母性天使マザカルカノン

何だこの漫画は!

母性天使マザカルカノン 1億年惑星
toyoneko
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まずはこちらのツイートをご覧ください https://x.com/sleepfool/status/1834185604302864508 私のタイムラインにこの投稿が流れてきてですね 何だこれは、素晴らしい作品だ、ぜひ読まなければならない!と感銘を受け、即購入したのが本作「母性天使マザカルカノン」です(この画像は55話の一部。2巻に収録) 本作は、エッチな漫画雑誌(ホットミルク)に載っている、エッチじゃないコメディです エッチな漫画雑誌に載っているエッチなじゃないコメディの中には、わりと有名な作品もあります Gヒコロウ先生の作品とか、道満晴明先生の作品とか、ゲノムとか、ギニャーズとか、火鳥先生の作品とか、櫻井エネルギー先生の作品とか、縁山先生の作品とか、私が思いつくだけでもいろいろ こういう、エッチな漫画雑誌に載っているエッチなじゃないコメディには、やたらと破壊力が大きい作品もあって、先ほど挙げた作品群はわりとみんな破壊力が大きいですね 破壊力が大きいというのはどういうことかというと、たとえば一番最初に挙げたツイートの画像は破壊力が大きいです さて、本作「マザカルカノン」のストーリーは、小学生女子である城ケ崎花音(8さい)が、迷える(顔の濃い)オッサンたちの悩みを解決するため、母性天使マザカルカノンに変身して活躍する!というものです 1話あたりわずか4頁というスピード感(コミック1冊あたり30話収録)とテンションの高さが魅力! 途中でキャラが強めの漫画家(準レギュラー)が出てきてからは(11話)、変な方向にさらにテンションが高くなり、お絵かきのスピードをアップする話(16話)、10連休の話(20話)、コアマガジン社の話(22話)、30歳になる話(30話)とか、ヤバくてテンションの高い話がどんどん増えていきます(以上は1巻収録) 2巻になってからヤバさはさらに加速し、コミケに行く話(31話)、エビをさばく動画を撮影する話(32話)、いいねの数だけ腕立て伏せする話(34話)、またコアマガジン社に行く話(55話)を筆頭に、酒を飲んでストーリーを考えたとしか思えないようなお話が目白押し!になります テンション高めのヤバいギャグを読みたい人におすすめです 画像は、10連休の話の一部

まんが 不況とインフレで日本沈没 どん底!貧困トンデモ話

L◯の表紙のようないつもの #1巻応援

まんが 不況とインフレで日本沈没 どん底!貧困トンデモ話 コアコミックス編集部
兎来栄寿
兎来栄寿

数年前からコアコミックスのコンビニ本が電子化されていますが、どのくらい売れているのかデータを見たことがなく、語る人も少ないので気になっています。BLが電子化で飛躍的に伸びたように、こうしたアングラな本も電子との相性は良いのではないかと思っているのですが。 中身はいつものコアコミックスのコンビニ本なのですが、この手の本としては玉乃井ぺろめくりさんによるかわいい表紙イラストが異彩を放っています。 昨年から世間を騒がせた、広域連続強盗の「ルフィ事件」を代表する闇バイトについてなど最新のトピックも扱われています。闇バイトに応募してくる若者は、元々の生い立ちから不幸があり貧困で知的弱者が多いと赤裸々に語られる様はまさにこの世の闇です。 偽名で生活保護を不正受給する人を取り締まれない理由、令和のヤクザ事情、実家のような安心感を覚えるマグロ漁船体験記などなど、時代は変わっても不変である人間の本質から生まれるさまざまなエピソードが描かれます。 アイドル業だけで食べていけないアイドルたちのとある副業での悲惨なエピソードは、「あ、この話は某作品で出てきたやつだ!」と進研ゼミのCMのような反応が出ました。やはり、マンガはあらゆることを教えてくれます。 テレビ業界の最底辺である派遣ADを描いた話は、フィクションのようですが非常にリアルでどこにでもありそうなエグい内容だなと。 「マンガを読むと社会がわかる」とは某元首相の言葉ですが、まさにそれを体現しているようなこのシリーズは一度は読んでおくと良い社会勉強になると思います。特に、こうした作品に登場するような人物とは無縁の生活を送って大人になり政治などに携わっている方には読んで欲しいです。