入れ替わるんじゃなくて1人の身体を2人でシェアするって斬新ですね。しかも生まれてから一度もモテたことがないような男が、曜日ごとに違う女の子を抱いてるようなモテ男の身体に居座るんですから、こりゃモテまくりのヤリまくりだぜ!と期待しますが全然上手くいきません。全てのチャンスを無駄にします。 ただ、失敗しまくっても身体をシェアしてる2人がどちらも性格が悪くないので、読んでて嫌な気持ちにならないのがいいですね。2人に男の友情が芽生えて双方が納得した上でシェアを解消するラストがとてもよかったです。
スピリッツに載ってたからなんとなく読んでみたらすごい漫画でした。絵柄もコマ割りもシンプルなのにページをめくる手が止まらない。読ませる力がものすごくあるんだと思います。 親から子への身体的・精神的な虐待って漫画の題材としてよく描かれるけど、それとはまた違って、ここには今まで読んだことがないような母娘の確執が描かれてました。 読み終わった感想としていちばん強いのは、この人が次に描くのはどんな漫画だろうということ。次回作を心よりお持ちしております。
運命の人ってどのように出会い、どのように恋愛に繋がっていくんだろう。 そして、結婚が終点なのだろうか? どれだけの人が、自分のすべてをさらけ出して、恋愛をしているのか? 自分にとっての幸せは、自分が満たされていることではなく、相手の喜ぶ顔が見られることか。結局、自分に素直になれる、自分探しができた人が、幸せになれるってことね。
※ネタバレを含むクチコミです。
雰囲気と絵とタッチがよくマッチしている…! 不思議なことに寒さとか光が当たっているとか寝息とか聞こえてくる気がするんですけど多分読んでるうちに自分の記憶を無意識下で引き出しているのかもしれません。 静かだけど綺麗でいいなと思える作品ですね
今「マンガ黄金時代'60年代傑作集」を読んでいて、ガロとかCOMの漫画って詩とか絵画みたいだなと思ってたんだけど、この読切にも似たような雰囲気を感じた。あんまり説明が多くないから、お兄ちゃんが傍観しすぎじゃないか?とも思ったけど、これは母娘の話だからありなのかな。家族の中で母と娘だけ仲悪いとか現実にあるもんね。この作風が好きだからあまり変わらずにいてくれたらいいな。掲載されたスピリッツの発売日が藤本タツキの「ルックバック」が発表されたのと同じ日だったから、なんとなくこっちも話題になってほしいなと思った。いい漫画なので。
テーマも面白いけど、なによりもセリフの量が最小限に抑えられてて、ほとんどがキャラクターの表情とか記憶の描写で表現されてるところがすごい。なので画力の高さもえげつないし、オチにもびっくりした。でも入れ替わった?のはどのタイミングだったんだ…?
入れ替わるんじゃなくて1人の身体を2人でシェアするって斬新ですね。しかも生まれてから一度もモテたことがないような男が、曜日ごとに違う女の子を抱いてるようなモテ男の身体に居座るんですから、こりゃモテまくりのヤリまくりだぜ!と期待しますが全然上手くいきません。全てのチャンスを無駄にします。 ただ、失敗しまくっても身体をシェアしてる2人がどちらも性格が悪くないので、読んでて嫌な気持ちにならないのがいいですね。2人に男の友情が芽生えて双方が納得した上でシェアを解消するラストがとてもよかったです。