スペリオールの読切。 高校の弓道部で百発百中ゆえに羨望の眼差しを一身に集める咲宮先輩。 そんな憧れのかっこいい先輩に声をかけられ休日に渋谷の道案内を買ってでる後輩たち。 そこで目撃するのは切符すら買えず改札すらまともに通れない、普段の部活中の凛々しい姿からはかけ離れた非常識で天然なおとぼけ姿だった。 そして彼女の渋谷での目的地とは・・・。 雲の上の人だった先輩の意外な一面を目撃した後輩たちは、さらに辿り着いた目的地から幻滅し、そしてその姿すらも実際は想像からかけ離れたものであったという内容をコミカルに描いている。 読んでいる側に構えさせないゆるさとコミカルさ、ふとした瞬間に垣間見えるシリアスさなどは石黒正数先生や小田扉先生にどこか通ずるものがある面白さだ。 これからの作品にどうしても期待してしまう。

一言で済ませば、「佐野文吾かっこいい！」 に尽きる。 心に自分の未来を予告され、やってないという確信と信念というか座右の銘だけを頼りに出ていくのは涙を誘うし、こんなセリフを言わせたからには作者さんには必ずそれが報われる結末を用意して欲しいと願う。きっとそのつもりだと思う。それにしても事件当日の死地に向かう兵士のようだった佐野と違い、今回は力強く、まさにヒーロー、正義の味方そのものでジーンとした。 そして彼がいてこその明るく快活、強気でポジティブな妻、和子にも本来あるはずだった人生に戻してあげて欲しい。 ゆるやかな墓参りから始まった話(予告されていた家族が揃うって拘置所で、じゃなくて墓前でだった。)は、いきなりガツンとクライマックスに放り込まれ、区切りの回にふさわしい名シーンになったと思う。

考察 新しい東卍が俗悪団体ではなく自警団（○○狩りを狩る側）みたいなものなのになってたら、キサキは悪知恵働かせたら登場キャラで１番だし、政治団体（アウトレイジの○瀬亮さんや○浦○和さんが演じてた銀行や政界にまで首を突っ込むインテリヤクザ）行きかな？ んで想いが一緒（バジの「仲間のために命を張る」）なら幹部会にミツヤがいたりするのかな。 パーチンとペーヤン、虎が幹部会にいたらガチで驚くけど 溝中メンバーの考察 山岸が完全な裏の情報屋、アックンは表向きは美容師、マコトは表向きはドラケンの家で働く黒服、タクヤがホスクラ従業員（経営陣かも）で女性の客から情報を引き出す情報屋かなぁ