怪奇・ミステリーマンガの感想・レビュー3336件<<89101112>>なんとアニメ化…こんなに風呂敷が広がるとはニャイト・オブ・ザ・リビングキャット メカルーツ ホークマンstarstarstarstarstar_borderさいろくタイトルのとおり色々とインスパイアされているコメディ。 猫になっちゃうウィルスのパンデミックで、仲間も次々と猫になってしまう(もふもふ) アニメ化すると聞いてどんな感じなんだろうと気になったものの、まだそれらしいビジュアルはそこまで解禁されていなかった。 https://nyailivi.com/ バカがバカを呼ぶ感じで残った人類も皆猫に夢中なのでとても平和な世界線ではあるものの、今後も楽しみにしたいしなんなら長寿漫画になってもらいたいぐらいである。 あとこの「なんで!?」は「ナンデ!?」と同義語ではあるものの異なる世界線であるためニンジャナンデとは関係ない。[リリー]の[スレッド]で、リリースレッドリリースレッド 誰でもないstarstarstarstarstar_borderさいろくSNSの時代でもう廃れてきてしまっているけど、某掲示板のようにスレッド形式で匿名でくだらないことを話し合うという体験。 そんな匿名で責任もなんにもないからこそ、犯罪予告やら陰口やら、虚栄も嘘も妄想も、何もかも言いたい放題のそんな場所で生まれる物語って結構ある。 怪談話もオカルト板で有名なものがいくつも生まれていったけど、そんな話をリリーが紹介していくような感じで進行する短編集。 ちょっとずつ繋がってたり、なんだかんだで実はちょっと悪くない話になってるものもあったりして読後感がいずれも悪くないのが好印象。ホラーというかモヤッとゾワッとさせられる短編集いんへるの カラスヤサトシstarstarstarstarstar_borderさいろくカラスヤサトシ先生は心理的な瑕疵を読者に残す。 単にトラウマというのとちょっと違って、報われない・救われない・気持ちが晴れない・振り返ると恐ろしいようなそんな描写が多く、理解の仕方は読み手に委ねられる気がする。 本作はすべて10ページないぐらいの短い短編で構成されているが、本当にスッキリしないモヤッとした気分や、最後まで来てゾッとさせられるようなそういう作品が多い。 これを描けるのは凄い。兄弟モノ?事件モノ?怪人モノ?いや、これは一体なんだろうアヤシデ 怪神手 水田マルstarstarstarstarstar_borderさいろく1巻を読んだ時点では、構成が結構しっかりしてそうな物語(短いかもしれないけど)に見える! 序盤の不思議なイジメ問題からの惨殺→●●●!? みたいなそういう事件モノっぽい印象が、そもそもの世界設定の「怪神」と呼ばれる現象の謎や神の概念など、色々と絡み合って、どうなるんだ?ってなっていくのが面白い。 巻末からの展開次第だけど駒はまだまだあるし伏線が早くも多数。 絵はまだまだなんだけど(失礼)これは面白くなるかもしれない、期待大です。 千九人童子ノ件千九人童子ノ件 羽生生純starstarstarstarstar_border寸々伝奇ホラーサスペンスから一気にメタフィクションに持っていかれる壮絶な漫画。機材が千九人童子に取り込まれるあたりもメタフィクションのメタファー(?)っぽい気がする。影を描く筆致がすごい。サブカル系漫画の名作ライチ☆光クラブ 古屋兎丸starstarstarstarstar_border宮っしぃ普段サブカル系の漫画って読まないんですが、これは何故か惹かれる物があって読んでみました 工場が立ち並ぶ街で男子中学生たちは秘密基地で特別な機械を作っている 美しい少女を攫ったり、罰として腹を裂いたりなどなど、エロとグロの中でもしっかりと狂気が描かれているのがかなり心に刺さる漫画 少年から成長していく葛藤や、性の見方、狂気と猟奇的な要素など、独特な雰囲気と描かれ方をしていて、読んでいて引き込まれます サブカル系って手が出しにくいなって思ってましたが、これは最後までのめり込んで楽しめる名作でした たしかにこれは原作の舞台も見てみたいですねあやかしの“穢れ”を祓う葬儀屋の旅路を描く和風ファンタジー #1巻応援あやかしの葬儀屋 あおたゆきこsogor25舞台はかつて争っていた人間とあやかしが共存の道を歩み始めた世界。 蛇のあやかしであるカガチは人間の少女・八重波とともに、葬儀屋としてあやかしを弔う旅をしていました。 あやかしは亡くなるとその身体から“穢れ”を放ち、周囲を蝕んでしまいます。 葬儀屋はその“穢れ”を祓い死者を弔うことを生業としていますが、 実際に“穢れ”を祓う儀式は葬儀屋であるあやかしではなく、 その身に同じ“穢れ”を持つ罪人のみが行えるものでした。 この作品はその幼い身体に“穢れ”を受けることとなった八重波の過去を紐解きながら、 あやかしを弔う彼女とカガチとの旅の様子を繊細で美しい作画で紡ぎ出す和風ファンタジーです。 1巻まで読了 なかなかハードな恋#1巻応援ねずみの初恋 大瀬戸陸六文銭殺し屋のねずみちゃんに恋した、ちょっと冴えない青年・碧くん。 彼の強烈なアプローチに、こういった経験が初めてなねずみちゃんは戸惑うも、まさかの付き合いはじめてしまう。 しかし、殺し屋だから、当然裏稼業ともつながっているわけで、碧くんも捕まってしまい酷い拷問をうける。 そこでねずみちゃんが取った行動は・・・という展開。 殺し屋と恋。 冷静と情熱みたいな感情の対比が良い感じなのですが、なかなかエグイ内容。 だけど、2人のしょーもない掛け合い(イチャコラ)が緩衝材になって、緊張と緩和の緩急をつけてくるのも面白い。 バズっていたので読んでみましたが、先が気になる展開なのと、2人の関係がどう転んでいくのか予想つかなくて今後が楽しみな作品でした。 不死身のパイセンの感想 #推しを3行で推す不死身のパイセン 田口翔太郎starstarstarstarstar_borderりゅーと・読んだ直後に思ったこと 「緊張と緩和」みんなハマりそう🎵極楽街 佐乃夕斗干し芋画がとても素敵!! 背景も細かいところまでこだわって丁寧に描かれている!! 極楽街で、『解決屋』を営んでいるテオとアルマ。 アルマは、天真爛漫でとても素直ないい子。 テオは、容姿も美しく姉御肌気質の落ち着いている人物。 その街で、度々人が消えてしまったり、殺人事件が起こる。 色んなタイプの怪物が次々に現れて、それを見事に退治していく。 しかし、テオは、何かしらを探している。 何が当たりなのか・・・。 不思議な世界観なのに違和感なく話に入り込めるのは、すごい!! 怪談を直接聞いている感覚で怖い…コワい話は≠くだけで。 景山五月 梨starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)そのまま怪談をコミカライズしたオムニバスって形ではなく、漫画家のエッセイ的でもあり面白い! ホラーを描いたことがない漫画家さんが、担当編集からの依頼で怪談提供者に取材をして聞いた怪談を描いていくことに。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CB01203215010000_68/ リアルなタッチの漫画家、二頭身でデフォルメのきいた漫画内漫画家、リアルなタッチの怪談の三層あってエッセイ風の絵柄とリアルな絵柄のギャップが好きです。 三層あることで、我々読者はより深くダイブしている感覚になるんでしょうか。 カメラワーク、場面の切り取り方もとてもいいので、いまこの場で話を聞きながら見てるような感覚があって臨場感がありますね。 ホラーの中でも怪談を聞くのがかなり好きなんですが、想像の余地を少し残すような描き方があるのでその感覚に近い形で読める気がします。彼岸島で一番グロい彼岸島 48日後… 松本光司名無し閲覧注意。24巻の表紙が今までで一番グロいと思う。 めちゃくちゃゾワゾワする。過激なイジメには過激な復讐を十字架のろくにん 中武士竜名無し※ネタバレを含むクチコミです。 武良井さんが真実を知った時にどう話が展開していくのか。。院内警察 アスクレピオスの蛇 酒井義 林いちstarstarstarstarstar_borderPom 院内交番、院内刑事ってあるんだ。 まず、登場人物も多く1回で自分分かるかな〜といつもながらに思ったのですが最初に、あらすじ等が書いてあるので、読むのに少し間が空いてもド忘れしたってことがなくてとても有り難かった。 武良井さんの彼女の本当の死因を調べるのもそうだがシリアスな中に、じんわりとする話が組み込まれていたり、少し笑えたり終始飽きなかったのでそれもまた良かった。 7巻でまた大きく話が動きそうで楽しみにしています。ギャップが女心をくすぐる~💓ホタルの嫁入り 橘オレコ干し芋2巻読了。 殺し屋なのに、母性本能をくすぐりまくりで、いいっ!! 甘えん坊で、素直で、常に伯爵令嬢の紗都子を守ってくれる心強い男。 紗都子は、生まれつき心臓に病気を抱えていて、今まで、外出さえ許されなかった。そんなある日、珍しく外出許可が出た。その外出したちょっとした瞬間に誘拐され、殺されそうになる。 そこに人を人とも思わない殺し屋の進平が、居合わせた。 『助けてくれたら、結婚する。』と懇願する紗都子との運命の出会いを果たす。 人を好きになったことがない、紗都子。 日々、なんだかモヤモヤする、紗都子。 父のため、家のために政略結婚を望む、紗都子。 殺し屋を好きになってはいけないと思う、紗都子。 これからの展開が益々楽しみ💓 やっぱり、女性は、ギャップに弱いのよね~🎵七夕の国の感想 #推しを3行で推す七夕の国 岩明均starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ディズニープラスで実写化ということなので久しぶりに読み返したがやはり面白い 昔は「窓の外を見る」と「手が届く」がよくわかっていなかったが今回読んで少しだけ理解できたな ・特に好きなところは? 東丸幸子と東丸高志。東丸幸子はなんか「風子のいる店」を思い出させるし東丸高志の面白い能力を持っているのに俗物感が溢れているところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 全4巻なのでサクッと読めそうだが岩明均なのでそんなことはないので気合を入れて読むのがいいと思います。 グリマスの感想 #推しを3行で推すグリマス 活又ひろきstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ なんか妙なエロが入っていたのであんまり好きじゃないかもなとか思っていたが1巻の終わりあたりから面白くなってきた。さてオーナーの過去もわかったし謎だった能力もわかった。じゃあこれからどうなるのかと思ったら終わった。 ・特に好きなところは? オーナーの能力を予測するところ。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 電車の中で読んだ後に、どうやったらオーナーの能力を防ぎつつオーナーを倒せるかを考えたがかなり難しくないか?オーナーの倒し方が思いつく人がいたらぜひ教えて欲しい 『ろくブル』の森田まさのりが描くサスペンスザシス 森田まさのりstarstarstarstarstar_borderさいろくなんとサスペンス…原作者ナシっぽいですが確かに森田まさのり作品だ… 相変わらずの描画力と線の強さ、構図もやはり「表情で表現できる」からこそのアップなコマが多い。モブの表情すら凄い。 描き込みがすごいのも相変わらずだし、空間表現力が更に熟練の感じで良い。 落下する人物を上から見下ろしているシーンで高さがなんとなくわかるというか。 ビルの屋上の高さの表現も極端じゃないからこそ身近にあるビルなんかで想像しやすくて、"リアル"だなぁと。 2巻まで読了したけど、4〜5巻ぐらいで終わる感じの流れっぽい? 無理に長くされちゃうより全然いいんですけどね。 楽しみがすぐ終わっちゃうというのは残念ではあるけど、いいまとまりを期待しつつ。(もちろん長く続いてくれるのもアリです)超絶劣悪環境のカンボジア獄中生活P.I.P.-プリズナー・イン・プノンペン- 深谷陽 沢井鯨starstarstarstarstarカイ詐欺師にハメられてカンボジアの首都プノンペンで絶望の獄中生活を送ることになる(元)教師の物語 純粋で真面目で正義感溢れて誠実な主人公が地獄の底まで突き落とされる絶望感 原作者がガチでプノンペンで投獄されたことあるらしくて、半ドキュメンタリーな獄中生活(※私は原作読んでないので詳細不明) 起承転結がハッキリしていて吸い込まれるように読み終わってしまうオススメの一冊 まぁよくあるパクり漫画の一つDOOOOM―ドゥーム― あかほりさとる 一宮幽名無し絵の雰囲気は良いのだが、 内容はリング、ZOOM、螺旋などのホラー映画やデスチューバーなどの漫画をパクっただけの作品。 脈絡も含め物語の練りが甘く、ツッコミどころが多い。電子と現実の恋愛ミステリーILY. なるめstarstarstarstarstar_border宮っしぃドット絵で描かれている一昔前のギャルゲーの様な見た目で描かれていく、恋愛ミステリー物 10年前の恋を引きづりつつも惰性で人生を歩んで行った主人公、ふとした時に10年前の恋人と出会うがその姿は当時のまま おかしいと感じつつも当時の想いを捨てきれずにいた主人公は彼女との新しい交際を続けていくが、やはり要所要所で違和感を感じていた そこである人物に出会い...そこから物語が急展開していく... 3巻と短めにまとまっているが、短編と考えれば綺麗にまとまっているとも見える 独特なドット絵で描かれていたのから作品に入ったが、ストーリーや設定などなど、ひと昔の名作ノベルゲームを彷彿させるというか... 自分がそういうのにハマってたからかもですが、個人的にはめちゃくちゃ楽しめた隠れた良作でした!雷に打たれても生きていたのに、宇宙人に連れ去られた恋人果ての星通信 メノタstarstarstarstarstar_borderゆゆゆただひたすらに、彼女のことを思うマルコをみていて、任期を終えたら10年前に戻っているのかなと思った。 むしろ、そう願った。 だって、細胞から入れ替わるかのように転移させられて、モスリにたどり着いたから、また元の世界に戻してくれるんじゃないかと思った。 それは閉じた星に住む生き物だからこその願いだと途中で気付かされた。 開かれた星では時が進んでいて、運が良ければ知り合いにだって任期中に再び会える。(最初は失踪するように消えるのは同じだけど) そして、10年間帰れないというどうにもならない事実がメインに描かれたのは最初だけ。上の人が決めたことは、どうにもならない。 描かれなくなった分、星をつくる仕事と合わせて様々な異星人の暮らしと歴史が描かれる。 『ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~』のモンスターたちのように設定はとても細かい。 設定だけで読切が作れそうなほど細かい。 次にくるマンガ賞にノミネートされるだけあって、深くて異星人とのやりとりがおもしろい。 所長の10年目はだれがそばにいるんだろう。 ゾンビだらけの世界でやりたいことをやるゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ 麻生羽呂 高田康太郎六文銭ブラック企業で死んだような生活をしていた主人公。 ある日謎の感染によってゾンビだらけの世界になってしまい、そこで絶望するどころか、会社にいかなくてよくなった解放感で、これまでできなかったことをやっていこうという話。 荒廃した世界の中で、なんとも前向きな話。 ただ、自分もいつ死ぬかわからない状況になったら、将来とか老後とか考えずに今何をしたいかを優先するんだろうなと思うと納得できる。 ゾンビに襲われる描写もあるが、そういったパニックホラー的な話よりも、それ以上に「生きること」にフォーカスしている感じが良い。 主人公のブラック企業から解放だけでなく、友人のケンチョは本当はお笑い芸人になりたかったとか、 ヒロイン・三日月閑も、厳しい父親の教えから、やりたいことよりもやるべきことを優先されて生きてきたことからの解放も描かれたり、登場人物何かしら縛られていた環境や過去から脱却は、読んでいて気持ちが良い。 人間何かしら不自由だったり、制約があるなかで生きてますからね。 こんな世界にならないと、やりたいことを思いっきりできないのは弱冠悲しいが、だからそ登場人物たちが生き生きしている様がイイ。 読んでいて元気になる作品です。 アニメや実写化などメディア展開も華々しい作品なので、そちらもチェックしたくなりました。アントロポセンの犬泥棒アントロポセンの犬泥棒 川勝徳重starstarstarstarstar寸々相変わらずの面白さ。漫画表現の多彩さに磨きがかかる。 判型と装丁の変態さは物理で持つことを強要してくる。 「犬泥棒」、「美しいひと」が好き。<<89101112>>
タイトルのとおり色々とインスパイアされているコメディ。 猫になっちゃうウィルスのパンデミックで、仲間も次々と猫になってしまう(もふもふ) アニメ化すると聞いてどんな感じなんだろうと気になったものの、まだそれらしいビジュアルはそこまで解禁されていなかった。 https://nyailivi.com/ バカがバカを呼ぶ感じで残った人類も皆猫に夢中なのでとても平和な世界線ではあるものの、今後も楽しみにしたいしなんなら長寿漫画になってもらいたいぐらいである。 あとこの「なんで!?」は「ナンデ!?」と同義語ではあるものの異なる世界線であるためニンジャナンデとは関係ない。