメでもともと素子先生!

いつからでも走り出せる

ダメでもともと素子先生!
野愛
野愛
約2ヶ月前

私を見ろ!やりたいことやってやる!っていう勢いが気持ちいい。 荒々しくて砂埃が舞って激しいけれど別に誰のことも否定していなくてとにかく爽やか。迷ってるときに読みたくなる作品。 気弱で言いたいことも言えずうっすら馬鹿にされてる素子先生が、嵐のような陸上部のマネージャーと出会いやりたいことをやるお話。 誰かの押し付けによって自信を失うこともあるけれど、誰かが背中を押してくれるから自信を取り戻すこともある。 素子先生は生徒のことをまったく見ていないけど、見てこなかったからこそ一対一で向き合えたのかもしれない。 人生に無駄なんてないし、気づいた瞬間から走り出せるのかもと思える作品だった。

動物行動学+猫マンガ ニャン学

猫に興味がある方に #1巻応援

動物行動学+猫マンガ ニャン学
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

猫と暮らすにあたって知っておいた方がいいたくさんのことを、マンガ8割・文章2割でかわいく解りやすく伝えてくれる1冊です。 猫は何を思ってどう行動するのか、それに対して人間はどのように対処するのが良いのか。 猫は欲求を抱いているときにどのようにそれを伝えてくれて、人間はどのように察するべきなのか。 トイレ以外の壁などに排泄するとき。 フードの食べムラがあるとき。 噛みグセがあるとき。 家に迎え入れてずっと懐かないとき。 多頭飼いしたいとき。 実践的で多種多様なケーススタディを通して、猫に対する知識を深められます。私は猫は好きですが、飼ったことはないのでなるほどと学ぶところがたくさんありました。 特に、犬の場合は当たり前でも猫は気まぐれだからとされないケースもあるクレートトレーニングは、災害時における避難の際などに必要になるので猫の場合も絶対にやっておくべきであること、また具体的なクレートトレーニングの進め方も解説されます。 すべての動物に言えることですが、おおよその傾向はあるものの猫にもさまざまな性格の子がいるので、杓子定規に「猫に対してはすべてこう!」とするのも好ましくはないということもしっかり語られます。それぞれの個性は尊重してあげたいですね。 これから猫を飼いたいと思っている方、あるいは猫を飼い始めたばかりであったり身近に飼い始めた人がいる方、また猫に嫌がられずに撫でられるようになりたい方には良い本です。

きみが心に棲みついた Love Addiction

表紙みたいな可愛い話ではないです(笑)

きみが心に棲みついた Love Addiction
mampuku
mampuku
1年以上前

 いいところがほとんどなく振り回されてばかりの主人公、もがけばもがくほど嵌っていく泥沼のようで、積み上げたと思ったら鬼(星名さん)がやってきて簡単に元通りにされてしまう賽の河原のようでもあり…こういうドロドロとした人間の内面を一切の容赦もなく描きつつ、群像劇としてもちゃんと面白い。  何よりデッサン力や表情芝居など、とにかく絵が上手いというのは大きな魅力ですね。キャラクターの豊かな表情やしぐさが心情を正確に伝えてくれるので無駄なモノローグも要らないですし、構図も多彩かつ計算されつくしていて目を楽しませてくれるし、キャラクターデザインも一目見ただけで彼らがどういうキャラなのかを物語ってくれます。

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