ふたりの花火が散るまえに
鈴木日々喜
瑞生(みずき)と綾音(あやちゃん)は学生時代からの大親友。周りがどんどん結婚していく中、お互いに独身のOLを続けていた。ずっと変わらず仲良く過ごしてきたふたりの相性は、”男女だったら、絶対付き合っていた!”と思えるほど。しかし、”変わらない”と思っていたふたりの関係が、花火大会をきっかけにぐらつきはじめる。それは、初めて一緒に花火を見た高校生の時にも覚えた感覚——。悩む瑞生が次に目を覚ますと、そこはあやちゃんと出会った高校時代。あやちゃんとの新しい未来を描きなおそうと息まく瑞生。なぜなら、自分がイケメン男子高校生になっていたから…!
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