よーこ1年以上前よく分からない謎の力で古代ヒッタイトに連れられてそこで生きる女の話。主人公は中学生だが、それは読んでいるうちに忘れてしまうくらいの頼もしさを感じた。よくある現代の知識を使って無双みたいな要素はなく、現代人で良かったねと思う場面が二つあるくらいである。 私は序盤から常に頭の片隅で帰りを待っている日本の家族について考えていた。どんな思いだったのだろうかと。そこら辺は本編では一切語られないので読み終わった後はしばらく悲しい気持ちで過ごした。天は赤い河のほとりタイムスリップものは面白い3わかる
名無し1年以上前1巻感想。少ない材料のお手軽料理から、時間と手間をかけたこだわり料理まで幅広く、今はこれが食べたいから作る!そして食う!呑む!ウマい!という「欲を満たす」ための最高の流れ。ストーリーの背景とも相まって、読んでてお腹が空いてくる。 とくに好きな回は、子どもたちが日中居ないときを見計らって冷蔵庫にビールとおつまみをセット。「これが終わったら飲むんだ」という思いを胸に大掛かりな掃除を一気に片付ける。汗をビッショビショにかいてからの…!!!最高ですね。性格は正反対だけど食の好みが同じなので、ふたりの結束力がここぞとばかりに高まるのが面白い。パパと親父のウチ呑み「ウチご飯」ふたりの“呑みたい!”を描く2わかる
野愛1年以上前ふたり力を合わせて子育てに奮闘している千石と晴海がゆっくり酒と肴を楽しむお話。 家事に仕事に子育てに……なかなか自分の時間が持てない2人だから、リラックスしてる姿を見れて嬉しくなります。 多めに作った肴は翌日の朝ご飯にしたりお弁当にしたり、やっぱりパパなところに癒されます。 子どもたちが寝静まったあとに作るから手軽なレシピが多めかと思いきや、結構手間暇かけていてとても美味しそう…! それだけウチ呑みの時間を大事にしてるんだなあと、またもや癒されます。 本編を読んでいても思うことですが、こういう家族の形も素敵ですよね。 辛いことも楽しいことも美味しいものも分けあってる姿に心あたたまりました。パパと親父のウチ呑み大変なことも美味しいものも分け合うふたり8わかる
六文銭1年以上前「自分をさらけだしたほうがいい」 という編集者のアドバイスをうけて 自分をさらけだす = 31年間彼女がいなかった自分が、恋愛をして彼女をつくるまでを漫画にする と宣言してはじまる本作。 え?さらけだすってそういうことなの?というツッコミはいったん横においておいて、エッセイのような著者の体験談がベースとなっているのが特徴です。 彼女をつくるために、合コンなり街コンなりオフ会なりに出向いて、 そこで出会った女性とデートしていく。 この字面だけ追うと、非リアな自分なんかは 「デートに誘って、デートできるだけで十分だろぉぉおお!」 と血涙して憤死しそうになりますが、どっこい、著者自身も自称しているように陰キャなコミュ障なので、1回のデートはうまくいくのですが、なかなか続かない。ましてや彼女にまで到達することは困難な状況。 それに悩み、悪戦苦闘する感じは、共感を超えて疑似体験している気分になります。リアリティがハンパない。 相手の趣味に自分が興味ないと会話を広げられなくなるの、あるある~ 咄嗟に気の利いたこと言えなくなる感じ、わかるわぁ~ まるで、これ自分ですか?と。 自分をみているようで、なんか痛々しくなりました。 それでも、自分と決定的に違うのは「メンドクセ」と断絶せずに、 積極的に色んなことにチャレンジする著者は、本当にすごいなと思いました。 バイタリティもですが、メンタルも。 彼女ができるまで・・・と一見ポップな感じですが、実際、恋愛を通した人間関係も描いていて、そこもまた面白かったです。 著者が色んな人と出会い、時に傷ついて、少しずつ考え方や価値観が変わっていくのも一緒に成長させてもらっている感じがします。 自分のような非リアかつ陰キャには、著者の行動力はとても眩しく、また勇気をもらえました。やればできるのか、と。 3巻で終了がもったいなく、もっと続いて欲しかったな~。僕に彼女が出来るまで「31年間彼女がいません」「あっ・・・(察し)」1わかる