今なお語り継がれる伝説の鬼才・華倫変が放つ傑作短編集! 現代に住む若い女をヒロインに描き出す「性」と「聖」。全9篇収録。 収録作品「忘れる」「あぜ道」「下校中」「木々」「ねむる部屋」「コギャル 危ない放課後」「酒とばらの日々」「とかく現世(このよ)はくだらなすぎる」「高速回線は光うさぎの夢を見るか?」 夭折した漫画家、華倫変の最後の作品集。ひたすら眠る人の話や、オカルト宗教に傾斜する元委員長の話などなど。こうした題材を取り上げながらも、ただ暗いだけでなく、かといって分かりやすいハッピーエンドにも行かずに話を進め、絶妙な感覚を引き出します。たまに救いを感じさせるのが凄いですね。
未開の惑星
誰もが狂っている!!占領軍に支配された逃げ場のない戦渦の町。未来を失い猛り狂った若者たちの暴力と欲望が暴発する!コロ、ナオミ、クッキー3人の幼なじみ、それぞれの生き様を壮大なスケールで描く渾身の青春大河ドラマ!!僕らはどこで間違えたんだろう――?
ゾンビ×女子高生×戦車×杉並区!?生と死の中継点である河川敷には、死んだ杉並区民の霊魂が集められる。とあることから、女子高生のべっちんとまんだらは、河川敷の管理人助手としてゾンビ退治をするようになるが――。ポップでキュートでエロくてグロい!鬼才・松本次郎の一巻完結ヘビー級コミック!!
ピコピコ少年EX
どこまでも、ゲームと一緒。記念碑的ゲーム青春グラフィティ、奇跡の復活! ●冗談じゃねーっつーの!糞袋脱却!! 「脱却少年」 ●ついに自分の部屋に筐体がやって来た「アストロ中年少年」 ●中1からの親友・山田君との現在…「ピコピコ中年少年」 ●ゲーム脳のまま38歳で車に挑戦「中年運転免許取得少年」……などなど、どこまでも実話です!! <単行本特別収録>●自らの心象風景を静謐に描いた名篇「ー海へー」
泥の女通信
★☆この作品は、MANGA COMPLEX配信の「泥の女通信」1話~14話に単行本描きおろし1編をまとめたものです。★☆~愛しきダメ女子図鑑~やっかいな恋と人生を生きて往く、ダメダメな「私」たちを描いた14編に描き下ろしを加えた鮮烈デビュー短編集。「次にくるマンガ大賞」WEB部門ノミネート! 本書収録のお話(の、ほんの一部)●どこでも元カノばかり引き合いに出す彼との対決「元カノ魂いつまで」 ●“とりあえず私たちで一旦くっついておこうか”――「だってずっとずっとずっと友達」 ●中学でクソオタ同士だったあの男子と久々の再会「君は今日も笑って生きてる」 ●朝起きたら知らん女が鬼の形相で立っていた「なんかそういう日」 ●ダメ男子社員に一匹狼OLが持ちかけた秘密の相談「株式会社ドスケベぴんく」 ●夜の街を歩いてた同僚女子を偶然目撃して…「アツくてギトギトでベタベタを君は無理矢理」 ほか
実録企画モノ
わたくし、卯月妙子と申します。ヒジョーに貧乏な家庭の主婦をやるかたわら、企画モノをやっております。え?企画モノって何かって?いわゆる企画系の、とりたててNGもなく、フリーといえばカッコイイけど、単に流しのAV女優です――。『MANGAEROTICS』に掲載されるや大反響を巻き起こした伝説的カルトAV女優にして1児の母・卯月妙子の超過激な主婦生活!!
広島の粗末な文化住宅に住む少女、初子には兄がいる――遊び人の兄しかいない。母は他界し、父は蒸発、自転車も電話もない生活。アルバイトをしてもお金にならず、高校進学はあきらめた。どうにもならない現実の中で、薄幸の少女は淡い恋心を抱く――。十五歳・初子の痛くて甘い小さな恋の物語。広島労働者の苦い青春を描いた『PAINTITBLUE』も収録。辛酸を舐めながら懸命に生きる人々の姿は感涙必至!
■「ひさびさに読み返してみたら、自分でも泣いてしまいました」――古屋兎丸■壮大な世界観で紡がれるファンタジーの名作が全1冊に。最後の一章まで読み終えたとき、崇高な愛の物語が立ち上がる――。 空に浮かぶ大きな女神マリィに守られた”ピリトの地”。工房のまちギルに住む少女ピピは、この地に満ちる音楽をただひとり聞くことができる少年カイに、一途な思いを寄せている。 『ライチ☆光クラブ』『インノサン少年十字軍』『帝一の國』など数々の傑作を生み出してきた古屋兎丸の原点となる作品がついに復刊!
鬼才・鬼頭莫宏が描く、キの満ちた不思議な世界――。 「この子は空に還る時だね」 万物が宙に浮いている世界オービスワーヌス=空環。そんなオービスでキ祷師を生業としながら、巨大な戦艦から権化したキ神・ギカクと共に暮らすマイルス。キ物に込められた様々な““思い””を空に還します。 番外編「オービスワーヌスの世界」つき。
逃げる男
森と少女とひとりの男。その事情。――オノ・ナツメ待望の最新作!大人のための優しい寓話。「この森には、子供にしか姿が見えないクマがいる。一日そのクマと過ごして、無事に森を抜けられたら、なりたいものになれる」そんな伝説がある鬱蒼とした森の中に、足を踏み入れた一人の少女。そこで出逢ったのは……。
マンバで華倫変のページを見ていて、ただのファンが書いたようなあらすじ(こうした題材を取り上げながらも、ただ暗いだけでなく、かといって分かりやすいハッピーエンドにも行かずに話を進め、絶妙な感覚を引き出します。たまに救いを感じさせるのが凄いですね。)が気になって読んでみました! 華倫変って今もカルト漫画家として有名だし気になってる作家だったけど、致命的に痛いとかグロい話はないのに、夜に読んで寝たのに朝起きたらダウナーな気分が残ってて、なるほどこういうことか…と理解した。でもあらすじ以上の感想が書けなかったので、他作品を読み込んでから出直したいと思います。