妖精国の騎士(アルフヘイムの騎士)
ローゼリィたちはモンノックの城を目指し、支流を一路さかのぼっていた。道中、ローゼリィは緑の魔女・マトゥヤから「すでに人間の身体にあらず。」と告げられる。光源、ルシル・エル・ファールを旅した時の記憶のないローゼリィだが……。
ファンタジスタ ステラ
ついにブラジルワールドカップでの飛躍を目指して、次世代の日本代表を決める戦いが始まる!!所属リーグで成果を残した坂本轍平や本田圭佑たち。帰国した彼らを待っていたのは、無名の若手選手ばかりを起用した新日本代表との試合だった。力の差を示して圧倒的に勝利しなければならない試合。だが轍平や本田は、予想外の苦戦を強いられる。新日本代表の中心は、ネガティブな天才高校生プレーヤー大久保塁。才能だけなら轍平以上とも評されるその実力は…!?謎の新監督、カルロ・グロッソの思惑とは…?そして前日本代表が、轍平・本田を擁してなお苦戦する理由とは?
バビロニアの獅子
「見せてみろ…お前の力が、どれ程のものなのか」ケガを負ったシンは、夢現のなかエンキドゥの記憶を彷徨う。ギルガメシュとエンキドゥの出逢い、そして芽生え始める二人の絆…。氷栗版「ギルガメシュ叙事詩」、更なる高みへ──!!ギルガメシュ王と共に、不死の秘密を知る人物・ウトナピシュティムを捜す旅に出たシン。彼の所在を求め、マーシュの山までやってきた二人を待ち受けていたのは、女神・イシュタルであった──!!彼女の力により、大波に呑み込まれてしまった彼らが目を覚ますと、そこは現代のパリ・ルーヴル美術館であった。イシュタルの力によって、現代に閉じ込められてしまった二人の運命は――!?
おさきもち~大江戸妖奇譚~
貧乏長屋で「人形や」を営む冬弥にはある秘密があった。それは幼い頃から妖の声を聞き、姿を視ることができ、それがゆえに「紺」という鼬のオサキに憑かれている、いわゆる「おさきもち」であることであった。その力から元・火付け盗賊改の通称「御前」に見いだされ、江戸で巻き起こる人知の及ばぬ事件を解決していくのであった。