すべて著者1クチコミ3感想・レビュー3コメント92ユーザー2著者1件高浜寛ニュクスの角灯 扇島歳時記 エマは星の夢を見る 蝶のみちゆき SAD GiRLフォロー著者をもっとみるクチコミ3件高浜寛と名作文学「ラマン」の相性の良さよ!愛人 ラマン 高浜寛 マルグリット・デュラスかしこ原作小説は未読だったのですが高浜寛先生のファンとしてとても楽しめた作品。高浜先生は思春期の頃から小説を読んでいて思い入れが深かったと書かれていましたが、自分が一番好きな短編集「イエローバックス」の雰囲気にちょっと似ているなと思いました。デビュー時から感傷とか老成とかを描かれるとピカイチでしたからね。フランスではかなり取材を受けられていたようなのでフランス語がわかればなぁ…と悔しい思いです。こんなに現地で話題になるのは原作小説ファンも満足する素晴らしい漫画化だからでしょうね。日本のメジャーなストーリー漫画を意識して描かれた「ニュクスの角灯」とほぼ同時期に「愛人 ラマン」のような漫画にも取り組まれる高浜先生はやっぱりすごい作家だなと改めて思いました。火の作家、高浜寛イエローバックス 高浜寛影絵が趣味夜、わたしは住宅ひしめく町の、とあるアパートの一室に居て、部屋の電気をパチッと落とす。部屋はまっくら闇になる。それから蝋燭に火を灯してみる。周囲がぽわーんと仄かにあかるくなる。火の種は微かに揺れて、それに合わせるように周囲のあかるみも微かに揺れている。 高浜寛のマンガは、そんな揺れうごく火の種から、さながら幻影のように浮かび上がってくるかのようである。 わたしたちは日頃、何の疑問も持たずに、白い紙に黒い線で描かれたマンガなるものを読んでいるが、まず光の問題というものがある。目は、眼球というものは、光を通してでなければ対象をみることができないのだ。あるいは心の目にも似たようなことがいえるかもしれない、まず観照という光があり、それに照らされてはじめてイメージが浮かび上がる、照らされなければそこには闇が蠢いているばかりである。しかし、この闇というものからしてすでに光の生産物ではないか。光があればこそ、そこには闇があるということがみえる。光の前では、闇すらもそこらじゅうの対象と何ら変わりなく照らされるものでしかない。そうであれば、実は、光と闇は二項対立ではないのではないか。光と闇があるのではなく、まず、光がある。闇はその光により照らされてはじめて見られるものとなる。では、その光はどう見ればいいだろう、その光を照らす光はないのである。つまり光それ自体はどうしても見えない。光に照らされた対象をみることで、間接的に光を感ずるほかないのである。 マンガとは、ひとつにイメージの具現化である。イメージそれ自体と、描かれて具現化されたものとは当然異なってきてしまう。もっといえば、描かれたものと、読まれてイメージされたもの、これも当然異なるものになる。しかし、イメージしたものをありのままの姿で具現化したいというのが作家の本心ではないだろうか。そして高浜寛の場合は、その具現化したいイメージそれ自体に、まずイメージが光によって照らされて結ばれるまでの過程が含まれていたのではないか。高浜寛のあの特異性、黒い頁からコマが浮かび上がってくるかのようなマンガの描き方、なぜ高浜寛がほかに類を見ないこのような描き方をしているのかは、ひとえにまず光があるという問題から来ているのではないか。高浜寛の新連載!ミシュランガイドの話エマは星の夢を見る 高浜寛 エマニュエル・メゾンヌーヴ ジュリア・パヴロヴィッチ名無し※ネタバレを含むクチコミです。クチコミをもっとみるコメント92件かしこ2ヶ月前10周年で再び全作品公開してますね。私が好きなトーチ作家は高浜寛、窓ハルカ、INAかな。自由広場トーチ作品、まずどれから読めばいい?【トーチ8周年記念】1わかる名無し3ヶ月前河出書房新社の九龍COMICS、ここまでなし。 福山庸治、長田裕幸、高浜寛、西島大介......この頃の河出は太田出版・イースト・プレスと連れ立って 漫画界の最先端を疾走していた いやあいい時代でしたよ。本当に。自由広場読んでたら「趣味が良いな」と思うマンガのレーベル4わかる名無し11ヶ月前比較すると余計辛くなるだけでは…(^^;)ちなみに元アル中だったけど立ち直った漫画家でいうと、高浜寛やまんきつ先生がいますけど、ネット上で親交はあったりするんですかね。アル中は一生続く闘いらしいので本当大変だと思いますが、近くでサポートしてくれる人がいるかどうかが大事なんだとか。自由広場ルネッサンス吉田総合スレ~ルネッサンス吉田さんの「今」を見届ける~6わかるかしこ11ヶ月前高浜寛先生の歴史漫画に対する意気込みはこれを見るといいと思います。 https://artsandculture.google.com/story/QgUxDpw5vYGOKg?hl=ja獅子と牡丹潜伏キリシタンの秘宝を探せ!『獅子と牡丹』を語ろう5わかるコメントをもっとみるユーザー2件かしこnotificationsフォロー楠勝平と土田世紀と高浜寛と齋藤なずなが好きです! 【2023年読んで面白かった漫画】 ●水木しげる「総員玉砕せよ!!」 ●若杉公徳「世界はボクのもの」 ●松本剛「しずかの山」 ●萩尾望都「残酷な神が支配する」 ●松本大洋「東京ヒゴロ」 ●田亀源五郎「魚と水」 ●狩撫麻礼/かわぐちかいじ「ハード&ルーズ」 ●小林まこと「柔道部物語」 ●星里もちる「本気のしるし」 ●堀道広「おれは短大出」 ●市田「酒場の女」 ●青木万里子「アイも変わらず」 ●灰田高鴻「しろい花」沢庵(さわ)notificationsフォロー宮下裕樹、日本橋ヨヲコ、冬目景、高浜寛、こうの史代、高橋葉介などの作品が好きです。ユーザーをもっとみる
名無し3ヶ月前河出書房新社の九龍COMICS、ここまでなし。 福山庸治、長田裕幸、高浜寛、西島大介......この頃の河出は太田出版・イースト・プレスと連れ立って 漫画界の最先端を疾走していた いやあいい時代でしたよ。本当に。自由広場読んでたら「趣味が良いな」と思うマンガのレーベル4わかる
名無し11ヶ月前比較すると余計辛くなるだけでは…(^^;)ちなみに元アル中だったけど立ち直った漫画家でいうと、高浜寛やまんきつ先生がいますけど、ネット上で親交はあったりするんですかね。アル中は一生続く闘いらしいので本当大変だと思いますが、近くでサポートしてくれる人がいるかどうかが大事なんだとか。自由広場ルネッサンス吉田総合スレ~ルネッサンス吉田さんの「今」を見届ける~6わかる
かしこ11ヶ月前高浜寛先生の歴史漫画に対する意気込みはこれを見るといいと思います。 https://artsandculture.google.com/story/QgUxDpw5vYGOKg?hl=ja獅子と牡丹潜伏キリシタンの秘宝を探せ!『獅子と牡丹』を語ろう5わかる
原作小説は未読だったのですが高浜寛先生のファンとしてとても楽しめた作品。高浜先生は思春期の頃から小説を読んでいて思い入れが深かったと書かれていましたが、自分が一番好きな短編集「イエローバックス」の雰囲気にちょっと似ているなと思いました。デビュー時から感傷とか老成とかを描かれるとピカイチでしたからね。フランスではかなり取材を受けられていたようなのでフランス語がわかればなぁ…と悔しい思いです。こんなに現地で話題になるのは原作小説ファンも満足する素晴らしい漫画化だからでしょうね。日本のメジャーなストーリー漫画を意識して描かれた「ニュクスの角灯」とほぼ同時期に「愛人 ラマン」のような漫画にも取り組まれる高浜先生はやっぱりすごい作家だなと改めて思いました。