岩井俊二(映画監督) 、絶賛。「チャーミングにうねる線‥‥意思を持ったパース‥‥ちっちゃならせんのツノを中心に回転する物語‥‥気がつけば‥‥見えざる桃色の渦に飲み込まれている」アニメーション作家としても第17回文化庁メディア芸術祭[新人賞]を受賞した、新世代の才能が贈る初作品集。ツノのある妹と、ツノのない兄。母親と離れて暮らすふたりは、ある秘密の“特訓”を続けていた……。痛くて愛おしい“ちいさなおんな”たちを描く、四編の物語。 収録作◆『甘木唯子のツノと愛』全3話 /『透明人間』/『へび苺』/『IDOL』
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ほぼすべてのコマに背景が描いてあります。
そういうのって自分の記憶がしっかりあるからリアリティを持って描けると思うんです。
小学校生活とか他人の家とか、日々さまざまなことに意識を向けて観察してそれを作品に活かしてる。
だからファンタジー要素があっても浮つきがないので読みやすかったです。
もちろん絵も超上手いし、どの話も最初から最後まで面白かった。才能やべぇ。