おろち

おろち

激しい嵐をさけるため、おろちが立ち寄ったお屋敷。そこには美しい姉妹がふたりきりで住んでいた。姉・エミ17歳、妹・ルミ16歳。だが奇妙なことに、ふたりとも18歳になることを異常なくらい恐れていた。身の毛もよだつような、恐ろしい血筋の家に秘められたナゾとは…?摩訶不思議な力を持ち、時を超えて存在する美少女・おろち。行く先々で哀しき運命を背負った人間と出会い、その翻弄されゆく人生を傍らから観察し続ける…。

みこととおろちと

みこととおろちと

自分が描いた妖怪と出会える筆――。四十九日法要の頃、小泉ミコトはおじいちゃんの形見である「叢雲の筆」を貰い受ける。使ってみると、絵の通りの妖怪・ヤマタノオロチが現れたのだが、なんだか思っていたのとは違ってて……。優しき想いが筆に乗り、素敵な友情描く大妖怪ファンタジー。

やおろちの巫女さん

やおろちの巫女さん

その昔、怪物を引き連れ人を滅ぼさんとした怪物の王は、邪神・ヤオロチを宿す巫女に心臓を奪われ封じられてしまう。残された怪物たちは王の心臓を取り戻すべく、毎日巫女に襲いかかるが、全然かなわぬまま千年が流れ、人類はすっかり大繁栄。現在はヤオロチを継ぐ女子高生・ユキに、襲いかかっては返り討ちの、平和な毎日を送っているのであった。キュートな巫女とおバカな怪物の「異」日常!