吉川きっちょむ(芸人)1年以上前編集オカヤイヅミ先生が10周年に出した2冊のうちの一つ。 母が亡くなり、72歳の父との同居を決意した42歳独身男性サラリーマン。 ちょうどいい距離感にいた彼女にも呆れられ別れを告げられてぬるっと新しい生活を始めるが、久しぶりの父との生活でいろいろなことを再認識したり新しく発見したり。 フィクションの中の日々の話かと思いきや、東京オリンピックの話が出てきて、コロナが出てきて…。 「いま」これを描くことに意味がある作品だったように思います。 いまのこの年代の人たちがどう感じてどう生きているのかを地に足つけて描いていて面白かったです。 変化していく毎日をあるがままに受け入れるゆるやかな希望のようなものを感じてじんわりと心に染み込みました。8わかるfavoriteわかるreply返信report通報
あらすじ一人暮しを満喫していたバツイチ、42歳の灰田俊夫は、母の他界を機に東京都下に住む父と同居することに。久しぶりに帰った実家で、母の遺した500万円を見付け、何に使うか頭を悩ませるが……。2度目の東京オリンピックにコロナ禍……揺れる世界で、父(72歳)と子(42歳)の二人暮らしはつづいていく。続きを読む
オカヤイヅミ先生が10周年に出した2冊のうちの一つ。
母が亡くなり、72歳の父との同居を決意した42歳独身男性サラリーマン。
ちょうどいい距離感にいた彼女にも呆れられ別れを告げられてぬるっと新しい生活を始めるが、久しぶりの父との生活でいろいろなことを再認識したり新しく発見したり。
フィクションの中の日々の話かと思いきや、東京オリンピックの話が出てきて、コロナが出てきて…。
「いま」これを描くことに意味がある作品だったように思います。
いまのこの年代の人たちがどう感じてどう生きているのかを地に足つけて描いていて面白かったです。
変化していく毎日をあるがままに受け入れるゆるやかな希望のようなものを感じてじんわりと心に染み込みました。