小学館マンガの感想・レビュー4596件<<1112131415>>ドラゴンが焼いた焼きおにぎりを食べてみたい #1巻応援ドラゴン養ってください 東裏友希 牧瀬初雲兎来栄寿今年は辰年なので、龍マンガやドラゴンマンガは積極的に推していきたいです。ということで、今日も良いドラゴンマンガが発売されました。 『スティアの魔女』の牧瀬初雲さんが元々は同人で描かれていた作品を、『しいちゃん、あのね』の東裏友希さんが作画を担当してリメイクした作品です。 皆さんも、一度はドラゴンと一緒に暮らしてみたいと思ったことはありませんか? 私はあります。とはいえ、大人になってから考えるとその大きな体を保つために必要な大量のカロリーを摂取するためにはどれくらいの餌が必要なのかとか、そもそも田舎の広い家でないと飼えないよなぁとか現実的なことを考えてしまうわけですが。 本作の主人公、村上もさまざまな苦労を抱えながらアパートの一室でドラゴンのイルセラと暮らしていくことになります。人外はしっかり人外であって欲しい、半端に人間に寄らないで欲しいと思う方は村上にとても共感できるのではないでしょうか。 上位種としてプライドは高いけれどチョロいところもあるイルセラとの掛け合いが面白く、ファンタジー設定を生かしながらコメディとしての楽しさが随所に溢れています。 「人間はホモ・サピエンス、賢い人という意味」 と伝えると 「思い上がってますね クソザコハダカザルとかで十分」 と返してくるシーンなど大好きです。 4話で描かれる人間の愚かしさを描いたエピソードなどはさもありなんという感じで、こちらもかなり笑えました。焼き氷屋さん、好きです。その前提となる、3話で焼きおにぎりを焼かされるドラゴンという構図も珍妙で良いです。 舞台となる辰居町は、読んで字のごとく竜神にも縁がありドラゴンと龍が共演していくのも辰年に読みたいドラゴンマンガとしてポイントが高いです。 商店街の皆さんやヒロインの犬飼さんも癖が強くて良いキャラしています。 たまに大きい設定が出てきつつも、概ねギャグに回収されていくので肩肘を張らずに気楽に読んで楽しめます。 おまけの番外編は、憧れが詰まったシーンが描かれています。私もドラゴンのお腹の上で午睡を楽しんでみたい! 見た目は高貴、中身は知的と見せかけて人間味溢れるドラゴンとの暮らしを楽しんでみたい方はぜひ。個人的には普通。具体的どこが面白いかと言われると分からない。藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版> 藤子・F・不二雄名無し普通。この話がいいとかそう言う感覚も無かったです。吉野朔実で特に好き恋愛的瞬間〔文庫版〕 吉野朔実starstarstarstarstar瀧儚く繊細な絵に秘めた危うい雰囲気、本当にガラス細工のような漫画を描く作家ですねアタックシンドローム類4巻アタックシンドローム類 吉沢潤一ミホ※ネタバレを含むクチコミです。 こんな愛の形があっても良い月光の囁き 喜国雅彦starstarstarstarstar瀧変態少年と普通の恋愛を求める少女がSMに目覚めてゆく異色のラブ・ストーリー 純文学的な作風による独特な世界観に引き込まれるよくこの時代にこの漫画を描けたのが凄い!わたしは真悟 楳図かずお名無し切ない。 奇跡は誰にでも1度おきる だがおきたことには誰も気づかない混沌ドロヘドロ 林田球名無しこの独特の雰囲気の漫画はこの作者にしか出来ません。ハマったら一気に行きます。 どのキャラクターも凄く魅力的です! 特に心が大好きです。カッコいいです。 個人的に最後はちょっとと思いましたが、それでもトータルで最高です。 原画展も最高でした。 名作!藤田和日郎と言えばこれって言うイメージの方が多い!うしおととら 藤田和日郎名無し気になってる人は色々調べたりせず、黙って買うなり、レンタルするなりして読んで下さい。個人的には初めは面白くないですが、後半や最後はやばいです。 藤田和日郎と言えばうしおととら と言うイメージが強いですが、個人的にはからくりサーカス派です。笑令和で初めての名作。チ。―地球の運動について― 魚豊名無し今まで当然のように習って来た事が、いろんな人の経験や意思があって自分の知識の一部になってると考えると中々考え深いものです。 今までにない視点の漫画。 令和に入ってからの作品で圧倒的に面白かったです。 作者もまだ若いのでこれからの作品も楽しみです。67歳の新人 ハン角斉短編集67歳の新人 ハン角斉短編集 ハン角斉starstarstarstarstar_border寸々67歳の初期衝動。整骨院の仕事を終えてから夜遅くにぼやける目をこすりながら執筆を続けているとのことだが描き込みの量もすごい。 モテない中年・老齢男性が出てくる話が多く、みじめさと不条理さを描いている中でオカルトやエロティックな展開が光る。 「親父のブルース」のラストが好きすぎる。 最高!からくりサーカス 藤田和日郎名無し全漫画の中でNo.1これを超える漫画にまだ出会えていないです。圧倒的に面白く、感動し、終わり方も完璧です。ちょっと長いですが、読み終えてからあの細かいストーリーもないと辻褄が合わないなと思いました。最高の漫画です。絵が苦手と言われる方がいますが、読み進めて行けば気にならないと思います。 どう言う内容かは言語化出来ないので、気になっている人は読んでみて下さい。僕は第三部、好きだけどねワタリ 白土三平starstarstarstarstar_border阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ) 『ワタリ』が教育=洗脳論である事、終盤の流れが寺子屋から近代的な学校に移っていく時代の流れなどは善悪を超えた社会論、教育論として興味深く、特に0の忍者の持つMKウルトラ作戦的なSF性や神話に纏わる寓話性がある。 この作品には一つの曰くがあって、最終部となる第三部が著書・白土三平による選集に収録されていなかった。これは第二部を執筆後の白土が急病に倒れ、全体的な完成に関与できなかった故に自作ではないとの判断により除かれたのである。 実際第三部は変装のトリックがクドいほど多いなどの欠点が無いとはいえないが、それでも0の忍者が単なる暗示による超人忍者計画ではなくて、寧ろ無限に代替を生成する究極の身代わりの術―あたかも、アラビア数字の位が0で増える様な簡単さで己の複製が出来ていく、全ての基礎のような術―であると示される様は圧巻であり、それに白土が何処までタッチしていたかは不明だがそのエッセンスをある程度以上の水準で連載させて完結させた姿を見ると、当時の赤目プロが単なる職業集団では無くてワタリたちが理想としていた思想を共有し独立した生活単位を営む渡一族に見えてくる。 暴力の子は暴力―現代のカインとアベル―仮面ライダーBlack 石ノ森章太郎starstarstarstarstar_border阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ)2024年3月18日 ヒーロー番組のコミカライズなのに、主人公の暴力に治安維持や革命と言った肯定的な因子を持たせず只管陰惨で凄絶な暴力と陰謀の坩堝であるのが異色過ぎる。 正直その方が、リアルな紛争の隠喩なんだろうが、これがリアルだと達観するのも、そこから突破口を見出すのも困難極まりない。喉に刺さった小骨のような漫画。 やすじですマッドアンドワンダー やすじ名無し読んでくれてありがとうございます。 1人でもこの作品を読んで笑ってくれればいいなと思っています。 Twitterやっているので もしよかったら覗いてねദി ᷇ᵕ ᷆ )♡ https://mobile.twitter.com/YASUJICOMIC/with_replies祝・連載再開MOONLIGHT MILE 太田垣康男starstarstarstarstar瀧圧倒的画力と宇宙開拓というロマン 最高ですあしたのジョー+バリバリ伝説?F(エフ) 六田登starstarstarstar_borderstar_border瀧序盤が完全にあしたのジョー あと何故か女性キャラが皆酷い目に合う ヤニカス青春譚煙色のまほろば 後藤うどん名無しヤニカスがテーマなのにこれまでにない感じの爽やかさも感じられる作品で好き。メタモルフォーゼの縁側を見たときにBLに年齢なんて関係ない!って感じだと思ったけど、これはそのヤニカス版って感じで良かった。いいなぁ他人への詮索も程々に、自分の楽しみを知る路傍のフジイ 鍋倉夫starstarstarstarstarさいろく会社で上手くやっていくには周りと打ち解けないといけない、と思う。ある程度は。 昨今、コンプラが強く意識されるようになった!と言われてはいるものの、本当に全ての社会でそうなっているとはまだまだ到底言えない。 どこでも目立たない弱者が発生するのがコミュニティだと思う。誰かが飛び出ていたらその分の偏りは必ず生まれる。 本作の主人公フジイは別に無欲の仏なわけでも、強運の持ち主なわけでもなくて、本当に居そうで居ないだろうなっていう不思議なキャラ。 そんな彼が、何かしらに固執というか執着に囚われて上手く気持ちの整理が出来ない同僚や関わった人たちの考えや気持ちに少しずつ変化をもたらしていく物語。 結果として少しの変化が発生しているところまで見せてくれるので、割とスッキリできたりする。 なんかすごく、いいなぁ と思う。昼間ちゃんが死ぬほど可愛い猫のお寺の知恩さん オジロマコトstarstarstarstarstar_border瀧昼間ちゃんの為に全巻揃えたまである 妙なリアリティのある奇妙な鳥人間と居候コメディ!クジマ歌えば家ほろろ 紺野アキラstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)めっちゃくちゃ好きです!! 中学一年の鴻田新(こうだあらた)が学校からの帰り道に出会ったのは腹をすかせた奇妙な人型の鳥みたいな人語を話す生物・クジマ。 聞くところによるとロシアから来たという。 日本食が食べたくて来たというが…。 いろいろあって翌年の春にロシアに帰るまで住むことになったクジマと鴻田家のホームコメディ! https://gekkansunday.net/work/4466/ 1話あたりそこまで長くない話で、寒くなると日本に来て暖かくなるとロシアに行く渡り鳥みたいなやつに居候されるっていう奇妙な設定が素晴らしくハマって面白いです! 奇妙な鳥ってだけでも面白いのに、ロシアから来てるからロシア語話せるしロシア料理作れるし、たまに外国人みたいな「分からないデス」みたいなとぼけ方を入れてきたり、ブチ切れるとロシア語で罵倒したりともう、面白い! 単純にロシア人の留学ものとして見てもいいのかなって思ったら、最悪、虫食べて生きていけるっていう、それはもうマジで鳥じゃんっていう部分も垣間見せたりでクセになる! 紺野アキラ先生、いままで読切も漏れなく全部面白かったので、連載始まって本当に嬉しいです! ホラーも面白かったので、この鳥にも少し怖さがある気もしますが、ホラーとコメディって表裏一体なので楽しみです。兄弟モノ?事件モノ?怪人モノ?いや、これは一体なんだろうアヤシデ 怪神手 水田マルstarstarstarstarstar_borderさいろく1巻を読んだ時点では、構成が結構しっかりしてそうな物語(短いかもしれないけど)に見える! 序盤の不思議なイジメ問題からの惨殺→●●●!? みたいなそういう事件モノっぽい印象が、そもそもの世界設定の「怪神」と呼ばれる現象の謎や神の概念など、色々と絡み合って、どうなるんだ?ってなっていくのが面白い。 巻末からの展開次第だけど駒はまだまだあるし伏線が早くも多数。 絵はまだまだなんだけど(失礼)これは面白くなるかもしれない、期待大です。男の妄想を具現化したような漫画ガイシューイッショク! 色白好名無し世の男性が一度は妄想したのではないのでしょうか? 主人公の男性サラリーマンがひょんなことから巨乳女子と同棲し始め、エッチなバトルを繰り広げる日常エロティック漫画です。 読んでるうちに独特な世界観に引き込まれ、もっと過激な展開を!と焦らされる、 でもその焦らされが気持ちよく続きが気になってしまう唯一無二の漫画。 ぜひ仕事の合間の息抜きに、ふと読んでみてはいかがでしょうか やばい!めちゃくちゃ好きなやつ!写らナイんです(読切) コノシマルカ名無し面白かったー! なにより、オカルト部に熱血顧問が付いてるのが面白かったです。白山と三田さんみたいに連載化してほしい……!!!『電波教師』作者が描く異世界×株式投資 #1巻応援株式豚野郎、異世界で杖になる。【単行本】 東毅starstarstarstarstar_border兎来栄寿日経平均株価がATHを迎え一時は4万円を超えた今日この頃。ビットコインも1千万円を超えて話題になっておりますが、さくらインターネットの急落などもあり投資はあくまで自己責任で、大事なお金には手を出さないようにしましょう。 というわけでこちらは『電波教師』や『異世界シェフと最強暴食姫』でお馴染みの東毅さんの新作、異世界転生×株式投資の物語です。 天才投資家の大蔵雑華(おおくらさいか)24歳が、会社で億単位の損失を出して自殺を図った妹の命を救うために女神が課した「1年で2兆円稼ぐ」というミッションを果たすべく、異世界に杖の姿で転生するというストーリーです。 冒険者は皆ギルドで自らの株を発行してそれを活動資金としており、クエストの成否や将来性などに応じて変動する株価や戦利品の配当などが投資家の利益となるという世界設定にまず面白さがあります。 何で女神が人間界の貨幣を欲しがるのか、本気で2兆円稼がせたいならもう少し初期所持金を優遇してあげるべきではとか、言語・通貨・株のシステムなどは異世界でありながら日本仕様であるなど設定的には大雑把なところもありますが、一方でこの異世界においては魔物よりも飢饉や疫病で死ぬ人の数の方がずっと多いという設定もなされています。 その際に出るもうひとりのヒロイン・ソルスの母親である勇者ルーチェが呟く 「私の剣は、病も貧困も斬ることができない」 といったセリフなどは流石の味わいです。随所で東さんの良さが出ており、鍛冶屋のシーンなども好きです。 ソルスが5年で1000億を溶かしたというところから見ても世界にある富の総量はかなりのものであるように考えられますが、それでも飢餓や貧困が蔓延しているとなると極一部に富が集中しているであろうことが予想されます。そんな海千山千の世界で、雑華がどのように現実の投資テクニックを用いて無双し稼いでいくのかが見どころです。 PER、PBR、ROE、スキャルピングなど基本的な株式用語を楽しみながら学べるのは良いと思います。一方で、S級冒険者の名前が「ミズホクリミナル」であるなどの小ネタには笑います。 しかし、作者コメントによると何やら東さんの近況が穏やかでないようで心配になってしまいます。<<1112131415>>
今年は辰年なので、龍マンガやドラゴンマンガは積極的に推していきたいです。ということで、今日も良いドラゴンマンガが発売されました。 『スティアの魔女』の牧瀬初雲さんが元々は同人で描かれていた作品を、『しいちゃん、あのね』の東裏友希さんが作画を担当してリメイクした作品です。 皆さんも、一度はドラゴンと一緒に暮らしてみたいと思ったことはありませんか? 私はあります。とはいえ、大人になってから考えるとその大きな体を保つために必要な大量のカロリーを摂取するためにはどれくらいの餌が必要なのかとか、そもそも田舎の広い家でないと飼えないよなぁとか現実的なことを考えてしまうわけですが。 本作の主人公、村上もさまざまな苦労を抱えながらアパートの一室でドラゴンのイルセラと暮らしていくことになります。人外はしっかり人外であって欲しい、半端に人間に寄らないで欲しいと思う方は村上にとても共感できるのではないでしょうか。 上位種としてプライドは高いけれどチョロいところもあるイルセラとの掛け合いが面白く、ファンタジー設定を生かしながらコメディとしての楽しさが随所に溢れています。 「人間はホモ・サピエンス、賢い人という意味」 と伝えると 「思い上がってますね クソザコハダカザルとかで十分」 と返してくるシーンなど大好きです。 4話で描かれる人間の愚かしさを描いたエピソードなどはさもありなんという感じで、こちらもかなり笑えました。焼き氷屋さん、好きです。その前提となる、3話で焼きおにぎりを焼かされるドラゴンという構図も珍妙で良いです。 舞台となる辰居町は、読んで字のごとく竜神にも縁がありドラゴンと龍が共演していくのも辰年に読みたいドラゴンマンガとしてポイントが高いです。 商店街の皆さんやヒロインの犬飼さんも癖が強くて良いキャラしています。 たまに大きい設定が出てきつつも、概ねギャグに回収されていくので肩肘を張らずに気楽に読んで楽しめます。 おまけの番外編は、憧れが詰まったシーンが描かれています。私もドラゴンのお腹の上で午睡を楽しんでみたい! 見た目は高貴、中身は知的と見せかけて人間味溢れるドラゴンとの暮らしを楽しんでみたい方はぜひ。