グループ・ゼロマンガの感想・レビュー259件<<678910>>貴方はどこまで耐えられる?痛みの遊園地へようこそ…痛いんです 御茶漬海苔名無し思わず「痛いッ!」と叫んでしまうようなエピソード集。見たら絶対に後悔するとわかっていても読んでしまった。視覚に訴える形で、切り傷、すり傷、打撲、ヤケド、骨折などあらゆる痛みを疑似体験できます。各章ごとに「痛みレベル」が増し、読み手が耐えられる限界を配慮した優しい(?)構成になっています。ホラー漫画家・御茶漬海苔氏ならではの恐怖の一冊です。平凡な日常の裏側あの人は悪魔【単行本版】 小澤奈央名無し幸せでありながら退屈さも感じる毎日を送っていた主人公がある出会いをきっかけに変化していくお話です。平穏に見えていた生活が実はそうではなく、幸せって何だろうと思ってしまいます。状況に流される主人公がもどかしくもあるのですが、そういう危うさに惹かれていく展開にドキドキします。犬になったけど君に恋してる犬になったけど君に恋してる 河村万理名無し目が覚めると、自分が犬になっていることに気づいた男子。美少女の家にペットとして迎えられたけれど、その美少女はなんと男子が人間だったころに繋がりがあった、というよくある転生コミックです。読んでいて、一抹の寂しさもあって笑いだけではない複雑な内容でした。当時の学生が皆憧れたムラマサ高校生無頼控 小池一夫 芳谷圭児名無し剣の達人である高校生・通称村正を主人公にした、かなり性的にキワドイ漫画で、40年以上前の発表当時は大きな話題となった作品です。小池一夫氏原作のこの作品ですが、俺の空/宮本ひろ志と通じる部分があり、村正が全国行脚しながら、出会う魅力的な女性との精神、肉体的な交わりを通し物語が展開します。さすが小池原作だけあって、荒唐無稽な設定でありながら写実的な内容で楽しめます。 架空の球団の話だけどなんか見たことあるような気がする野望球団 牛次郎 影丸譲也starstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男1980年代の野球界がベースになっていると思われる劇画でスポーツ記者を中心に話が進んでいく。 身売りに出された球団を鉄道事業を行なっている会社が買収し球団経営に乗り出したり、新聞事業を行なっている会社がオーナーの「球界の盟主」と言われている球団があったりと、なんとなくわかりやすい内容になっている。球団のオーナー同士に確執や、ドラフトで色々あり米国への野球留学をしたピッチャーの存在などもありすごい楽しめた。 俺の好きな牛次郎/影丸譲也なので安心感はあったし、あらすじに書いている通りのプロ野球を「球団経営」という視点から描いた異色作だと思う。 ただ急な終わり方をしているのが残念だったまずはやってみて、それから考えるインドへ馬鹿がやって来た 山松ゆうきちhysysk「インドになさそうなものを売ればお金持ちになれる」これは日本のベンチャー企業がアメリカの流行を日本に持ち込む「タイムマシン経営」と原理的には同じだし、ビジネスや経済の基本と言ってもいい。 違うのは計画がないこと。言葉も喋れないし、伝手もない。 我々はしばしば色々と計画を立てるが、結局やらずに終わることが多い。ほとんどの人がそうかも知れない。リスクが大きいとか、今じゃないとか、もうちょっと準備してからとか。 そういった発想をぶち壊して、とにかく何かを始めてみること、失敗にいちいちへこたれないことの大切さが描かれている。ポジティブ思考とも違う、生き物として強さ、しぶとさ。それを発揮せずに一生を終えるつもりか?と突きつけられるものがある。 漫画家だから漫画を売るのは分かるが、「次はうどんと漫才だ!」となるのもすご過ぎる。すごいんだけど、ある意味で「これでいいんだ」とも思えるので、閉塞感を打破したい人、勢いをつけたい人におすすめしたい(とはいえ若干のクズ耐性がないと読むのはきついかも)。昭和40年代前半ならではオリジナルコミカライズ!!ウルトラセブン 円谷プロダクション 桑田次郎名無しウルトラセブンの実放送期間である1967年にコミカライズされた作品は一峰大二氏と桑田二郎氏の兄弟弟子によるものがそれぞれ刊行されています。 しかしテレビ放送の各話のタイトルは同一ながらも内容はかなりオリジナルなのがこの時期“ぼくら”等に連載されていたウルトラシリーズの特徴です。 この桑田次郎氏版も登場する宇宙人も劇中に忠実なものがあれば、完全オリジナルなものもあるので、最初から念頭に置いておかないと違和感を感じます。 実際に少年時代に読んだ時でも独特の絵のタッチとキャラクターデザインの違いに違和感を覚えたものですが、これはこれでありと割りきって読むのがベストでしょう。 最終回も「K団地の怪」で完全オリジナル作品でパンドンはでてきません。(特撮版のウルトラセブン最終回タイトルは史上最大の作戦・前後編) 物語は第3巻の13話まで残る3話は読み切り回が収録されています。 読み切りにアイアンロックス(戦艦モチーフ)の怪獣が起用されたのも1960年代ならでは。 近未来と1960年代の世相が混在しており、文化社会背景的観点でも楽しめる作品です。 ザ・ウルトラマンの系譜!!ウルトラ兄弟物語 円谷プロダクション かたおか徹治名無しウルトラシリーズの傑作漫画といえば、内山まもる先生の「ザ・ウルトラマン」をあげる人が大多数でしょうが、その世界観を引き継いでいるのがこの『ウルトラ兄弟物語』です。 昨今では新マン(帰ってきたウルトラマンことウルトラマンジャック)が酔っぱらって悪態をついていることで知名度があがってしまった作品でもあります。 内山先生の世界観を引き継ぎ、当時の小学館の学年誌のウルトラ兄弟の裏設定を踏まえ、オリジナルキャラクターが大多数登場し、読みごたえのある仕上がりになっているのは誰もが思うところでしょう。 コロコロコミックで第3次ウルトラブームを巻き起こした作品としてファンなら必見です。 またブームに乗って作成されながら不完全燃焼で終わったウルトラマン80連載版やテレビ化できなかったアンドロメロス、マルスの単話も収録されているのは嬉しいところです。 ただし1巻の表紙のウルトラマンレオ、アストラのレオ兄弟、話の間の挿し絵に使われる80が1巻に未登場なのがファンには少し不満かもしれません。第一部完恐怖の地下都市計画 御茶漬海苔名無しバブル期を感じさせる時代の作品。日本の大企業が東京に巨大な地下都市を作り、人口集中の問題の対策をしようとしているという設定で始まります。 そこには巨大な賄賂どころか殺人までも闇に葬って進めているという情報があり、主人公は調査をすることに。 地下都市は想像以上に広く、複数の階層に分けられていました。そこには巨大な植物のようなものが縦横無尽に根を張っており、地下都市は作るどころかもうすでに破壊されはじめていました。しかし、そこには巨大な恐るべき脅威があり…。 巨悪の渦に巻き込まれるように地下都市の作業員として危険な任務に挑みます。生命維持のためのスーツも破損した中で彼らはどうやって生き延びるのか? 続きが気になるのだが、3巻(9話目)のこれからという所で、第一部完であった。ゴルフの強さと人格の出来具合は比例するのか?雲の行方 坂田信弘 政岡としやstarstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男あらすじの通り、三流のプロが田舎のゴルフコースでのゴルフをきっかけに立ち直りチャンピオンに輝くまでが描いてある。 2回目のトーナメントは調子良かったが怪我を試合を断念したあとからの修行と最後のトーナメントが本編が坂田信弘原作っぽくっていい。 山奥で歩き回るトレーニングを知り合った猟師に学んだりとゴルフの練習はほとんどせずにいたが、山から降りたら覚醒しゴルフも強くなるは人格までも変わってた。 おなじコンビの一番弟子に比べてちゃんと完結しているので良かった ラーメン人物伝一杯の魂‐ラーメン人物伝‐ 本庄敬 大泉孝之介 武内伸starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男あらすじの通り実在の店が元でラーメン一杯に命をかける男たちの熱い生き様を追った、ノンフィクション・ラーメンコミックになっている。 このマンガに登場するラーメン屋はほとんど知らないが充分楽しめた。 1巻は『蒼太の包丁』の本庄敬が書いていて2巻以降は大泉孝之介が書いている。 この大泉孝之介の他の作品は全く知らないのだが、絵の感じとノリが「金平守人」にすごい似ているんだけど別名だったするのかな。 途中で気づいて3巻のあとがきでヤングジャンプのデビューで石川サブロウのアシスタントしていたと書いているからどうも「金平守人」の気がするが全く情報がない...何がなンだか理解する前に終わった凶刃者 小池一夫 叶精作マンガトリツカレ男基本はあらすじに書いてある通り、柳生十兵衛三厳が「四龍の卍」を持つ女を探していく旅が内容はほとんど理解できずにどうなるのかなと思っていたら終わった。 叶精作の劇画を見ると「実験人形ダミー・オスカー」しか思い出せなくて集中できないものあったな 「熱狂」とはなにかジャイアント台風 梶原一騎 辻なおき(とりあえず)名無し※ネタバレを含むクチコミです。 今では載せられないだろう‥ブラック・エンジェルズ 平松伸二名無しジャンプの三大原則と言えば、努力、勝利、友情というのが有名です。 しかしこのブラック・エンジェルズは真逆を行くような作品です。 当時は勢いもあり、かなり緊迫感のある作品だったように覚えていますが、今改めて読むとかなり行き当たりばったりですね‥。 最後もかなり駆け足だったけど、続編があることで救われたラストでした。コンビニの裏側がよく分かるコンビニいちばん!!【完全版】 末田雄一郎 人見恵史名無し普段あたりまえのように存在しているコンビニ。 いつも何気なく買い物をしているけど、裏側には様々な努力や苦労があるんだなと大変勉強になります。 この作品を読んでから商品の配列だったり店員さんの働き方など、違う視点で見る楽しみが増え、ますますコンビニが好きになりました。あなたの恐怖は何ですか恐怖クラブ 曽祢まさこ名無し耐えがたい恐怖を経験した者だけ入れる場所。恐怖クラブ。あなたが抱える心の闇はどんなものか。 人は生きていれば良い行いも悪い行いもする。それが強烈であれば死して尚、魂は彷徨い続けるかもしれない。 そんなつもりじゃなかった、あの一言がこんな結果になるなんて思わなかった。普段何気なくしている事が想像もできない未来につながっているかもしれない。そんな恐怖とやり切れなさを感じさせてくれる作品。思春期の危うい心情がよく描かれている。 色気のある相撲漫画どす恋ジゴロ 平松伸二名無しこの作者の作品が好きです。切れ長でハンサムな主人公の作品が多いですが、中でも群を抜いて色気のあるのが「どす恋ジゴロ」です。相撲漫画にも関わらず大人の女性との絡みもあってとてもセクシー。取り組みの場面も迫力があります。色気たっぷりの相撲が楽しめる漫画だと思います。女帝花舞の感想女帝花舞 倉科遼 和気一作名無し前作が面白く一気に読んでしまったので、今回も期待して読みました。前作は母彩香の話でしたが、今回はその娘の話です。まだ1巻ですが、母同様に様々な逆境に立たせながらも、トップを目指して頑張って欲しいと思います。同じ女性としてなかなか、踏み出せない生き方ですがそこに魅力を感じます。アタリショック的マンガファミ魂ウルフ かたおか徹治名無しファミコンロッキーとファミコンの大ヒットを受けて、次々と生み出されることになったゲーム漫画。 トリビアの泉を見た人はわかると思いますが、作者が全くゲームを知らないのにゲーム漫画をかかされるケースもあったそうです。 このファミ魂ウルフも100%それにあたるでしょう。 しかしボコスカウォーズを扱った漫画があるとは思わんかった‥。 感想突撃!バイキングス 寺島優 かたおか徹治名無し弱小チームのバイキングスが女子マネ晶の手によって、見事栄冠を勝ち取るまでの汗と涙にまみれたクラブ活動が描かれています。ありがちなストーリー展開ですが、小学4年生たちが、日を追うごとに一つのチームとしてまとまりをみせててゆく様が清々しいです。実在のラーメン店ドキュメント一杯の魂‐ラーメン人物伝‐ 本庄敬 大泉孝之介 武内伸名無し麺屋武蔵、柳麺、ぜんや、中村屋、支那そばや、等など…実在の人気ラーメン店の店主たちのラーメンに賭ける情熱を描いたドキュメンタリー風の漫画です。一人ひとりの店主の思想が感じられ、ラーメン好きとしては興味深かったです。一つのラーメンが出来上がるまでの苦労を感じてください。ラーメンにはまさに血と汗と涙が、丼に込められているのです。中年のリアル不倫像不倫白書 倉科遼 東克美名無し不倫をするシチュエーションになると、我慢は出来ないと思いつつ、過ちを犯すとと2度と元の人生には戻れくなってしまう。 男という生き物の哀れさや愚かさが上手く描かれており、中年世代にとっては痛いほど心に染みて、怖さすら覚えます。 ドクトルごんべ峠のごんべ 出井州忍名無し田舎の村で唯一の医者である「ごんべ先生」の生活を描いたほのぼとした漫画。日本昔ばなしのような絵柄と、自然の美しさが素晴らしい。人々は素朴でありながら、少し閉塞的な部分もあり、その辺を現実的に描いているかと思えば、突拍子の無い話もあったりするのが、この漫画の魅力かもしれません。田舎のゆったりした時間の流れの中で、ごんべ先生の人柄が活きていると思いました。後味が良いとは言わないが、男心を擽る作品です人間兇器 梶原一騎 中野喜雄名無し梶原一騎氏原作の「人間凶器」は、氏の代表作である「巨人の星」の様な青春熱血劇画では決してなく、作品名が表すそのままに主人公の美影義人が非道の限りを尽くしながら成長して行く物語である。彼が空手を習得した後は、梶原作品らしく徐々に格闘技戦争を絡めたストーリーとなって行くが、彼の非道さは最期まで健在で物語の主幹であり「人間凶器」で有り続ける所が潔いです。<<678910>>
思わず「痛いッ!」と叫んでしまうようなエピソード集。見たら絶対に後悔するとわかっていても読んでしまった。視覚に訴える形で、切り傷、すり傷、打撲、ヤケド、骨折などあらゆる痛みを疑似体験できます。各章ごとに「痛みレベル」が増し、読み手が耐えられる限界を配慮した優しい(?)構成になっています。ホラー漫画家・御茶漬海苔氏ならではの恐怖の一冊です。