死ぬと最初にたどり着くさびしい場所、それが「たそがれの市」。自分が死んだと気付かない“大人のおいと”を見かけた少女のおきく。おきくはおいとにまとわりつく幽霊を遮り言う。「お前は元の場所に戻りな」と。神隠しとされていたおきくは、幼馴染のおいとと谷筋でもみ合ううちに――。たそがれの市でおきくの思いを知ったおいとは……(「第一話 紅の皿」)。ほか、病で先だった母が子を思う深い哀しみを描いた「第二話 涙池」や身分違いの恋と因縁を描いた「第三話 思い出」、津波に流されて命を落とした娘を探し求めて迎えにくる現代の家族との交流の物語「第四話 津波」など。たそがれの市で、思いを残した死者と生者が交わるとき……生と死という壮大なテーマに向かい合った感動の全十一話。
格闘ゲーム界のリビング・レジェンド”梅原大吾”コミック化!プロ格闘ゲーマーという職業を作ったパイオニア的存在、梅原大吾。1996年、同じ時代を生きたもう一人の天才ゲーマー大貫晋也は、その男との出会いにより格闘ゲームの魅力へと取り付かれていく!ウメハラとヌキ、格闘ゲーム史にその名を刻む2人の激戦の幕が切って落とされた・・・!本編未収録、コミック版描き下ろしエピソードも特別掲載。格ゲーの頂点を目指すもの達の青春が今、始まる!
主人公の真琴は亡くなった祖父のお店のカメラ店を守ろうと奮闘中。そんな中、形見のライカM3を手にした時、不思議な力が芽生えて……!?女子カメがおりなすプリズムライフ、開演です!
玩具会社「ヨイコトーイ」で会社員として働く田中K一が、突然マンガ家としてデビューした!漫画家とサラリーマンという二足のわらじを描いた「副業コメディ」!マンガ家の視点から多忙で破天荒な兼業生活を描く!
緒上崇は女性アイドルグループ「あらたな☆チューズ」のファン、すなわち「あらブシ」である。しかし、彼は妻子に内緒で「あらブシ」活動を行うつわものだったのだ! アイドルオタクの悲しき性を描く日常コメディ!
「私が助手で、あなたが弁護士」。弁護士資格を持つ14歳の天才少女・リタは、大学中退のひきこもり繊細少女・まゆ子と法律事務所を設立! そんな二人のもとに、今日は一体どんな依頼が――!?
「Tokyo 7th シスターズ」のゲーム内に登場する、魅力的なアイドルたちのカードイラストに秘められた素顔にクローズアップするオムニバス形式の公式コミカライズ! 原作完全監修で全支配人必見の一冊!
効率的かつ正確な取り調べの方法を検証するために警視庁に新設された「特殊取調対策班」を舞台に、美貌の数学者・御子柴岳人が数学で人間の心の深層を暴く!!神永学もう一つのヒット小説、コミック版!!
2008年9月公開の映画『グーグーだって猫である』を完全コミカライズ。犬童一心監督が書き下ろした脚本を、猫との生活を描いたコミックエッセイ『うりかぶ。』の作者・秋本尚美が、軽やかなタッチで甦らせた。
野沢家の決まりごと。それは姉妹達で野菜作りをすること──。私、野沢ひなげし、小学6年生。パパが再婚して東京からこの農村に引越してきました。初めての農作業は大変だけど、初めての姉妹達と一緒に頑張ります☆
「ワレ2万円の重みわかって生きとるんか!!」「小学生かっおんどれはっ!!」「アンタ…パソコンなかったら死ぬんか?」平和な県営住宅に、今日も妻の怒号が飛ぶ、涙と汗と笑いが満載のドタバタ・ホームコメディ!
日本最北の動物園が廃園の危機に─―。そんなどん底の状態から理想の動物園を目指し、立ち上がった飼育員たち!進化し続ける「旭川市旭山動物園」が、入場者数日本一になるまでの、汗と涙の復活再生物語!
個人投資家の相談に乗る毎日を送っている有利子のもとに、バイオエタノールがらみで一儲けしようとする飛び込み客・金持が現れ…。お金に振り回される人々と、プロの技と天性の読みのよさで、その窮地を救う証券レディの活躍!
ミーハーかつハッタリ屋なセクシーダイナマイト・工藤(通称所長)と振り回されてばっかりの須賀(通称スカちゃん)の迷コンビが、探偵テクを駆使して華麗(?)に解決!!
夜は高級コールガール、昼は100円ショップのアルバイトとして生きる由佳。ジャングルのようなこの世のなかで、けものになって生きてゆく彼女に、さまざまな男たちの相手をすることが次第に変化を与えていく……。
自殺、孤独死、殺人…、死者のいた現場を清掃し遺品を処理する仕事、それがスウィーパーズ。『ホットマン』『刑事が一匹』のきたがわ翔が描く死の現実。あなたはこの事実を直視できるか!
死んだ人がたどり着く「たそがれの市」を舞台にした11話の短編集。 今年読んだ中でもトップクラスに面白いのだが、どういうふうに面白いかというには難しすぎる。 近藤ようこの作品との付き合いは中学生くらいからだけど、こちらの年齢が上がれば上がるほど、面白い この前20年ぶりくらいに「ルームメイツ」を読んだけど、昔に読んだ時よりもずっと面白かった。