週刊少年サンデーの感想・レビュー117件<<12345>>すごくいい…!早くサッカーしてくれ〜〜!!まだ見ぬフィールドで 茂木ヨモギたか絵柄もストーリーもBE BLUES!~青になれ~とアオアシを足して割ったような、面白くなりそうな気配しかしない新連載…! 田中モトユキのような、少年漫画らしい白黒ハッキリした色使いと、説得力ある身体動作。 小林有吾のような、顔に細い線を書き込んで表情に迫力を出す技法。 う〜ん、絵がうまい…!! https://twitter.com/shonen_sunday/status/1166546773243904000?s=20 https://websunday.net/rensai/madaminu/ この物語の主人公・ヨウジは、一条龍のように現実的でアシトのように視野が広い。母1人でラーメン屋を切り盛りしているという家庭環境から、2人と違ってサッカーへの想いや進路希望を隠している。 そんな中、先生が母に話してくれたことで、スポーツ特待で入れる強豪校のセレクションを受けられることになり…というのが1話のあらすじ。 創作では嘘をつくときの癖ばかり描写されるので、お母さんの「本当のことを話すとき、頬を触る」という癖はすごく新鮮だったし、愛情が伝わってきてよかった。 第5回の短期集中連載ということで物語全体の完成度はすごく高くなりそう。 冒頭の試合シーンが最高だったので来週のセレクションに期待…!! (画像は第1話より。ここの田中モトユキ感すき)藤田和日郎のデビュー作を含む短編集藤田和日郎短編集 夜の歌 藤田和日郎マウナケア今でも理由はわからない。20年ほど昔、私がまだ大学生だったころ。読んだこともない「増刊少年サンデー」を買ってしまった。そしてある漫画わざわざ切り取ってファイリングしたのだ。人に見せたとか、レポートの参考にしたとかの記憶は一切なく、なぜそんなことをしたかは不明。しかしその作品で賞をとったその著者は、今では大人気作家として雑誌を支える存在になっている。その漫画とは『連絡船忌奇譚』であり、藤田和日郎のデビュー作だ。表題の短編集に収録されているこの作品を読むと、何が目にとまったのかはよくわかる。全体的に薄暗いトーンに目に見えない悪魔的な存在、そして魔を断ち切る妖刀。著者もインタビューで語っているが、当時私も傾倒していたスティーブン・キングの影響がありありとでている。それに漫画的な狂言回し役を放り込んで一丁上がりという、デビュー作ならでは荒削りな作品ではあるが、シンパシーを感じるところがあったのだろう。だが結局、短編集としてのコミックスは買わずにいた。なぜならいまだにファイルが手元に残っているから。不思議な話である。人はそう簡単に変われないことを描くバレー読切!トバリの向こう 高橋雄一たか※ネタバレを含むクチコミです。生徒を救う優しい先生…!!INCUBUS IN CLASS 田辺狭介たか最初にタイトルを読んだとき「えっ、インキュバスってあのBLによく出てくるインキュバスであってる??」と不安になった作品。 少年サンデーという雑誌と『教室のインキュバス』というタイトルからお色気漫画かなと思いきや、実際は**「女子高・インキュバス・異種族」という要素を入れながらもエロに走らず設定で読ませるすごい読切**でした…!! https://twitter.com/y_suket/status/1148977955957137408?s=20 物語のあらすじは、「人間以外の種族がいる世界の女子高で教師をしているインキュバス(※女性の生気を吸い取る悪魔)の佐久真が、クラスの女子生徒を家庭内暴力から救う」というもの。 途中、主人公がクラスの生徒からインキュバスであることをいじられるシーンがあって、そのいじり方が「ああ〜、女子って若い男の先生をそうやってからかってたよなあ」と思わずしみじみしてしまうほどリアル。 **女子高生にいじられて疲れているらしい先生が、最後に報われる展開には「もっとやってくれ…!!」とテンション爆上がりました。** も〜! これはぜひ連載化してほしい…!! 田辺狭介先生の次回作を楽しみにしています!! (画像は本編より) これはスゴイ…!!圧倒的なファンタジー流離譚リューリタン 田埜宗一たか週刊少年サンデー2019年31号に掲載された、ガチガチにガチの硬派なファンタジー漫画。これを雑に「異世界漫画」と呼び、一般的な異世界モノと同じカテゴリには絶対入れたくない…! https://twitter.com/tano_so/status/1146183694077456384?s=20 異世界にやってきてしまった女子高生・アールが、「黒いマスク」を手がかりに同じトーキョーからやってきた人間を探しつつ観光を楽しむというストーリー。 ・雨の降りかたで120もの呼び方がある街 ・50年に一度ボードゲームの一手を指す街 ・寝相の悪い街 など、文化や習慣が異なる街が魅力的に描かれていてたまりません…! アールの移動手段「クロ」についての説明をあえてせず省いているところも、世界観を想像する余地を残してくれていてすごく好きです。 またたった1コマだけ描かれているアールの回想シーンで、現在とは違う「まだセーラー服(しかもリボンがない)を着ていたアール」が描かれていて、言葉を使わずに時間の経過を伝えているところが見事でした。 田埜宗一先生が描くファンタジーの世界への「流離譚」。絶対読んだほうがいい読切です…! https://csbs.shogakukan.co.jp/book?comic_id=31113 (画像は本編より)このサンデーは永久保存終末は青い春 小形朱嶺名無し短いページでのラブストーリー よくある設定でよくあるやりとりだけどそれ以上に終末を生きる二人が愛おしく思える演出! 珠玉のラブストーリーとかそう言う形容詞をつけたくなりました。 作者の次の執筆中漫画早く読みたいです。恐竜の姿をした武士としか思えない臥竜(がりょう) 化石の記憶 森秀樹starstarstarstarstarマンガトリツカレ男内容は恐竜に生態に合わせた短編だが俺はなぜか根底に武士っぽいテーマを感じた。これ読んだ後に気づいたのだが、森秀樹版の「戦国自衛隊」にも恐竜が出てきたし森秀樹は恐竜が詳しかったり好きなのだろうか 絵的には「墨攻」と同じ時期ぐらいかな 河本ほむららしさ全開の学園バトルクロノマギア∞の歯車 東毅 河本ほむら ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 武野光mampuku「賭ケグルイ」の河本ほむら先生と「電波教師」の東毅先生の豪華タッグによりガンホーのDCGがコミカライズ。……というか少し前にクロノマギアの漫画やってなかったっけ?仕切り直し? それはさておき、河本先生また似たような話書かされてて草生えますね。カードの強さで校内ヒエラルキーが決まっていて、一定以下の負け犬は「豚」って呼ばれちゃうみたいです。主人公の悪だくみっぷりや、逆転のカタルシス解放、高慢な美少女が敗北して晒す醜態というギャップ萌え、などはさすがの河本節。 ただ未プレイ勢としては、カードバトルの面白さは今のところあまり伝わってこないので、そこは今後期待したいです。大人になって読む青春ものってまたひと味違うH2 あだち充名無し自分が読んだあだち充がタッチだったかクロスゲームだったか曖昧でなおかつMIXをどの辺まで買っていたかわからなくなったので切り替えてH2を読み始めました。 読んでなかった!面白いですね! 大人になって読む青春もの、特にスポーツ漫画は自分が中高校生の時に読むのとまたひと味違っていいと思いませんか。 スポーツそんなに得意じゃないし試合で勝ち抜いたり、そんなこととは無縁でした。一つのことに秀でている人、何かを一生懸命やる人はキラキラして見えます。それはどの時代も一緒!青春もの読んで自分を鼓舞して前向きに行きたいところです。 サンデー史に残る衝撃的作品トラウマイスタ 中山敦支にわか幼少期のトラウマにより鬼に対して恐怖心を抱いている主人公が、不思議な少女スジャータと出会うことによって、実体化したトラウマを倒し、アートマンとして使役するトラウマイスタになる話。 初期はギャグやラブコメ要素が強かったが、ある回をきっかけに狂気的なダークファンタジーに変貌する。そういう意味では、一部の読者に「トラウマ」を植え付けた作品ともいえる。絵柄も大きな特徴で、コメディーを描いてる時とシリアスを描いている時の書き分けが凄まじく、同じ人物がここまで違って描かれるのかと、ぞっとするものがある。この特徴は次作である「ねじまきカギュー」にも継がれている。本作特有の特徴としては絵画的な表現を多用している点にあるが、これは「芸術家」が題材となっている作品であるからだろう。中盤に中だるみを感じるものの後半の怒涛の展開と綺麗すぎるオチは一見の価値あり。漫画好きなら目を通して欲しい一作。 しっかりとした卓球漫画ニッペン! 大谷アキラにわか地味だけど、そこに恰好良さのある漫画だった。漫画映えする特訓などはなかったが、基礎の反復こそが力になるという地味な王道感を際立たせており、それはそれで良かった。もう少しキャラやエピソードに個性や癖があればなぁとは思った。大ボリューム☆安室好きのための一冊!名探偵コナン 安室透セレクション 青山剛昌少女漫画博士うららかコナンの94巻の中から、安室透だけのエピソードを集めた一冊。 約450ページと漫画にしては分厚い!!! もはやファンブックですね。 ただベルツリー急行など、一部の作品は1ページに"まとめ"として略されて紹介されているので、安室さんが出たシーンが全て収まっているわけではないです。 とはいえ、安室好きにいはおすすめ過ぎる1冊! ファンならぜひとも☆苦境のサンデーを救うかもしれない男名探偵コナン 安室透セレクション 青山剛昌mampuku今年の映画で人気爆発中の安室透。初登場が75巻とだいぶ遅く、ぽっと出のくせにスピンオフにまでなってしまった男です。 コナンって正体不明のまま数十巻引きずるような意味深キャラ多すぎなんで、とりわけ重要人物っぽい赤井あたりとくらべて特別スペシャル感のあるキャラクターだとは本編読んでる限り感じないんですが、そこはやはり映画を観るべきなんでしょうかね。 ちなみに黒ずくめ関係のエピソードに出てくる人たちで一番スピンオフが読んでみたい好きなキャラはキャメル捜査官です 旅に出たくなる一冊Birdman Rally 鳥人伝説 𠮷田聡桂川発起丸何で若い頃にもっと冒険しておかなかったかなぁ~ なんて思うんですけど、このマンガ読むと、 「旅なんて、いつでも出られるんだぜ?」 って背中を押してくれます。 平凡な生活でも、常に闘ってるんだなぁって思わされる気がします。 それと、あとがきが宮崎駿先生ってのも素敵!この作品て1991年~1993年なの?バロン 六田登桂川発起丸六田登先生の作品は『ダッシュ勝平』やら『F-エフ-』やらアニメ化された名作揃いですが、この作品てあんまりメジャーじゃないですよね? でも、内容の壮大さがハンパねぇっす! これを平成初期に描いてたってコトがホントにスゲェ!!『夏のらくがき』あだち充 週刊少年サンデー2017年35号夏のらくがき あだち充名無し夏休みの間だけ、田舎の祖母の家に預けられる中学生男子が主人公。 近所に住む剣道少女に、剣道の勝負を挑むのが毎年恒例となっていたが…。 あだち充をサンデーで見なくなって久しいが、やはり青春恋愛ストーリーを描かせたらピカイチ。 田辺イエロウのデビュー作や投稿作が収録された短編集田辺イエロウ短編集 フェイク! 田辺イエロウ名無し田辺イエロウのデビュー作や投稿作が収録された短編集。それぞれの作品に田辺イエロウのコメントがついている。結界師のプロトタイプ版もある。(結界師・指南之書にも収録されてるとか) 収録されている中で一番古い「闇の中」が一番インパクトあった。「一読しただけでは意味がわからないところが多い」ってコメントがあってまさかそんなことないだろって思ってたら実際急な展開でいつからそうなってたの?ってなった。 どれも世界観とか設定はシンプルなんだけどキャラクターが魅力的で面白い。33年ぶりの完全新作さすがの猿飛 細野不二彦名無しまじかw http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1705/01/news053.htmlすげー好きなボクシング漫画ヘヴィ 村上もとかstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男主人公がボクシングが好きではないんだが、金のためにやる。話も面白いし絵も見やすいし、変な引き伸ばしもなくてもキリのいい感じで終わってる。 この漫画を知ってる人と話すと面白いなって言う話しかでない すげー良い短編藤田和日郎短編集 暁の歌 藤田和日郎starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男美食王の到着は特に藤田和日郎っぽくて好き。 他の短編も面白い金でヒットを生み出すファンタジック野球漫画4番サード 青山剛昌名無しあんまり期待しないで読んだけど結構面白かった 長嶋茂雄って名前だけで4番サードに据えられた男の子がポケットにお金を入れておくとヒットが打てるようになるベイブルースのバットを手にして甲子園を勝ち抜いていくんだけど 「くそう、ヒットを打つためにはバイトをしなきゃ」みたいなことを真面目に言ってたりしてギャグっぽさがあるのに、最後は熱血系でまとめていい感じの短編だった<<12345>>
絵柄もストーリーもBE BLUES!~青になれ~とアオアシを足して割ったような、面白くなりそうな気配しかしない新連載…! 田中モトユキのような、少年漫画らしい白黒ハッキリした色使いと、説得力ある身体動作。 小林有吾のような、顔に細い線を書き込んで表情に迫力を出す技法。 う〜ん、絵がうまい…!! https://twitter.com/shonen_sunday/status/1166546773243904000?s=20 https://websunday.net/rensai/madaminu/ この物語の主人公・ヨウジは、一条龍のように現実的でアシトのように視野が広い。母1人でラーメン屋を切り盛りしているという家庭環境から、2人と違ってサッカーへの想いや進路希望を隠している。 そんな中、先生が母に話してくれたことで、スポーツ特待で入れる強豪校のセレクションを受けられることになり…というのが1話のあらすじ。 創作では嘘をつくときの癖ばかり描写されるので、お母さんの「本当のことを話すとき、頬を触る」という癖はすごく新鮮だったし、愛情が伝わってきてよかった。 第5回の短期集中連載ということで物語全体の完成度はすごく高くなりそう。 冒頭の試合シーンが最高だったので来週のセレクションに期待…!! (画像は第1話より。ここの田中モトユキ感すき)