まだ女子大生の前島マリエが最も好き。屈折して御狭。
能條純一作品はまるで邦画を見ているかのような気分になる。 しかも昭和の作品…松田優作の「蘇える金狼」のような空気感。 その雰囲気と空気感は凄まじい。 その一方、現在連載中でマンガ好き達にこぞって好評である「昭和天皇物語」ではスピード感を封印してゆっくり目に見えるオーラの漂う神秘的な人物像を描いている。 能條先生は凄いのだ。 私は本作で初めて能條純一作品を読んだ。当時スピリッツで連載されていた中でも異色を放っていて、ベタ部分から見える圧が下手なホラー漫画よりも恐ろしく見えた。 とかいうと言い過ぎかもしれないけど、それだけ「本気で集中している人間」というのを描くのが上手かった。 本作では将棋の天才、棋士 氷室将介が巻き起こす嵐の物語。 ただ、周りの登場人物たちも負けていない。 なにはともあれ、鈴本永吉戦が終わる3~4巻あたりまで読んでみてほしい。
キーパーソンの、続けて東洋の奇跡と謳われた久我山沙貴と楊美娟(ヤンメイチュワン)はライバル。
※ネタバレを含むクチコミです。
ファミレスの雇われ店長のおじさんが、17歳の美少女高校生に好かれる話です。夢のような話です(笑) しかし現実では全くありえない、とは言い切れない話で、自分にも何となく覚えがあります...。10代の女の子が大人の男性に憧れる気持ちが上手く描かれていると思います!
憧れの職業であるCAの実際の仕事でのあれこれが、面白く描かれています。CAという仕事を表面だけしか理解していなかったのですが、この漫画によって、実は華やかさの裏には過酷な現実があることを知り、かなり勉強になりました。ひとつひとつのストーリーが爆笑ものなので気持ちが上がります。
主人公がユースチームに所属している上に、ポジションは「サイドバック」という異色の設定だらけのサッカー漫画。 よくあるシンデレラストーリーではありません。 主人公は挫折と苦労を味わいながら、堅実に上達していきます。 仲間たちとの絆(+ちょっと恋バナ)、最新のサッカーの戦術理論、プロになるためのステップなど、楽しめる要素が盛り沢山のサッカー漫画です。 ぜひ映像化もしてほしい作品です。
ネット文明に物申す感じのヒーロー。電気があればどこにでも~って考えるとそれこそ藤子Fよろしくなヒーローとも言える。 殺し屋1とは大きく違うものの、山本英夫先生の強者弱者の描き方は変わらず明快で、悪者の強者は"どう見ても悪者"として登場するが、どこか人間味が見える展開になっていくところも変わらず良い点。 本作は孤独なヒーローを描くもののように見えて意外とチームがしっかりできてソッチのほうが見ものかもしれない。紫音ちゃん可愛いです。 光くんは正直どんどん吸収しまくっちゃって人を超越した存在になっていくのではないか…という7巻の最後の方の展開ですが、どうやら8巻で完結の模様。 あ、あと全体的にデジタルトーンだと思うんだけどものすごく視覚的に濃い印象。これは昔とちょっと違うかもしれない。ただ、HIKARI-MANを発光した血管で描いているので表現上しょうがないのかも。
無口な17歳の女子高生が、アルバイト先のファミレス店長(バツイチ独身)に恋をする話。全国のオッサンが一度は妄想したことがある夢のようなシチュエーションだが、ストーリーとしては現実離れしておらず、過激なシーンも無いため淡々と読み進められる。登場人物は性格の良い人ばかりで、読後感はタイトル通りとても爽やかな良作。
まだ女子大生の前島マリエが最も好き。屈折して御狭。