ある晩夏
ばったん
夏の神戸の街を歩く、母と娘。 久しぶりに会った母の腕は、抗がん剤のせいで痩せ細っていた。 「次があるか分からないから」そんなことばかり繰り返す母に、つい苛立ってしまう。 伝えたい言葉は、想いは、もっとたくさんあるのに…。 『そしてヒロインはいなくなった』『姉の友人』ばったん新作読み切り。
読切