野愛1年以上前編集これはたしかにつつがない。 必要以上の温かさも幸せも困難もなく、ただつつがない生活がここにはあります。 いや、ちょっとの不安や不穏さはあるんだけども、それを補うだけのちょっとの愛や優しさがある。 溢れんばかりではなくて、たまにぽたっと降ってくるくらい。 日々の暮らしってこういうのでいい。こういうのがいい。 自分もこういう生活をできている気もするし、できていない気もするし、客観的に見ないとわからないけど今日も生きているのでまあいいかなと思ってます。 この作品は何もない日々の暮らしへの礼賛ではなく、ただただそこにあるものを映し出しているようで、そのつつがなさが素晴らしいなあと思いました。 感想を一言で言うと「ああ、つつがないなあ…」って感じです。2わかるfavoriteわかるreply返信report通報
あらすじ第一回トーチ漫画賞受賞『牛乳配達DIARY』のINA最新作! 買い出しメモ、ヒヤヒヤの通帳記入、義妹の宿題、妻が寝るまで待つ時間、卒業式、バンドで行ったアメリカツアー、妻からの手紙コレクション、事故、深夜徘徊、海、パリ新婚旅行、失くしたピアス、旅の出会い、旅の終わり、告白――― 優しく鮮やかな筆致が照らし出す、暮らしの中の、なんてことなくて美しい瞬間の数々。若き著者[二十代・新婚・自営業・パンクス]が描く、現代ニッポンを他者と共に生きる暮らしの記録。続きを読む
これはたしかにつつがない。
必要以上の温かさも幸せも困難もなく、ただつつがない生活がここにはあります。
いや、ちょっとの不安や不穏さはあるんだけども、それを補うだけのちょっとの愛や優しさがある。
溢れんばかりではなくて、たまにぽたっと降ってくるくらい。
日々の暮らしってこういうのでいい。こういうのがいい。
自分もこういう生活をできている気もするし、できていない気もするし、客観的に見ないとわからないけど今日も生きているのでまあいいかなと思ってます。
この作品は何もない日々の暮らしへの礼賛ではなく、ただただそこにあるものを映し出しているようで、そのつつがなさが素晴らしいなあと思いました。
感想を一言で言うと「ああ、つつがないなあ…」って感じです。