名無し1年以上前編集喧嘩であれスポーツであれ、格闘が絡む漫画は 強さのインフレ現象が起こりやすいと思う。 ハイレベルで強い主人公とライバルが激突し、 主人公が僅かの差で勝利する。 場合によっては敗れたライバルは 主人公の軍門に下ったりダチになる。 次に新ライバルが現れ、あれほど強かった旧ライバルを 圧倒的な力量の差で葬り去る。 その新ライバルに主人公がまた辛勝し・・・ 黒い残響完結編も一部はそういう部分を含むが、 大鳥大悟とライバル木原の実力差、 赤蛇、青蛇、四天王それぞれの力と格。 輪蛇やCOBRAの面々のキャラや強さの質。 それらの設定が絶妙だったという感じがする。 基本的には大鳥大悟は超絶的に強いのだが、 過去の無理や悪行が祟って、体は壊れていき、 強さを失い気味になっていく。 だがそこに、だからこそそこに 強いということの意味が問われて行く。 大鳥にもライバル木原にも。 チームリーダーとしての強さが問われ、 大鳥や木原を支えるメンバーにも問われて行く。 リーダーが強いから従うのか リーダーが強いだけだから従うのか。 大鳥と、四天王や青蛇との対戦や、 終盤での木原との対戦は、 色々な角度からのチームの意味や強さを 考えさせられるものがある。 所詮は青春時代にイキガッている若者の 熱病的な一瞬の熱さのイマドキはやらない物語 なのかもしれないが。 だからこそ𠮷田聡先生も、 少しだけ昔の時代の話として描いたのかも知れない。5わかるfavoriteわかるreply返信report通報
あらすじ輪蛇の次世代リーダー候補、春間勇樹と競い合う男・井脇。弱小チームを離れ虎武羅の門を叩いた彼は、その昔“COBRA”を輪蛇と肩を並べるまでの存在へと導いた一人の男を知ることになる……。輪蛇の、そして虎武羅の血脈を追う“黒い残響”完結編、ここに開幕!!続きを読む
喧嘩であれスポーツであれ、格闘が絡む漫画は
強さのインフレ現象が起こりやすいと思う。
ハイレベルで強い主人公とライバルが激突し、
主人公が僅かの差で勝利する。
場合によっては敗れたライバルは
主人公の軍門に下ったりダチになる。
次に新ライバルが現れ、あれほど強かった旧ライバルを
圧倒的な力量の差で葬り去る。
その新ライバルに主人公がまた辛勝し・・・
黒い残響完結編も一部はそういう部分を含むが、
大鳥大悟とライバル木原の実力差、
赤蛇、青蛇、四天王それぞれの力と格。
輪蛇やCOBRAの面々のキャラや強さの質。
それらの設定が絶妙だったという感じがする。
基本的には大鳥大悟は超絶的に強いのだが、
過去の無理や悪行が祟って、体は壊れていき、
強さを失い気味になっていく。
だがそこに、だからこそそこに
強いということの意味が問われて行く。
大鳥にもライバル木原にも。
チームリーダーとしての強さが問われ、
大鳥や木原を支えるメンバーにも問われて行く。
リーダーが強いから従うのか
リーダーが強いだけだから従うのか。
大鳥と、四天王や青蛇との対戦や、
終盤での木原との対戦は、
色々な角度からのチームの意味や強さを
考えさせられるものがある。
所詮は青春時代にイキガッている若者の
熱病的な一瞬の熱さのイマドキはやらない物語
なのかもしれないが。
だからこそ𠮷田聡先生も、
少しだけ昔の時代の話として描いたのかも知れない。