4000年前のメソポタミアの地。ハムラビ王から命じられた難業に挑む設計士たちの物語――。紀元前18世紀、古代メソポタミアの地。バビロンの王、ハムラビは全土統一を果たしていた。そして彼は、久遠の国家繁栄を確たるものとするため「太陽に届く塔」の建設を命じる…。武人の家に生まれた宮廷設計士のガガは、ハムラビ王からの命を受け、ノアの末裔で天才設計士と噂されるニムロデを探しにディルムンの地へと旅立つ。もしニムロデを王宮に連れてこられなければ、待ち受けるのは無情な刑罰のため、それは決死の覚悟を持っての出発だった…。4000年前に栄華を極めた都市バビロンを舞台に、前代未聞の超難題に挑む天才設計士たちの歴史浪漫譚。建築学科出身の理系作家が描く、緻密で壮大は歴史スペクタクル!!
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戦場で設計士の役割って何だろう?
機能的で、短時間で建てられて、相手に見破られない様々な工夫があって、・・・。
そんな、かなり高度な建物の設計図面を描き、建築できるように指示することかなぁ。
複雑すぎると、いざという時に機能しないし、建築にも時間がかかる!
それも、4千年前・・・って。
今のような、CADも無いし、当時の設計士には、とてつもない才能が備わっていなければならない、選ばれし人の職業だったに違いない。
日本のお城も設計は、大変だったんだろうなぁ~としみじみ思う。
上巻では、まだまだ導入部分。
今後の展開が気になる。
早く下巻が読みたい!!