夏目義徳短編集

夏目義徳短編集

少年誌から青年誌、アメコミやスポーツ、日常ほのぼの4コマまで幅広く描いてきた作家、夏目義徳のデビューから現在までの読切作品が新たに電子新装版として登場。第一弾はデビュー作となった雨天笑遊記二作。新人コミック大賞入選作でそのまま増刊号デビューした一作目と、少年サンデー本誌掲載となった二作目を収録。新人らしく技術的にもまだまだ粗削りながらその後の「トガリ」や「クロザクロ」などの連載につながる原点を当時のまま収録。各作品の執筆時の経緯などをあとがきに書き下ろし付。
ぺそ
ぺそ
2020/11/27
誤植から生まれる植物の優しくて不思議なお話
ものすっごく良かった!! こういう優しくて可愛くて不思議なお話大好きです! 「誤植」が植物に見えるペディーさん。文字の砂漠でひっそり生えている「誤植」たちを寂しくないよう切り取って庭に植え替えてやります。ある日、レシピ本のなかに「にんげん1/2」という誤植を見つけそれを鉢植えに植えるとそこから青年が生まれ家事を手伝うように…! https://i.imgur.com/hXzUJhc.png 細い繊細な線で描かれる、和洋入り交じる不思議な世界が可愛い! 本から切り離され、誰にも読まれなくなったためにアイデンティティを失った誤植たちは枯れかけますが、それをペディーさんが機転で救う。 「誤植の弟」との穏やかな生活が続いていくハッピーエンドにホッと温かい気持ちになりました。 新國みなみ先生ってどこかで…と思ったら、AandDという海外グラフィックノベルっぽい天使と悪魔のお話を描いていらっしゃる方でした。世界観のオシャレな感じは共通するものがありますね。どちらも素敵です。 https://twitter.com/nikkuni373/status/1254632259371450372?s=20 38ページのお洒落で優しい「世にも奇妙な物語」という感じのお話なのでぜひたくさんの人に読んでほしいです!
姥捨山

姥捨山

「一度捨ててしまった想いは、もう二度と戻らないのだろうか――…」 大飢饉の折、掟によって息子の手で“姥捨山”に捨てられる老婆。死を前にして、老婆は旅の僧に自らの過去を語る。彼女の後悔とは。そして長年心に秘めてきた、衝撃の事実とは。愛と感動のストーリーです。
マイナス 完全版

マイナス 完全版

「きっ嫌われたわ……っ!!」前任者の急死により、新卒ながら担任を持つこととなった美人高校教師・恩田さゆり。周囲からは期待されつつも、幼少期のDVがトラウマとなり常にマイナス思考に陥ってしまう彼女は、生徒を誘惑し、暴力をふるい、そしてさらに残忍な事件を起こし…。『サイレーン』『シマシマ』『はだかの林檎』など、常に話題を呼ぶ実力派漫画家・山崎さやかの初期代表作にして、魂を削って描かれた超問題作!連載当時、回収騒ぎとなった幻のエピソードも収録し、世紀をまたいで奇跡の電子書籍化です!

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たか
たか
2020/08/03
こういう女子バスケ漫画が読みたかったんだよ!!!(大声)
この間たまたま新刊ページをを見てて、「おっ、知らないバスケ漫画があるな」と思ったらまさかの本格女子バスケ漫画で、軽くググったらnote記事が出てきてイラストの魅力にガツンとやられソッコー買ったのがこれです。こんなん元女バスとしては買うしかないじゃん…! https://note.com/imazine_world/n/n4ad8f0d9a6cc https://youtu.be/SuM7UaMNHpo はあ〜〜! 格好良すぎる!! 思い起こせば私は女子バスケ漫画を読んだことがありません。 そもそも、ちゃんとした女子バスケ漫画「リアルな等身のふわふわしてない女子がガチでアスリートしてるシリアスなバスケ漫画」って存在しているのかすらわからないです…。 そして私の抱いているこの疑問がまさに、著者の歩先生がこの作品を描こうと思ったきっかけなんだそう。 >自分が読みたい路線の女子バスケの漫画が今までなかった。キャラクターは偶像的な女の子でなく、ちゃんとひとりの人間として描かれていて、それでいて絵がかっこよくて、ガチで…そういう女子バスケ漫画が読みたかった。 実際読んでみて、いやもう、ほんとおっしゃるとおりで「絵がかっこよくて、ガチ」で最高すぎる。 試合内容もガチならば、全員バスケに対してガチでふわふわ浮ついたとこがない。 はいこれ!!!!!好き!! また、女の子たちは平均身長の可愛い子から超高身長で筋肉質なイケメンまで多種多様はい好き!! https://d2l930y2yx77uc.cloudfront.net/production/uploads/images/12438693/picture_pc_c06a5ff33d173acda5a2166f8c8db1a4.jpg (画像URLは「🔰はじめての人のためのBREAK THE BORDERガイド」より) んも〜〜、超リアル。 「そうそう! バスケ部ってこうだよね…!」と、すんごいしっくりくる。 スポーツ漫画は、スポーツというテーマが平凡すぎるために、主人公や周囲のキャラに癖の強い個性・見た目・名前を付けて差別化しようとする傾向があるような気がします。 が、この作品は真逆。 出てくる誰もが「あ〜、こういう子居るよね」と感じるくらい超自然で没個性的。普通だったら、キャラの弱さは漫画においてウィークポイントになってしまうだろうけど、この作品は違います。 キャラが平凡なのではなく、「どっかの練習試合で会ったことあるよね」ってレベルでリアルだからこそ、それが魅力になっているんです。 5番のPG・樹里先輩とか日本に1万人くらいいるでしょ(震え)…眼鏡の雨宮先輩も絶対1校に1人はいる。 https://i.imgur.com/KhOOXuc.png (△『BREAK THE BORDER』歩 4話より) キャラの造形だけでなく、試合ももちろん迫力満点。1つ1つの動作や姿勢が「本物」で説得力がすごい。ディフェンスするたびに、ボンボン背中から吹っ飛んでくとこ狂おしいほど好き。 そして動作の軌跡が水彩ブラシで描かれてるのが超〜〜格好いい…!! さらに足さばきやボールの鋭い動きには、ほっそい引っ掻いたような白い線がかかれていてたまらない。 なんかもう…めっちゃ良いもの見たなと、幸せな気持ちでいっぱいです…ありがとうございます。 https://note.com/imazine_world/n/neea54d52d097
六文銭
六文銭
2020/10/21
ネタ化されているが、正統派な少年漫画だった
ネット上で一部ネタ化されているが、自分自身思春期にリアルタイムで読んでいたこともあって思い出深い作品でもある。 ・・・思い出深いというか、色んな意味で衝撃的な作品だったというほうが正しいかも。 電子化されていることにたまげて、懐かしさに思わず読んでしまった。 読んだ感想なのですが・・・あれ?意外とまともな少年漫画じゃん、ということ。 昔、感じた衝撃とは別に、通して読むと至極真っ当な感じをうけました。というか、ちょっと面白いぞとすら思った。 本作は当時、週刊少年ジャンプで連載されていて1巻完結ということは「お察しください」の類なのは周知だと思いますが、内容もその感じで、超展開が凄まじいのです。 特に7話→8話。 なんの前置きもなく数年後の世界へといざなわれ、謎のヒロインがさも当然のようにいたり(そう、いるのです。登場シーンも紹介もなく「いる」のです。知らないこっちが悪いみたいな勢い。)世界線が変わった感じで、読んでいて混乱をきたすでしょう。 初見なら特に。 二回目の自分ですら、やばかったです。 当時、これを雑誌連載で追っていたので、 あれー1号飛ばしたかな? みたいな感覚におちいって、前号を読みなおし、 ・・・やっぱ、これ続話だ!? の突き抜けた衝撃はハンパなかったのです。 友人とこの衝撃を共有したメモリーが色鮮やかによみがえりましたよ。 懐かしい。 この突如現れたヒロインについては、作品内で作者から補足があり、20年越しに真実を知れて、それもまた感慨深かったです。 (単行本欲しかったのですが、田舎では品薄で手に入らなかったので。) さて、内容なんですが、端的にいうとレース漫画です。 レーシング能力に才能ある主人公が、日本で最高峰だった赤城選手に触発されてF1を目指していく王道の少年漫画。 ただ、上述のように、超展開につぐ超展開で、努力・友情的なものはざっくり削除され、勝利だけが残って、あっさりF1選手になって終了します。(これがタイトルとともに、ネタ化されているわけですが、通して読むと・・・そこまで違和感がないか?と思います) いわゆる、ルフィに代表されるジャンプの主人公っぽい描写は、個人的に嫌いじゃないんですけどね。 竹を割ったような性格で、仲間思いで、勝つことよりも、競技自体を純粋に楽しむ姿勢とか。 また、最終話の最後、謎のノスタルジーがあって(思い出補正とも)、このキャラたちがどうなっていったのかなぁとか、描かれなった行間に思いを馳せてしまいました。 余談ですが、同著者は「NUMBER10」という作品で、本作同様に宇宙の法則が乱れたような展開で、光の速さで終了しましたが、ソムリエールで長期連載しております。 何が起きるかわからないものです。
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