遅ればせながら、最近再燃した者です。
私は後期に当たるブウ編でベジータを好きになりましたが、サイヤ人の戦士らしく荒々しいところ、自爆前に不器用な家族愛を見せたところ、ライバル視していた悟空を認めるところ、そのバランスが絶妙で個人的には一番魅力を感じます。
その上で悪役だった前期の、他者は勿論自分自身にも情けをかけないところも魅力的だと再認識しました。
中期は確かにドヤ顔でスーパー〜と調子に乗り過ぎだし、やらかしも多くて当時の人気投票で順位が下がったのも頷けます。
(中期以降のベジータに魅力を感じない人の気持ちもわかります。原作から離れますが、アニメ続編はネタに振り切りすぎてもっと正視できません)
でも、ベジータは全編通して心身を追い詰められても(または自ら追い込んでも)闘い抜くキャラだと思います。口の悪さも相変わらずですが。
犬を連れて知り合いのお爺さんに会うと毎回「動物のお医者さん」ネタ(俺はやるぜとか)を振ってくるので知名度がすごいなと思っていた。
図書館に置いてある率も高い気がする。
3
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すさまじい速度で君に届いてる、爆笑しました。
『君に届け』は少女マンガの殿堂入りしてる王道の学園モノ、島耕作にはサラリーマン漫画の金字塔。島耕作にも風早みたいなピュアな時期があった、、、ないか。
ちょっと話はズレますが、吉田秋生の『櫻の園』に、彼と初エッチをするのか悩む高校生の妹と結婚間近の姉が静かに語り合うシーンがあります。
姉は偶然会った高校時代の恋人に誘われても、さらっと断って帰宅したことを妹に話します。お互いに大人になり、元恋人も昔の女を誘い、自分もサラッとかわせる女になってしまったんだと語ります。当時はグラウンドを走る彼を見るだけで幸せで、「ぎこちないキス」はもう二度とないんだとスッと涙を流します。
オヤジ漫画には、こういう何かを失くしてしまった悲哀は照れくさいのかあまり描かれないですよね。青臭かったり、ヘタレだったり、誰しもあったであろう時期なのに、その辺がダンディズムなのか、何なのか皆無。少しでも匂わせてくれる程度でもあれば島耕作はクズなんて言う人は減るんじゃないのかな。